2009年03月13日

気が遠くなって、いつのまにか眠くなります

 ほんの少し前まで、私は、こと呼吸に関する限り、フルート演奏は声楽と比べて、格段に楽で、余裕でできるとばかり思ってました。でも最近、それはちょっと違うと思うようになりました。そして、声楽とフルートは、大変さの方向が違うだけ、同じように大変なのだと思うようになりました。

 呼吸に関して、とりわけ酸欠に関しては、声楽では、やっている最中に酸欠で苦しみます。呼吸の練習をしている、その場で、手足が冷たくなったり、めまいがしたり、集中力に欠けるようになったり、挙げ句の果て、立っていられなくなったり、意識が飛んだりと、まあ、ダイナミックに酸欠を堪能できるのですが、フルートでは、そういう事がないのです。

 ですから「フルートは楽」なんて言ってたのですが、どうも違うみたい。フルートでの酸欠は、そういう“苦しい”方向ではなく、眠くなる方向に出てきます。

 眠くなる? そうなんですよ。さっきまで元気だったのに、例えばソノリテをやると、その練習の終わり頃には無性に眠くなっている自分がいるんですよ。眠くて眠くて、どうにもならないくらい、それ以外はどって事ないんですけれど、払いきれない眠気におそわれます。

 ソノリテだけではありません。アルテであれ、スケール練習であれ、ロングトーン系の練習がそれなりに続くと、必ず眠気が襲ってきます。

 そう、フルートを真剣に吹くと、気が遠くなって、だるくなって、眠くなるのです。これも酸欠の症状ですよね!

 いやあ、フルートも声楽に負けず劣らず、呼吸という面では、やはり大変です。今まで「フルートは楽」なんて言って、ごめんなさい。フルートにせよ、声楽にせよ、呼吸はきちんと鍛えていかないとね。

posted by stone at 05:24| Comment(6) | TrackBack(0) | フルートのエッセイ