いやあ、ほんと、急に寒くなりましたね。なんか、ここんところ、毎年、そんな事を言っているような気がします。季節が、夏から急に冬になってしまった感覚です。もう少し秋を楽しみたいですよ。昔の人は、よく「春と秋と、どちらが素晴らしい」とか言っていたようですが、21世紀の現在、春はありますが、秋はほぼ無くなってしまいました。なんか、残念です。
フルートにおけるスケールの違いなんて、実は大した問題じゃない
現代フルートには、様々なスケール(音程設計)で作られたものが流通しています。いわゆる旧来型の伝統的なスケールで作られたモノもある一方、最新技術によって作られたスケールモデルもあるわけです。
もしもフルートに、厳密で正確なスケールが必要ならば、現代の最新技術で作られたスケールが登場した途端に、旧来の伝統的なスケール設計は破棄されて、あっという間に新しいモノが古いモノに取って代わるはずなのに、未だに古い設計のフルートは生きていますし、プロ奏者ですら、古い設計で作られたフルートを愛用して、それで演奏していたりします。
これをもってしても、フルートにおけるスケールの違いなんて、実は大した問題じゃないと言えます。
まあ、元々、フルートは音痴な楽器でした。それを少しでも是正する方向で進歩し続けていくのは、無駄ではないと思うのです。なにしろ、モーツァルトがフルート曲をあまり書かなかったのは、フルートの音痴さに我慢がならなかった…という説もあるくらいですから(笑)。おそらく、現代フルートは、モーツァルトの時代と比べれば、かなり音程的にマシになっていると思います。これもフルート職人さんたちのたゆまない努力の結果だと思うのです。でも、元々が音痴な楽器ですから、多少の音痴も許容されてきたし、おそらくこれからも許容され続けていくのだと思います。なので、伝統的なスケールの楽器もまだまだ現役なんだと思います。
それに、スケールが変わると、微妙な音程が変わるだけでなく、個々の音の倍音構造も変わると聞きます…が、そのあたりは、あまりに微妙すぎて、少なくとも私には、分かりません。
まあ、私がアルタスフルートを選んだ理由も、別にそれが最新のベネットスケールで作られているからではなく、単純に、その音色が気に入ったからです。フルートを選択する理由は、人それぞれでしょうが、スケールの違いでフルートを選ぶ人って、どれだけいるんでしょうね。おそらく、かなり耳が良い人でないと、スケールの違いって聞き分けにくいんじゃないかと思います。
暴力論
暴力は否定したいですね。私たちの国、日本では、暴力に訴える事は卑劣卑怯な行いとされています。でも、世界では暴力なんて、日常であって、別段卑劣でも卑怯でもないわけです。このあたりで、すでに、日本の常識とグローバルスタンダードに食い違いがあるわけです。
私たち日本人の欠点は、日本の常識が世界の常識だと思い込んでいる事だと思います。世界中が、日本のような社会であり、世界の人々が日本人と同じ価値観を持っていて、日本人と同じような生活水準であると錯覚している事です。
全部、間違いなんだけれどね。
だからグローバル化された社会は怖いんです。日本人の常識が、世界の常識に飲み込まれてしまうからです。日本の良さは、日本人の常識が通用する社会にあると思うのです。これでもしも、日本社会が世界の常識に飲み込まれてしまうと、日本の良さが無くなってしまうと思うわけです。
日本の良さを守るにはどうするべきか? まあ、軍事力を持って、暴力には暴力で対抗できるようになるのが一番だと、個人的には思ってますが、たぶんそれは無理でしょう。ならば、いっそのこと鎖国しちゃえと思うわけですが…鎖国も無理となると、近隣諸国からの暴力で、最終的には、国と民族と私たちの子どもたちが滅んでしまうわけです。
と言うのも、暴力を否定して、目をそむけ続けていくと、実際に暴力を振るわれた時に、なすすべもなくやられてしまうだけなのです。
まさか、アメリカが日本を守ってくれる…なんてデタラメを信じている人なんて、いないよね。アメリカはアメリカの国益のために戦うだけで、結果として日本を守る事もあるかもしれないけれど、日本を見捨てることや、敵に回ることだってあるんだよ。
国も個人も、護身術程度の暴力は身につけておかないと、マズイと思います。平和ボケというか、脳内お花畑のままでは、ほんと、マズイと思うんですが…ね。
楽器にこだわりがある…大いに結構じゃありませんか!
プロの方はともかく、アマチュアの人は、楽器談義も楽しいですから、私もやりますし、みんなでワイのワイのとやるのが良いと思います。別にそこでは結論というものは必要ないので、誰もが勝手なことを言っていればいいし、そこに楽器屋さんも乗っかって、大いに業界を盛り上げていけばいいと思います。
で、楽器談義を致しますと、私は、フルートにとって一番大切なのは、メカだと思います。きちんと調整されたメカ、これに如くものはないでしょう。
頭部管は、全くの好みだと思います。確かに頭部管には良し悪しと言うか、奏者と相性のようなモノがあると思います。でもそれは奏者にとっての違いであって、観客にはほとんど伝わりません。観客に伝わるのは、楽器の違いではなく、奏者の違いです。ですから、頭部管であれなんであれ、自分の好きな楽器を使えば、それで良しというのが私のスタンスです。どんな楽器を使っても、観客には“フルートの音”としてしか聞こえないのですから。
だからと言って、楽器をコレクションする人とか、頭部管をコレクションする人を否定するつもりは全く無いです。と言うのも、それらの違いは観客には通じなくても、奏者本人にとっては大きな違いであって、コレクションの価値があるものだからです。
音楽は誰のために演奏するかという問題があります。プロは当然、お客のために演奏し、その対価として金銭を得ます。アマチュアは誰のために演奏するのでしょうか? 私は、その対象に自分があってもいいと思ってます。対価として得るのは…満足です。ならば、楽器にこだわりがあってもいいのではないか…そう考えるわけです。
私は自分のためにフルートを吹きます。自分のためだから、アルタスのツンデレフルートを吹いています。おそらく観客のためにフルートを吹くのなら、コントロールのしやすい素直なムラマツを手にした方が良いと思ってますが、他人のためにフルートを吹くつもりはないので、素直なムラマツではなく、ツンデレなアルタスを吹きます(笑)。
今月のお気に入り 『新世紀エヴァンゲリオン』(漫画版)
『新世紀エヴァンゲリオン』という漫画があります。
有名なのは、アニメの方で、テレビで放送したのが1995年で、その頃に一度、ブームを巻き起こしていますので、昭和の方々なら、たとえアニメファンでなくても、作品名ぐらいは、一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか? テレビ放送後に数本の劇場版が作られ、1998年の劇場版『DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に』でシリーズ完結後、2007年より劇場映画として、リブートされて、現在なお継続中であったりします。
アニメとは別に、アニメよりも先に漫画版が、1994年より月刊漫画雑誌に連載され、2013年にようやく連載が終了しました(約20年がかりだよ、すごいね)。この漫画版は、1995〜1998年に作られたアニメ版と世界観を共有している物語です。作者が違う(アニメは庵野秀明氏、漫画は貞本義行氏)ので、お話が色々と微妙に違っているのが面白いです。
で、今回はその漫画版の話です。
私、このエヴァンゲリオンという作品が好きで、アニメ版も見ていますし、漫画版も読んでいました。実は、漫画の方は、全14巻中、13巻までは買いましたが、14巻(最終巻)だけ持っていませんでした。理由は…ちょうど、そのあたりから、私が紙の本を買うのを止めようかどうか悩んでいたからです。
今の私は、なるべく本は電子書籍で購入することにして、紙の本はなるべく買わないように心がけています。
それはなぜか?
実は、我が家は家中、私が購入した本で溢れておりまして、それが実に悲惨な状況を生み出しているので、家の中が、これ以上本であふれるのを阻止するために、紙の本の購入をやめようと決意したからです。
なので、ある時期から、本は電子書籍版のみ購入することにしたのですが、このエヴァの最終巻の発売時期が、まさに電子書籍へ切り替えようかどうか悩んでいた頃で、悩んでいるうちに、ついつい買いそびれてしまったんですよ。
本って、一度買いそびれると、なかなか買えないものですね。で、読みたいなあと思ってたけれど、なかなか買えなくなってしまったわけです。
ところが、今月のある日、ふとアマゾンを見ていたら、このエヴァの漫画版が、一冊50円で売りだされていたのです。14巻全冊をまとめ買いしても700円。実は漫画版エヴァって、紙の本で買うと、一冊626円(つまり700円)なんですよ。ですから、未購入だった14巻の紙の本を一冊買うお金で、電子書籍版が一気に買い揃えられるというわけで、即座にポチをしました。
いやあ、お得なお買い物でした。
で、数日後、改めてアマゾンを見ると、一冊が563円になっていました。おそらく、この値段が電子書籍版としての通常価格(電子書籍って、紙の本よりも若干お安くなっているんです)なんでしょうね。まとめ買いをすると7882円で、私が購入した値段の約11倍になっていました。
一種のタイムセールだったんでしょうね。なんとも嬉しい、オタクならではの、お買い物でした。
今月の金魚
2015年11月23日(月) 石巻貝30匹とマツモグサ4束投入
今月のひとこと
私はテレビ朝日の『ぶっちゃけ寺』という番組が好きで、深夜時代から一回も欠かさずに(笑)見ていたのですが、最近の放送では、VTRばかりで、ちっともお坊さんがぶっちゃけてくれないので、つまんないです。私にとっては、仏教系豆知識なんて、どーでもいいので、お坊さんの話が聞きたいんですよ。どうして、深夜番組がゴールデンに進出すると、途端につまらなくなるんでしょうね。ああ、残念。(2015年10月30日〜11月1日)
新しいウェブページを公開しました。『発表会等で取り上げてきた曲[声楽編]』です。今までどんな歌を人前で歌ってきたのか、記憶と記録に残っているものをリストアップしてアップしました。こうしてみると、結構歌っているんですね、私。フルートの演奏記録もアップしようと頑張ったのですが、フルートの演奏記録は、紙ベースで残っているものが手元にほとんどなく、ブログの記事の中から拾ってこないといけないので、時間がかかりそうなので、後回しにして、紙ベースで情報が拾える声楽を優先してアップしてみました。これも人前で歌う度にアップデートしていきたいと思ってます。フルートの演奏記録もそうですが、実は金魚たちの飼育記録もまとめてアップしていきたいという野望がありますが、これもフルートの演奏記録同様、ブログの中から情報を拾ってこないといけないので、まだまだ先になりそうです。(2015年11月1〜7日)
世界同時発売のビートルズ「1+」を購入しました。内容は、とりたてて新味は無かったわけですが、このようにまとまったカタチでPVが公式から発売された事はなかったので、それはそれでうれしいです。なにしろ海賊版PV集は画質が極端に悪かったからねえ(笑)。でもね、ビートルズのコアなファンは、すでに70歳前後(アラセブ?)ですから、こんなカタチでのビートルズ商売もそろそろ限界だと思います。今まで、映画「レット・イット・ビー」がDVDとして正式発売された事は無いのですが、出し惜しみしていると、コアなファンの方々が死滅してしまって、誰も買わなくなっちゃうよ。いや、マジで。(2015年11月7〜10日)
10月27日早朝、京都大学の吉田南1号館(つまり校舎)を、中核派系全学連のメンバーが、その入り口五ヶ所にバリケードを作って、校舎を封鎖したんだそうです。なんでも「安倍政権が戦争への道に進んでいる事」と「京都大学が国家権力である警察とナアナアである事」の二点が気に入らないので、バリケード封鎖を行い、自分たちの意見を広く訴えたのだそうです。校舎の入り口を封鎖するなんて、そりゃあ迷惑至極なわけで、大学側はすぐさま警察に連絡して、バリケードを実力排除してもらうように依頼したんだそうだけれど、警察が手を下す前に、一般学生たちがワラワラ駆けつけて、サヨク学生たちが作ったバリケードを実力で撤去してしまったんだそうです。一般学生たちが言うには「ストをしている人は『大学が意見を押しつけている』と主張していたが、建物を勝手に封鎖することも、ほかの人に対する意見の押しつけじゃないか」と言って、校舎を勝手に封鎖されるのは迷惑と切って捨てて、実力行使をしたんだそうです。もはや、一般学生たちに支持されない学生運動って、何なんだろうね?(2015年11月10〜15日)
某都市で路線バスに乗った。車窓からストリップ劇場が見えた。なんでも入場料は5000円なんだそうな(バスの車窓からでもはっきり見えるほどに、堂々と壁に書いてありました:すごい)。国立西洋美術館[常設展]の拝観料が430円。上野動物園が600円。新作映画のロードショウが1800円。新江ノ島水族館 2100円。メトのライブビューイングでも3600円。ナマの女体鑑賞というのは、それらよりも高価で価値があるって事なんだな。でもなんか、納得できない。メトのライブビューイングの方が安価だなんて、なんか腑に落ちない。(2015年11月15〜18日)
テレビのニュース解説番組で、今年の6月26日に連邦最高裁の判決により、アメリカの全州で同性婚法案が可決されたというニュースを今頃やっていた。合わせて、日本の渋谷区の“同性パートナーシップ条例”の話をしていた。そのうちに「アメリカで認められたんだから、日本でも認めろ」という意見が、あっちこっちからワラワラと出てくるようになるんだろうなあと推測します。だって「本国で認められた事んだから、属国でも認めろってんだよ」って論理です。まあ、アメリカで決まった事が十年後に実現するのが日本社会だから、それもまあ仕方ないと思いつつ、日本では同性婚って憲法違反なんだよね。日本国憲法第24条1項には「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」とあるわけで、この「両性」というのは、どう考えて“男女”のことであって“男男”とか“女女”の組み合わせを「両性」とは呼べないものね。なので、同性婚を国に認めさせたい諸君は、ぜひとも憲法改正を目指してください。オジサン、応援しているよ。(2015年11月18〜20日)
競技かるたの第一人者で永世クイーンの渡辺令恵さんと将棋の吉田正和五段が、今年の11月17日にご結婚されたそうです。おめでとうございます。お二人とも初婚だそうです。で、このお二人のご結婚で私がビックリした事は二つあります。一つは吉田五段はプロ棋士なんですが、永世クイーンの渡辺さんの方はサラリーマンなんですね。つまり、将棋はプロがいるけれど、かるたにはプロがいないという事。あと、吉田五段が29歳なのに対して、渡辺さんの方は51歳。つまり22歳の年齢差ってわけです。うーむ、女の方が22歳年上だなあ、男の立場から見ると“母親と結婚”するようなもんだよね。少なくとも、私と実母の年齢差は22歳もないよ(笑)。私目線で考えると、母よりも年上の女性と結婚するわけで、それってどんな気分なんだろ?(2015年11月20〜21日)
驚いた事がありました。あんまり驚いたので、ブログに書けないほどです(ギョ!)(2015年11月22〜25日)
急に寒くなりました。おでんが恋しいです。(2015年11月25〜29日)
今月は以上です。よろしくお願いします。
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