2009年09月12日

金魚すくいの金魚って、どんな金魚

 今日は、私があっちこっちで見聞きした事を、私なりにまとめて書いてみます。

 金魚って、琉金とかランチュウとかデメキンとか和金とか色々いますし、見かけも性格もそれぞれで、全く違う種類の魚に見えますが、実はあれ全部一緒の“金魚”という魚です。その金魚に品種改良を徹底的に加えて、あれだけのバリエーションを作り出したのは、人間の技というやつです。

 金魚の元々は、ヒブナ(緋鮒)という魚なのだそうです。ヒブナ?…そう、真っ赤なフナです。いわゆる赤い和金がほぼソレです。

 金魚は品種改良で作られた魚です。だから、琉金を繁殖させようとして、琉金同士を掛け合わせて子どもを生ませると、生まれてきた子どもは、琉金と和金とその中間っぽい子の三種類が生まれてくるそうです。これが、琉金じゃなくて、デメキンでもそうで、デメキンとデメキンを掛け合わせると、デメキンと琉金と和金と、それぞれの中間的な特徴をもった子が生まれてくるそうです

 つまり、金魚は、どの金魚であれ、繁殖のたびに和金が生まれてくるそうです。ま、いわゆる、先祖返りってやつですね。統計的に言えば、回帰現象って奴です。

 なので、金魚は生まれてきたときに、大雑把に四つの等級に分けられるそうです。たとえば琉金を例にして話すと、「琉金の特徴をそなえた美しい個体(完璧な琉金:Aランク)」「琉金の特徴はあるけれど、どこか体のバランスが悪い(だいたい琉金:Bランク)」「ほぼ和金(先祖返り:Cランク)」「体のバランスがかなり悪い、または体に障害がある(Dランク)」なんだそうです。

 もちろん、ランクによって出荷先が変わります。Aランクの金魚は、品評会などへの出展も可能なので、金魚専門店に出荷され高額で買われていきます。Bランクの金魚は、普通にペットショップやホームセンターに出荷され安価で売られます。Cランクの子たちは、熱帯魚専門店に出荷され、肉食の熱帯魚たちの生き餌としてタダに近い値段で販売されます。Dランクの子は、普通は処分です。

 金魚の世界もなかなか厳しいものです。

 では、金魚すくいの金魚たちは、どのレベルかと言うと、ほとんどがCとDの子たちです。つまり、和金と体のバランスの悪い子と障害のある子たちです。それにほんの少しのBランクの子たちが、客寄せのために混ざります。

 この中で、体のバランスの悪い子は、往々にして弱い個体ですから、自宅で買い続けるのは難しいでしょうね。でも、和金の子は、だいたいが先祖返りなので、むしろ個体としては強い子です。障害のある子は、障害の種類にも寄りますが、案外元気なものです。

 と言うわけで、金魚すくいで元気な子を入手したければ、和金を狙うのが一番確実でしょう。少なくとも、和金の子たちは健康な子たちです。

 ちなみに、我が家の金魚たちは、カエデ・チヅル・キッカ・サツキは金魚専門店から購入した、いわゆるAランクの子たちです。高かったです(汗)。でもブニョは金魚すくい出身で、左の尻ヒレが矮小化している障害魚なので、Dランクの子です。で、一番大きく成長し、一番元気よくて、一番水槽でブイブイ言わせているのが、障害魚のブニョだから、金魚の人生も分からないものです。

 たぶんブニョは障害さえなければ、特Aクラスの金魚だと思います。なにしろ、目がふさがるくらい、立派な肉瘤がありますからね。あれは相当、立派な子なんです。それにブニョは、金魚すくい出身とは言え、一回400円の“高級”金魚すくいの出身なんですよ。

posted by stone at 05:27| Comment(6) | TrackBack(0) | 金魚