2017年01月28日

何のために、目は2つあるのか?

 モノを見るためだけなら、目は一つあれば十分です。事実、障害などで片目にしか視力のない人でも、日常生活を(多少の不便は当然あるわけだけれど)普通に過ごせるわけです。

 多少の不便とは、目が2つないと立体視が出来ない事です。片目しか視力がないと、モノは見えても、見えているモノへ距離が分からないのです。これは、片目をつぶったり、眼帯を装着して生活する事で簡単に体験できますので、興味がある人はやってみると、どれだけ不便か分かります。

 もっとも、実際に片目しか視力の無い人に話を聞くと、生活の上で、じっとしている事って先ず無く、人って絶えず動いているわけで、動きながらモノを見ていると、モノへの距離ってのも、なんとなく分かるので、大きく困ることはないと言ってました。

 ただ、片目しかないと、3D映画は全然体感できないとも言ってました(そりゃあそうだな)。

 で、両目を立体視のために使っている生き物って、実はそんなに多くないのです。ちなみに、そういう立体視をしている生物では、2つの目が顔の正面に付き、視神経が部分的に非交叉になっているのが特徴なんだそうです。具体的に言えば、ヒト、サル以外だと、トカゲやヘビ、カエル、ピラニアや一部のサメぐらいしか立体視ができないのだそうです。ちなみに、これらの生物の共通点は…捕食者って事ですね。やはりハンターは獲物との距離感が大切ってわけです。

 つまり、多くの生物にとって、目が2つあるのは、立体視以外の必要のために2つあるわけで、その理由は単純に“一つでは足りないから”です。何が足りないのか? それは“視野”です。

 極端な例では、馬がそうです。馬の目は、顔のほぼ側面に付いています。、そのため、右目は右側を、左目は左側しか見えません。その代わり前方だけでなく上も後もよく見えます。競馬でブリンカーと言う目を覆うカバーをかけて走る馬がいますが、あれはブリンカーを付けることで馬の視界をさえぎり、前方にだけ神経を集中させるために使用します。それほど馬の視界というのは広いのだそうです。馬が見えないのは、真後ろと(意外な事に)真正面ぐらいだそうです。ですから、馬に近づく時は、正面からではなく、横から近づくのが基本なのです。と言うのも、馬は正面が見えないので、ヒトが表面から近づいても気が付かない事があり、気が付かれないまま近くまで寄ってしまうと、馬からすれば、いきなりヒトが現れたように感じるようで、かなりビックリしてしまうからです。馬って、図体がデカイくせして、ハートは小さいので、ビックリさせるとパニックになってしまい、暴れたり、心臓がバクバク言ったりするので、注意が必要なのです。

 で、魚類の多くは、馬ほど極端ではありませんが、やはり立体視はできません。目はほぼ体側に付いてますので、真後ろ以外はよく見えます。視界はとても広いのです。ちなみに、これらの生物の共通点は…被食者って事です。いつ襲われるのか、いつ食べられるのか、常に警戒しているので、そのために広い視界が必要なんでしょう。

 金魚も魚類ですから、目は体側側についていて、視界がとても広いのですが…金魚は成長するに従って、視界が狭まってくる子もいます。具体的に言えば、成長に従って、顔のカタチが変わってくるのです。小魚の時は、上から見れば、尖った二等辺三角形のようなカタチをしたアタマですが、成長し、太ってくる(笑)と、背の低い二等辺三角形のようなカタチに変化します。当然、目の位置が変わってくるわけで、小魚の時は、目が横に付いているため後ろも見えていたはずですが、成長するにつれ、目が前に移動し、後ろが見えなくなるわけです。ウチで言えば、ヤヨイやシズカが、まさにそんな感じです。

 それって、生き物として、どうなんでしょうね(笑)。

 さらに言えば、肉瘤や水疱が目の周囲にある子は、成長するにつれ、それらが目を覆い、ほぼ視界がなくなってしまう子すらいます。昔いたブヨがそんな感じで、目が肉瘤に覆われて、真横しか見えなくなっていました。まあ、目が見えなくても、狭くて天敵のいない水槽の中なら、そんなに困ってはいませんでした。

 ちなみに私は、太っているので、足元がよく見えません。なので、階段を降りるのは、結構ビクビクものだったりします(笑)。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

posted by stone at 03:30| Comment(4) | ダイエット&エッセイ