表題のとおり、今月はいつもよりも短めです。と言うよりも、今月はあまりコメントを書いていないような気がする。なぜか毎日が忙しくて、気合を入れてコメントをするという事がなかったんだねえ。正直言うと、自分のところの記事を書くだけでアップアップでした。記事を書くのがアップアップと言っても、ネタ切れではなく、時間不足ね。ブログは生活に支障がない範囲でやっている趣味ですから、こんな感じで、たまには、ちょっと力が抜けてしまう時もあると言うことで…ご勘弁を。
子音をつけてフルートを吹く
タンギングの話です。
笛先生はよく「フルートを吹くのは、歌うのと同じ」と言います。
実は私、フルートを吹く時、息を吹き込むって感覚があまり無いです。だから、言葉では「フルートを吹く」と書きますが、自分の感覚では「吹いている」という感覚はあまりありません。
では、どんな感覚でフルートを吹いているのか言うと…ウィスパーヴォイス(“ささやき声”みたいなもの)を使って、スキャットをやっている感覚?で、歌うように吹いてます。具体的に言うと、母音は無しで、子音と息だけで歌いながら、フルートを吹いているような感じです。お分かり?
だから、タンギングをしているんだけど、タンギングをしているという意識はあんまりないのです。そして、タンギングの種類も色々と無意識に変えているのだけれと、それって、曲調に応じて(気分で)子音を変えているからです。で、子音の選択を間違えると「タンギングが強い」とか「タンギングが甘い」とか言われます。
私は歌うときは、基本レガートなんですよ。だから、私の場合、フルートを吹く時も、無意識だと、タンギングなしの全編タイやスラーのオンパレードになってしまうのは、そういう理由だからです。
私には先生がいます
「独学でも素晴らしい演奏をする人はたくさんいる」
これはよく耳にする言い訳(?)ですね。確かに独学でも素晴らしい演奏をする人はいますし、独学で大成した人もいますね。“たくさん”と言うと???と思いますが…。
日本のフルート界では吉田雅夫氏が独学だったと思います。で、独学なのに、N響の首席奏者になったり、芸大の教授になったんだから、すごいですね。
でも、吉田氏は天才だったんだと思いますよ。確かに独学でも素晴らしい演奏をする人はいるだろうけれど、その数を遥かに上回る数の「独学で結局モノにならなかった人」がウジャウジャいると思います。
発想を逆転して「素晴らしい演奏をする人の中に独学の人はどれだけいますか?」と質問にしたら、少なくとも、クラシック関係では皆無になっちゃうと思いますよ。ジャズやポピュラー関係でも半数以下、おそらくは3割もいないと思います。
独学だとモノにならない理由は…独学ではどうしても厳しさが足りないんですよ。だから、自分にかなり厳しい人でないと、乗り越えられない壁の前で座り込んでしまうのです。先生がいる人なら、どんなに厳しい壁でも乗り越えないと、先生の手前マズイじゃないですか? それに先生だって、必死になって壁を越えるお手伝いをしてくれるし…。そこに、先生のいる人と独学者の違いがあるんだと思います。
少なくとも、私の場合、先生についていなかったら、歌もフルートもとっくに辞めていると思うし、仮に独学で頑張っていたとしても、今のレベルまでは、到底、到達してないと断言できます。だから、私の場合は、独学ではなく、先生について学んだのは、正解だったと思います。
今月の歌曲
オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア作曲:O sole mio)
私を泣かせてください(ヘンデル作曲:Lascia ch'io pianga)
伯爵とスザンナの二重唱(モーツァルト作曲「フィガロの結婚」より)
恋ゆえにわが心君を(ボノンチーニ作曲:Per la gloria d'adorarvi)
恋心苦しく(ガスパリーニ作曲:Lasciar d'amarti)
歌曲が全然増えませんね。それには理由があって、実は今の私は、コンコーネ50番にゾッコンだからです。毎日コンコーネを歌ってます。日によってはコンコーネしか歌わない日もあります。へへへ。
今月のフルート
イパネマの娘(The Girl From Ipanema)
悲しき慕情(Breaking Up Is Hard to Do)
恋はみずいろ(L'amour Est Bleu)
愛は夢の中に(I Won't Last a Day Without You)
P.S.アイ・ラブ・ユー(P.S. I Love You)
愛はきらめきの中に(How Deep Is Your Love)
ゴッドファーザー/愛のテーマ(Speak Softly Love)
アルフィー(Alfie)
おもちゃの交響楽
ここにあげたものは、いずれもレッスンに持っていこうと思って準備している奴です。最近は、全くの遊び吹きでフルートを吹くことが無くなりました。なんか余裕がないのよね、フルートにも人生にも。ああ、忙しいですわ。
今月のお気に入り やぎさんゆうびん
まずは見てください。
いいでしょ、これ。その昔、NHK教育でやっていた「ハッチ・ポッチ・ステーション」の中の人気コーナー「What's Entertainment?」の中でやっていた、グッチさんの童謡替え歌コーナーの一つです。こんな感じで、洋楽を元ネタにして童謡を歌ってました。当時は、このコーナーが大好きで…ねえ。「DVDになんないかな〜」とか思いながらも、結局、このコーナーの映像が発売されることはありませんでした。たぶん、権利関係がクリアできなかったんだろうね。桑田佳祐の「音楽寅さん」でも、洋楽の部分は権利関係が難しくて、DVD化の時は、数曲オミットしたそうですからね。
でも、CD化はされてます。もう廃盤で入手不可能ですけれど(汗)。
お分かりと思いますが「やぎさんゆうびん」の元ネタは、マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」ね。これ、ビート・イットのプロモを知っていたら、大受けですよ。
私は本当にこのコーナーが好きでしたので、ええい、もう一曲、紹介しちゃいます。こっちはクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を元ネタにした「犬のおまわりさん」です。いいでしょ、強引で(笑)。
こうやって、本気になって子ども番組を作っている人って、とっても尊敬します。子どもって、子供だましに敏感なんだよ。もちろん、こんなパロディ、子どもは元ネタを知らないから、大人のようには楽しめないけれど、それでも真剣に何かをパロっているってのは伝わるもので、子どもは子どもなりに楽しんでいたと思います。
やっぱ、もう一曲、紹介しちゃえ。最後の最後はビートルズメドレーだよ。
まだまだYouTUBEには、グッチさんの替え歌洋楽が転がってます。「ハッチ・ポッチ・ステーション」のキーワードで検索すると、他にも色々出てきます。もしよかったら、他の曲も見てください。
今月の金魚
特に何も目立った事はありません。転覆が一匹いるだけで、あとはみんな元気です。
今月のひとこと
私のささやかな贅沢。それは「フルートを二本持っている事」、それに加え、それらのために「フルートスタンドも二つ持っている事」。うう〜む、贅沢だな。セレブな道楽だな(笑)。(2010年2月24日〜3月1日)
修理に出していた腕時計が戻ってきました。外装のフレームと内部モジュールを交換したそうです…って、それじゃあ、アームバンド以外の交換ってことじゃん。つまり「新品と交換しました」ってことね。でも、新品を新たに購入するよりも、全然サービス価格の修理代だったので、私は満足してます。私は金属アレルギーがあるから、チタンボディか銀時計、金時計以外の時計は使えないので、新品を買うとなると、どうしてもお高くなってしまうので、修理できて良かった良かった。(2010年3月1〜4日)
はたと気がついたこと…それは、近所の新聞屋さんが軒並み廃業している事。そうか、みんな、新聞読まなくなっちゃったんだね。かく言う私も新聞読まないけれど…。昔は、牛乳と新聞は朝の二大配達だったんだけれどね…。そのうち、新聞はコンビニで買うものになるのかしら?(2010年3月4〜5日)
右欄下に、ピアニカのブログパーツを貼ってみました。これは自分のためです。相対音感のソフトで勉強中、間違いなどをその場で確認したいと思ったので、その勉強のために貼ってみました。これはFlashなので、MIDIとぶつからないのでうれしいのですが、問題は音色と音量。このブログパーツ、音色が汚い(ピアニカだから仕方がない?)し、音量調整ができないので、うるさい。なので、使う度毎に、ちょっとブルーになってます。でも、スペース的にはグッドなので「あちらを立てればこちらが立たず」です。本当は、このくらいの大きさで、音量調節ができて、聞くに耐える音色のブログパーツがあったら、うれしいです。そんなブログパーツをご存じの方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。(2010年3月5〜7日)
フルートの掃除用にガーゼハンカチを買った。5枚で300円だった。日本製にこだわらなければ、280円で10枚というのもあった。この値段だったら、洗濯などせずに、使い捨てでもいいんじゃないって思いました。ちなみに、白手袋は1組で300円だった。ガーゼハンカチに比べれば、お高い気もしたけれど、日本製だから良い事にしました。(2010年3月7〜10日)
せっかく右欄下に貼り付けた、ピアニカのブログパーツですが、やはり縦型は使いづらいので、止めました。今度は、ウェブページに横長のフローティングタイプの同じピアニカのブログパーツを貼ってみました。今度のブログパーツは普通に横置きですし、今までのものより使いやすいかなって思います。おまけにフローティングタイプだし。ええと、右下「ウェブページ」の「ピアニカ」をクリックすると、当該ページに行ける様にしてあります。もしよかったら、私以外の方もお使いください。(2010年3月10日)
「鎌倉の八幡様」こと、鶴岡八幡宮の大イチョウが倒れました。源実朝を暗殺した公卿が待ち伏せをした、あのイチョウの木ですよ。樹齢だって、軽く1000年はある、ご神木ですよ。ああ、まがまがしい。時の為政者に対して、天が怒っておられるのかもしれない。日本国を、日本人を、亡ぼすつもりか〜って! ヤバイっすよ、まじ、ヤバイッすよ。元のニュースはこちら。 (2010年3月10〜17日)
ラ・フォル・ジュルネのフレンズ先行販売の結果が出ました。今のところ、3勝1敗です。次はフレンズ販売と一般販売と、チャンスはまだあと2回あります。次も勝負です。結果が出揃ったら、ブログに書きます。(2010年3月17〜18日)
今頃知ってビックリしているのですが(情報が古くてごめんなさい)、フルーティストの佐藤昌子さんが2月19日に亡くなられたそうです。「ザ・フルート」で「あっこの楽しく、読んで、吹いて」という連載を始めたばかりでしたのに…。全然知らない方ですが、連載を楽しみに待っていた身としては、驚いております。ご冥福をお祈りいたしております。私は、こちらのサイトで知りました。(2010年3月18〜22日)
昨日、歌の練習中に張り切って、高いAを出したところ、その瞬間に腰がグギっ!って言いました。ああ、怖かった。あんまり怖いので、その日の練習はそれで終わりにしました。(2010年3月22〜24日)
バイロイトの総監督であった、ウォルガング・ワーグナー氏が、バイロイトの自宅で、現地時間の3月21日に亡くなられたそうです。90歳だったそうです。作曲家のワーグナーの孫に当たる方で、バイロイト音楽祭の監督として兄にあたるヴィーラント・ワーグナー氏ともども有名な方でした。ああ、すべてのオペラファンの憧れの、バイロイトのドンが亡くなったわけで、感慨ひとしおです。ご冥福をお祈りします。ところで、現在のバイロイトは誰が仕切っているんだろ?(2010年3月24〜27日)
今月はこんなところです。じゃあね。