2009年09月10日

下れるけれど、上がれない

 声の話です。

 いやあ、いつも不思議に思うのだけれど、声って音程を上昇していくのが難しい。下降するのは比較的簡単なんだけれど…。あ、簡単すぎて、下がりすぎてドンドン音程がぶら下がったりするのは、また別の問題だけれど。

 それにしても上昇していくのは、難しい。ちょっとずつ、ちょっとずつ、無意識にノドを締めてしまうからなんだろうなあ。あと、頭声にスムーズにつなげていくのが難しくて、下から行くと、どこかで天井にぶつかってしまうからなんだと思う。

 天井にぶつかって出なくなった音も、仕切り直して、いきなりその音から歌い始めると、まだ余裕を持って上にいけたりします。ううむ、完全にどっかを間違えているんでしょうね。

 あと、長年の癖で、音が高くなって、ノドが閉じてしまうと、それを力業で開けようする自分がいます。これはとても悪い癖で、力業で開けるのでなく、最初から閉じないように脱力して歌わないといけないのに…ね。

 フルートもそうだけれど、高音が出ないからと言って、勢いをつけて息を吹き込んでも良いことはない。息を思いっきり吹き込んだからと言って、高音が出るわけでもなく、大抵はスーピースーピーと息が出るだけだし、よしんば何とか出たとしても、ギャーって感じの聞き苦しい音。肝心なのは、音の出るポイントをきちんと見定めて、そこへ軽く息を入れてあげて、響きで鳴らす音、これが最高。でも、難しい。

 その点、降りていく方は、基本的に弛めていくわけだから、これは簡単。本当は、弛めずに降りていくのが理想なんだろうけれど、ついつい人は楽な方に流れてしまうわけで…。で、楽すぎて音程がぶら下がったりするわけよ(涙)。

 要は、歌うときは、低音でもきちんと緊張をして、高音でもきちんと脱力していければ、良いのだけれど、実際のところは、なかなか難しいのですね。

 緊張と脱力。本当に難しいです。必要なところで緊張できずに、必要なところで脱力できずに…。本当に自分の体なのに、ちゃんとコントロールできません(涙)。

 しかし、いつになったら、発声の悩みは終わるのだろうか…。

posted by stone at 05:22| Comment(9) | TrackBack(0) | 声楽のエッセイ