2017年06月19日

声楽人が合唱団に入って得る5つのモノ

 以前、「合唱人が声楽を学んで得られる5つの利点」「合唱人が声楽を学んで失う6つの事」という二つの記事を書きましたが、今回はその反転版、もともと声楽だけを学んでいた人が合唱団に入ったらどうだろうか…という事を考えて記事にしてみました。

 実際の話、多くのアマチュア歌手さんは、最初は合唱団に入り、色々とあって声楽に転向、あるいは合唱をしつつ並行して声楽を学ぶ…という二つの道をたどるケースが圧倒的に多く、その逆である“声楽から合唱へ”というのは、おそらく、レアケースであり、今回の記事は単なる思考実験の域からは出ないと思うけれど、考えてみることは楽しい事なので、頑張って記事を書いてみました。

 で、今回は声楽人(声楽をやっているアマチュアの人をこう表現してみました。合唱人という言葉は、たまに見かけますが、声楽人と言う言葉は…私見かけたことないですが、勘弁してください)が声楽を辞めて合唱団に入ると、声楽だけを学んでいた時と較べて、いくつかのモノを得ることができます。あ、声楽と言うのは、クラシック声楽のことであり、独唱とほぼ同義であると理解してください。

1)仲間

 …いわずもがな…ですね。何しろ声楽は基本的に一人で学ぶものです。私は妻と二人で連れだって習ってますが、これはレアケースであり、基本は一人で先生と対峙しながら学ぶものです。ある意味、孤独な学習…かもしれません。

 そこへ行くと、合唱は一人じゃできません。必ず、人の集団の中に入らないとできません。人の集団に入れば、おのずと仲間ができます。それも音楽という趣味を共通にした仲間です。楽しいですよ。

 普段の練習も楽しいけれど、夏とか本番直前とかに行われる合宿なんかは、めっちゃ楽しいよ。

2)アンサンブル経験

 声楽は独唱のみならず、二重唱なども歌うわけで、全くアンサンブルが無い…とは言えないけれど、やはり合唱とは違って、アンサンブル経験は圧倒的に少ないわけです。だって基本的に独唱だからね。それに、二重唱などのアンサンブルと、合唱はまた別モノだしね。良い経験になると思いますし、面白いと思います。

3)オーケストラとの共演

 すべての合唱団では得られるわけではないけれど、オーケストラとの共演を前提として活躍する合唱団がいくつかあります。そういう団体に入ると、オーケストラをバックに歌うことができます。声楽でオーケストラ伴奏なんて、アマチュアじゃまず無いですからね。オーケストラの伴奏で歌えるだけでも、良い経験だと思います。

4)コストパフォーマンス

 合唱は声楽と較べて、圧倒的に安価です。声楽一回分のレッスン代で、合唱団なら何ヶ月もの団費がまかなえます。本番の衣装だって、ゼロが一つ二つ違いますし、本番出演費だって違います。趣味として継続していくための必要経費が、合唱は本当に少なくて済みます。コストパフォーマンスが良いのです。コストパフォーマンスが良いなら、その分の費用を別のことに回せますし、趣味に費やす金銭が減るので、生活が多少なりとも豊かになります。

5)喜びや達成感を共有できる

 「悲しみは分け合うと半分に、喜びは分け合うと二倍に増える」という言葉がありますが、これは真実だと思います。同じ目標を掲げて頑張ってきた仲間との喜びや達成感は、声楽ではなかなか得られない事だと思います。

 …と書いていくと、合唱をやっていくと、良いことばかりのような気がしますし、実際、良いことばかりを経験する方も大勢います。合唱をやる事で、声楽では得られない楽しみや喜びが得られることは事実ですから、合唱をやった事のない声楽人の方は(っていないだろうけれど)一度合唱を経験してみるのも良いと思いますよ。

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posted by stone at 03:30| Comment(4) | 合唱