さすがに10月も末となると…秋ですね。ついこの前まで「暑い、暑い」と言っていたのが嘘のように感じられます。空気、ひんやりしてますよね。思わず“暖房”を入れてしまいそうになります(まだ我慢してます)。
大学の受験勉強にまつわる事
昔々学生時代に、教科書ガイドを執筆していたすとんです(笑)。
教科書は教師の授業のための教材ですから、独学には全く向きませんし、実際不親切な作りになっています。教科書ガイドは、生徒が授業の予習復習の手間を省略するために作られた副読本ですから、これもまた独学には向きませんし、第一、編集が十分に行われているとは言えないので、間違いや不適切な解説などが山盛りですので、あくまでもガイドで予習、授業で訂正…と言うのが正しい使い方だろうと思います。
独学をしたい。または、授業の先取りとか、授業よりも高度の内容を学習したいと言うのであれば、ありきたりな解答になってしまいますが、大手出版社の学習参考書の利用と予備校系の受験問題集の活用、この二つの併用が良いと思います。
大学の入試問題って(対外的に秘密ですが)最近は予備校が下請けで作成しているところも多くあります。そういう学校の問題は教科書の範囲をしっかり守って作られているので問題ないのですが、昔ながらに大学の教授たちが試験問題を作っているような大学は、平気で高校の学習範囲を逸脱した問題を、今でも作っています。
私は、ひょんな事から、いくつかの大学で、大学の作問委員の方々に、その大学の入試問題の問題点をご指摘させていただくという役割を、数年間やらせていただいた事があります。指摘した翌年は、指摘した点について注意して作問してくださいますが、数年たって、作問委員会のメンバーが変わってしまうと、また、元の木阿弥なんですね。
なので、受験を考えた時、高校の授業だけでは、やっぱり不十分なんです。そこに受験産業が入り込む隙間があるわけなんですが、それは大学が独自の入試問題を作成している限り、決して無くならない課題なんだと認識しています。
なので、各大学独自の問題をやめて、大学入試を資格試験化(つまり、現行のセンター入試の拡大路線ですね)すれば、教科書の学習だけで十分になりますが、そうなると、受験産業そのものが潰れ、多くの失業者が生まれてしまうので、そんなに簡単な問題ではないと思います。
日本の、国連常任理事国入り問題に関して
日本の常任理事国入りに賛成の国は、実はたくさんあります。ですから採決を取れば、日本の常任理事国入りは、簡単に承認されると考えている人々は大勢います。しかし現実的には、日本の常任理事国入りは、現時点ではありえません。
と言うのも、問題は、現常任理事国(アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中華人民共和国)の拒否権ってヤツです。かの国々のたった一国でも拒否すると、会議で議決された事も、その承認が取り消されるというシステムが問題なんですね。そういう点では、国連というのは、全く民主的ではなく、現常任理事国の独裁的構造になっているわけです。
要するに現常任理事国たちが「生意気な東洋人を常任理事国入りさせたくない」とか「アジアの盟主は中国一国で十分」とか思っている限り、日本の常任理事国入りは不可能なんです。これは理屈ではなく感情の問題なので、これを突破するためには、ロビー活動(はっきり言えば、袖の下の活用)が不可欠ですが、日本は、変に潔癖なので、ロビー活動で賄賂をばらまいたりとか、ハニーなお接待とかをしないので、まあ常任理事国入りなんて、無理無理なんですよ。
おまけに、未だに敵国条項ってヤツもあるしね。そのおかげで、いつでも中国は日本を軍事的制裁をしても良いことになっている…そうなんだよね、なんだかね。国連なんて、信用しちゃダメなんだと思うよ。
通称の使用について
ネットの本場であるアメリカでは、皆さん、本名(お役所等に登録してある氏名)での発言が基本で、通称(ハンドルネームとかペンネームとか源氏名とか、そういう本名とは別の呼び名)の使用は、あまり多くないそうです。
一方、中華&朝鮮系の人たちは、ネットのみならず、リアルな世界でも、本名なんて使わずに、平気で通称で生活しています。
日本もリアルな世界では、通称の類は使わないにしても、リアルな社会生活の中で本名を(とりわけフルネームで)呼び合う事って、案外少ないんです。互いに呼び合うにしても、その人の肩書(課長さん…とか)であったり、所属(営業さん…とか)であったり、屋号(越後屋さん…とか)であったり、家族関係(お母さん…とか)であったりしますし、親しくなればなるほど、その度合が強くなっていくと思います。また、そのような肩書っぽいモノがない人であっても、本名の一部(大半が苗字)を呼ぶに留めます。
公の場での実名の使用を避けるのは、アジア的な文化の一つの特徴かもしれません。
あと、本名を使用しない理由の一つに、嫉妬の問題も避けて通れないかもしれません。
私、若い時に、雑誌に連載していたり、本を何冊か出していますが、最初は本名で書いて出版していたのですが、職場での嫉妬が半端なかったので、やがてペンネームを使って出すようにしました。他人からの無用な嫉妬を回避するためですが、ペンネーム使用以来、私の周囲は穏やかになりましたよ。なので、通称の使用も生活の知恵と言えなくもないです。
ん? って事は、中華&朝鮮系の人がやたらと通称を使いたがるのは、本名ではトラブルを起こすことが多いので、それを避けるためなのかな? かな? かな? しかし、本名だとトラブルが起こるって、どんな状況なんだろ?
情報化社会になっちゃったわけで…
昔は単純で良かったと思います。事実なんて、新聞テレビ等のマスコミが報道するものだけでしたからね。今は、マスコミも平気で嘘つくことが分かったし、かと言って、ネットは玉石混交で、虚実入り混じりだし…。最終的に信じられるものは、自分の情報リテラシーというフィルターを経由した一部の情報ぐらいになってしまいました。
今や、無知は怠惰の証明にしかなりえない時代になりました。ほんと、生きづらいったら、ありゃしない。
まあ、情報は生き物ですから。時々刻々とその姿を変えていくわけだし、その過程で、どんなふうに利用されるかも分かったものじゃないです。
ネットなんて、用心深いに越したことはありませんが、用心深いだけでは、得るものは何もないわけで、得るものがないなら、最初っからやらなきゃいいわけです。じゃあ、ネットなんてやらなきゃいいじゃないか…と言うと、そういうわけにはいかないのが、21世紀の日本です。
たとえば、昔は、中国は理想の国家で、南北朝鮮は素晴らしい国々だと思っていました。もちろん、そこに住む人たちは、我々日本人とは違って、素晴らしい方々ばかりだと、真面目に信じていました。
今や、そんな事、日本人の誰も信じていません。いやむしろ、かの国々のイメージはかつてとは真逆のベクトルになってしまったかもしれません。
昔は国家レベルで「我々は素晴らしい」とマスコミ向けにプロパガンダをぶっ放しておけば、それを信用してもらえたけれど、今や多方面から色々な情報が飛び交ってしまう時代となり、プロパガンダが何の役にも立たない時代となりました。
先の仁川で行ったアジア大会なんて、それが顕著だったわけで、あっちこっちでズルい事ばかりやってしまった韓国だけれど、昔なら、そんな事はマスコミからは報道されなかったのでイメージダウンにはならなく、むしろ「ああ、やっぱり韓国は素晴らしい国だ」となり、国威発動の良いチャンスになったわけだけれど、今は色々な情報がダダ漏れなので、韓国がどれだけズルく、大会運営もひどかった事がまるわかりになってしまいました。
きっと、2018年に開催される、平昌での冬季五輪は、以前韓国で行ったソウル五輪のようにはならないでしょう。いや、むしろ平昌での冬季五輪を契機に、韓国はさらに国際的な信用というのを失ってしまうかもしれません。
それが21世紀の情報化社会の実情ってやつだね。
今月のお気に入り ミュージカル『レント』
ミュージカル『ミス・サイゴン』が、オペラ『蝶々夫人』を原作としているように、ミュージカル『レント』は、オペラ『ラ・ボエーム』を原作とするミュージカルです。もっとも『レント』は『ミス・サイゴン』ほど日本じゃ有名ではありませんが、じゃあ大したこと無いミュージカルなのかと言うと、決してそうではありません。実はブロードウェイでは『ミス・サイゴン』よりも『レント』の方が、上演回数も多ければ、上演期間も長かったんです。つまり、ミュージカルの本場では『レント』の方が評価が高いのです。
私も『レント』の評判はかねがね聞いていましたが、なかなか実際に見るチャンスがありませんでした。何しろ、日本ではなかなか上演してくれないミュージカルですからね。
ミュージカルというものは、かなりヒットしても映像化される事はあまりありません。ですから、有名な作品でも、その道のオタクで無い限り、聞いたことも見たこともない作品って、結構あるわけです。『ミス・サイゴン』なんて、そういう映像化されないミュージカルの一つです。
では『レント』もそんな映像化されていな作品なのかと言うと、違います。『レント』は映像化されています。実際の舞台上演を収録したもの(ライブビューイングみたいなものですね)と、映画化されたものの二種類のDVDが発売されています。ですから『レント』に関する限り、たとえ日本での舞台上演を見るチャンスがなくても、自宅で気軽に見ることが可能なんですよ。
左側が舞台上演版、右側が映画版です。
さっそく、舞台上演版の『レント』を入手して見ました。いやあ、すごかったです。素晴らしかったです。もっと早く『レント』を知っていればよかったと思いました。あまりに気に入ったので、すぐに映画版も入手したくらいです(でもまだ時間がないので、見てない:涙)。
確かに『ラ・ボエーム』の20世紀版というのは嘘ではないでしょう。まさにあの物語なんです。ただし、時代が違うといろいろと変わるわけです。若者たちの職業や彼らが住む場所が異なるのはもちろんですが、若者の数も変わります。原作のミミにあたる人物が、ミミとエンジェルの二人になります。ゲイもレズもいれば、エイズもヤク中もいるわけです。なんでしょうね、この混沌ぶり。
『ミス・サイゴン』が『蝶々夫人』よりもだいぶエグい話になっていましたが、この『レント』のエグさは『ラ・ボエーム』とは比較になりません。『レント』はエグいです。これが20世紀のアメリカの若者のリアルな生活なんだと言われれば、その通りなのかもしれませんし、それだけ現実はエグいって事なのでしょう。
『レント』はなかなかよく出来たミュージカルだと思います。なのに何故、それほどメジャーな作品ではないのかと言うと、やはりプロモーション力が弱いのかもしれません。なにしろ、作者がすでに他界していますから、この作品は成人前に親に死なれた子どものような存在の作品とも言えます。
『レント』の作者であるジョナサン・ラーソンは『レント』のブロードウェイ初日の未明に死んでしまった人…なんだそうです。つまり、彼は本番の舞台を見ずに死んでしまったという事になります。35歳だったそうです。死後に『レント』によって、トニー賞のミュージカル作品賞、ミュージカル脚本賞、オリジナル楽曲賞と、ピューリッツァー賞(戯曲部門)を受賞しています。ほぼ、この作品でのみ名前を残している人なんですね。でも、いくらすごい人と言っても、すでに死者なんです。彼が自分の作品を売り込む事は、もはやありえないのです。
そのため、作者が他界してしまった作品が世に残って普及していくためには、作者に代わるだけの愛情を持ったファンが業界内にいないといけないわけで、そういう点では『レント』は多くの業界人たちに愛されてきた作品であって、そんな作品がつまらないわけないのです。
でも『レント』は、日本人にはハードルが高い作品であるのも事実です。同性愛とかエイズとかヤク中とか貧乏とか人種問題とか…なかなか日本人には厳しいテーマです。日本人って、劇中に毒のある作品を好まないからなあ…。
さらに『レント』は(映画版では違うそうですが)全編すべて歌なんですね。セリフというのがほぼ無くて、すべてが歌で進行していくミュージカルです。セリフがない…というのも、日本人には厳しいですよね。
というわけで、日本では馴染みのないミュージカル『レント』ですが、ミュージカル作品としては、実になかなか素晴らしいですよ。是非ご鑑賞あれ。
今月の金魚
今月の中旬あたりから、ホノカが丸くなりました。プクプクになりました。病気じゃないかと心配しています。
今月のひとこと
カストラートという存在は、時代の徒花であって、とても残酷な存在であったと思うけれど、でも彼らのために多くの素晴らしい曲が書かれたのは事実です。今、カストラートが全滅しているために、それらの曲を本来の姿で我々は享受できないわけです。所詮、カストラートの曲を、メゾソプラノとかカウンターテナーが歌ったところで、それはチェンバロの曲を現代ピアノや電子オルガンで弾くようなもので、どう考えてもバチモンにしかなりえません。かと言って、カストラートを再び作り出すわけにもいかず、仮に作ったとしても、往年の名カストラートほどの実力が備わっているとは限りません。失われてしまったものを嘆いても、仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでも私はカストラートの声を惜しみます。ちなみに私は、最後のカストラートとして録音が残っているモレスキの声を、カストラートの代表例としては考えたくないです。彼はあくまでも最後の希少な存在としてのカストラートであって、カストラート自体がありふれた存在であって、その中から実力でのし上がってきた名歌手というわけではないからです。はっきり言っちゃえば、モレスキは貴重だけれど素晴らしくはないカストラート…と私は考えているからです。(2014年9月28日〜10月3日)
韓国は反日だから、仁川(インチョン)で行われているアジア大会も、日本チームにヒドいことをやり続けるだろうなあと思っていたけれど、韓国は日本だけでなく、インドや中国、インドネシアや、モンゴルも、色々とやられているようですね。こんなにズルい国に、次の冬のオリンピックを任せても大丈夫なの? いや、ダメでしょ。ほんと、選手が可哀そうだよ。(2014年10月3〜6日)
台風、すごかったなあ。避難勧告が出ちゃったらしいけど、避難しなかった。いやあ、だって、避難所に行くのが大変だから、自宅にいる方が安全かな?なんて思っちゃったんだよね。(2014年10月6〜11日)
ええと、にほんブログ村のランキングで「大人の音楽活動」「フルート」「声楽」の三つのランキングで同時に第1位になりました(10月11日午後8時現在)。おそらく、長続きはしないでしょう…ヘタすると、12日になってしまうと、また順位が転落してしまうかもしれない(特に「大人の音楽活動」は1位を取るのが難しいです)ので、記録のために書いておきました。いやあ、三冠はうれしいです。ほんと、うれしい。(2014年10月11〜17日)
産経新聞社の前ソウル支局長の韓国からの出国禁止状態(事実上の軟禁状態)が、三ヶ月延長となったそうです。支局長に対する軟禁は、2014年8月7日から始まっています。さらに三ヶ月延長された事で、来年の1月15日まで続くことになりました。韓国では『基本的人権』と『報道の自由』は、尊重されないのでしょうか? さらに支局長の罪状は名誉毀損という事らしいです。先日、産経新聞社のソウル支局前で行われたデモで、日本の総理大臣と産経の前支局長のお面をかぶった人が土下座をした上に、周囲の韓国人から足蹴にされるというパフォーマンスを、韓国のマスコミは世界に向けて報道していましたが、これって日本国とその総理大臣、前支局長に対する名誉毀損にはならないのでしょうか? 『愛国無罪』とか『反日無罪』とか叫ばれる韓国ですが、これが民主主義を奉ずる法治国家が行っていると思うと、寒気がします。(2014年10月17〜26日)
ようやく日本ブログ村が正常化したようです。一時期、システムがおかしい状態になっていて、一部ブログのポイントが反映しなかったらしく、なんか変なことになっていたようです。実は当ブログもポイントが反映しなかったブログの一つで、一時期ブログ村のポイントが変な事になっていました。それも、時期がちょうどクラシックコンサートの結果報告のあたりでして、あの頃の記事のポイントがゴッソリと抜けちゃいました。本番関係の記事だとブログも盛り上がるのに、それが丸々抜け落ちたよう…なんか、がっかり。(2014年10月26〜29日)
今月は以上です。よろしくお願いします。
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