2017年06月06日

最近は低音歌手が不足しているんだそうです

 声楽のレッスンに行ってきました。

 実は前回のレッスンと今回までの間に、先生から「某プロ歌劇団の皆さんと一緒に舞台で歌いませんか?」というお誘いがありました。練習日が平日だった事もあり、仕事を含めて色々と調整しているうちに、テノールが定員に達したようで参加しない事になってしまいました。

 まあ、元々、私には無理めな日程だったので、それでよかったのですが、プロの方々と同じ舞台で歌うというチャンスを棒に振ってしまったのは、ちょっぴり心残りでした。

 なんでもそのコンサートは、某自治体主催の文化事業で、市民の合唱愛好家の方々と某プロ歌劇団の共演コンサート(よくある話です)として企画されたのだそうです。もちろん独唱の部分はプロの方が、合唱部分を市民の皆さんが担当する事になっていたそうです。

 私も以前、地元で(クラシックではなく、ポピュラー音楽でしたが)プロ歌手のバックコーラスを市民代表として担当した事があります。なんか、懐かしいなあ…。

 で、話を戻すと、なんでもそのコンサートですが、どうにも地元の合唱愛好者の集まりが悪かったのだそうです。とは言え、女声はソプラノもアルトも、あっという間に定員に達したそうですが、男声が何とも足りず、自治体の方も、プロ方の事務所も動いて、メンバー集めをしたそうですが、それでも足りず、ついに出演者の方々に「誰か歌える人は知らない?」って声がけがあって、出演歌手が自分の知り合いのアマチュアさんたちに声をかけた…という経過があったそうです。

 で、私にもY先生経由で声がかかったわけですが、他にも合唱団の指導をしているようなプロの方は、当然、合唱団の人たちに声をかけたわけで(なにしろ、今回の企画は合唱の企画ですからね)、おそらくはそちらから希望者が出たので、たくさんの応募があったようなのです。

 それでテノールは定員に達したそうですが、バスは最後まで定員に達することなく、締め切りとなってしまったんだそうです。

 「テノールが定員になって、バスが足りないって…珍しいですね」と言ったら、何でも最近は、そういう事が多いんだそうです。どうも、若い男性の高声化が進んでいるそうで、かつてはテノールが希少種扱いだったのですが、今の若い世代ではテノールが増えて、逆に低音歌手であるバスやバリトンの方が不足気味なんだそうです。

 ふーん。世間の常識も時代とともに変わっていくものなんですね。確かに、テレビで見かけた昭和の歌謡曲や演歌の歌手たちって、低音歌手ばかりだったよね。でも平成のJ-POPの歌手たちって、大半が高音歌手だね。そういう事も影響あるんだろうね。

 さて、レッスンの話に戻ります。例によってハミング練習から始まりましたが、今回も私の弱点である“クチの奥を縦に開く”を重点的に指導されました。

 発声練習では、これまた例によって腹筋の筋トレ中心に行いました。ただし今回は、腹筋の動かし方をちょっと見直してみました。なんでも先日、Y先生はイタリア留学時代のお師匠さんと会って、あれこれ発声について見直したり思い出したりしたんだそうです。そんな事もあって、指導内容がちょびっと変更になったわけです。

 具体的には、腹筋を動かすベクトルを変更してみました。今までは“1)ヘソから腰へ 2)横隔膜を肺の中へ”という二つの動きを手順に従ってやっていたわけですが、それを変えたわけです。今度のやつは…言語化するのが難しいのですが、足元から脳天へ腹筋を動かします。ただし、足元と言っても、カラダの直下ではなく、かなり前方の位置から、また脳天と言っても本当の頭部ではなく、かなり後方の位置へと連なって、カラダの真ん中を貫きます。つまり、下前方から上後方というちょっと長めのベクトルで腹筋を動かすわけです。

 難しいでしょ?

 先生からは「焼き鳥になったつもりで!」と言われましたが、私、焼き鳥になって串刺しにされた経験がないので、うまく理解できたかどうか不安です。ただ、焼き鳥ですから、串が肉を貫く時の抵抗感ってのは理解したつもりで発声をしました。

 あと、クチを開けっ放しにして(アホ面で)歌う発声練習をしました。これも腹筋を鍛える練習であるわけですが…つくづく発声は、十四松君のような感じが良いのだなあと思ったわけです。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
にほんブログ村 クラシックブログ 声楽へ
にほんブログ村