今更ながらですが、私はピアノが全然弾けない。全く弾けないわけではないけれど、バイエルで言えば、40番まで行った事がない(ピアノを練習するぞーと始めても、2〜30番台で常に挫折)ので、弾けるうちには入らない。歌の伴奏楽器としては、むしろギターの方がお得意な人です。何しろギターなら、アマチュアロックバンドでブイブイ言わせてたくらいだもん…サイドギター専門で(涙)。いやあ、リードギターって、やっぱり難しくってサア(笑)。ま、とにかくギターのバッキングならお手の物な私です。
今回の「ああ、私の愛する人の」は、テンポが揺れまくる、実にMidiとか、カラオケとかでの練習に不向きな曲なのです。やはり、生奏者による生伴奏が必要というわけで、私が考えたのは「だったら、ギターで弾き語りをしちゃえばいいじゃん」という事。どうせ、この曲「積み木の部屋」だし…(大笑)。
そこで、楽譜にギターコードを振ってみました。
いやあ、難しいわ。というか、この曲のコード進行、難しすぎ。とりあえず、一通りコードを付けたところで、キング先生に確認してみたら、やっぱり直された(笑)。普通の弾き語り用のコードではなく、やはり分数和音を使わないとダメ、みたいな事を言われました。そりゃそうだね、クラシック音楽だもん。
ちなみに今日の奴は、最初の方こそキング先生の直してくださったものを採用しましたが、途中からは、キング先生のやり方を参考に、私がベース音を考慮に入れ直して、改めてコードを付け直してみたものです。だから、間違ってても勘弁してね。
もっともキング先生からは「このコード進行では、ギターで弾くのはたぶん無理です。その無理を無理やり押し通しても、歌の伴奏としては、あまり良くないでしょう。むしろ、ギターはやめて、ベース音だけを拾って、それを伴奏にして歌った方が、ずっと歌の伴奏としてはいいと思います」とアドバイスをいただきました。
実は私、ベースギターも弾くんだよね(笑)。サイドギターほど上手じゃないけれど、普通にロックバンドをやるには十分なくらいは弾けるよ。
てなわけで、改めてこの曲のコード進行をながめてみると、たしかにギターであまり弾きたくないですね。難しいコード進行を簡単するためのカポタストの使用は、個人的に好きではないしね。エレキギターも弾く私なので、カポタストの使用は潔しとしないのですよ。
という訳で、せっかくコード付けたものの、私も使いそうにないのですが、このままお蔵入りにしてしまうのも、もったいないので、アップすることにしました。
しかしコードって便利だね。私は五線の譜面が読めないので、ピアノ譜を見ても、ちんぷんかんぷんですが、コードで書くと、和音の動きがよく分かる。ああ、なるほど、こんなふうに和音が流れていたのだなと分かると、歌うときも歌いやすい気がします。
ではさっそく、私がコードを付けた「O del mio amato ben(ああ、私の愛する人の)」です。
ちなみに“A♭”って、Aとフラットの二文字ですよ。心配なのはフラットの部分がネットだと文字化けしていないかなって心配。変な文字が見えても、それはフラットのつもりなので、そのように解釈してください。
“A♭/G♭”は分数和音です。通常のバンドなら、ギターがA♭を弾き、ベースがG♭を弾くという和音ね。ピアノだったら、左手がG♭で右手がA♭です。弾き語りだと、親指でG♭を弾いて、残りの指でA♭を弾きます…って、だから分数和音は弾き語りには向かないのよ。コードのフォームも、そのために自分で考えないといけないしサ。
あと、ズレていないかなあ…ちょっと心配。本当はPDFでアップするのが正解だろうけれど、できるだけ簡便な方法と思って、こんな形にしました。
それと、1番だけアップします。だって、2番のコード進行は、1番の繰り返しだもん。これを参考にしてください。あと、歌の練習にはいらないので、イントロと感想はなしです。
A♭
O del mio amato ben
A♭/G♭ D♭ Cm B♭9 A♭
per------duto inca-------n-to!
A♭/C D♭
Lungi e dagli occhi miei
A♭/B♭ A♭
chi m'era gloria e vanto!
E♭/G B♭7/F E♭ A♭
Or per le mute stanze
Gm Fm C/E E♭7
sempre la cerco e chiamo
Cm/A♭ E♭/G A♭ D♭ A♭
con pieno il cor di spera---n--ze…
C/A♭ D♭ B♭m
Ma certo invan, chiamo invan!
A♭ A♭/B♭ A♭
E il pianger m'e si caro,
A♭ E♭ A♭
che di pianto sol nutro il cor.
どないだす?