この連載も、今日でお終いです。
41)ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
2005年(14年も前だよ)にテレビ放送されたアニメ『交響詩篇エウレカセブン』の二度目のリブート作品の第2作です(なんか分かりづらいね)。
ここで、エウレカセブン小史を(笑)。
まず2005年にすべての始まりである『交響詩篇エウレカセブン』が1年間テレビ放送されます。
2009年に最初のリブート作品である『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』が映画として上映されます。
2012年には続編である『エウレカセブンAO』が半年間テレビ放送されます。
2017年には二度目のリブート作品(三部作)である『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』が上映され、2018年には、その続編である『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』が上映されました。で、私が見たのが、この二度目のリブートの第2作の『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』ってわけです。ちなみに第1作目は、映画館じゃなくて、アマゾンプライムで見ました(笑)。
エウレカセブンというアニメは…って、見たこと無い人に説明するのは難しいのでやめておきます。エウレカセブンは日本ではそこそこヒットしたアニメだけれど、世界的な規模ではかなり有名な作品です。日本よりもむしろ海外(特にヨーロッパだね)で有名な感じのアニメです。なので今でもこうして新作が作り続けられるわけですね。今回映画で新作が展開しているのも、海外に進出するなら、テレビシリーズよりも映画の方がやりやすい…って事なんだろうと思います。
このアニメはジャンル的には、意識高い系の世界系のアニメです。あえて言えば、エヴァンゲリオンに近い感覚のアニメです。もっとも、エウレカセブンはエヴァンゲリオン程こじらせていません。そこが日本ではイマイチで、海外で受けている理由なのかもしれません。ちなみに、今現在(まだ)アマゾンプライムで見れるので、興味ある方はどうぞ。はまっても責任持ちません。
それにしてもアネモネが日本人だったとは知りませんでした(!)。
42)続・終物語
西尾維新の大ヒットラノベ『物語シリーズ』のファイナル・シーズンの最終作をアニメ化した映画です。前作の『終物語』でストーリーは完結しているので、今作はその後日談と言うか、ファン向けのエピローグといった体裁です。『物語シリーズ』は時間軸で言うところの、一番最初の『傷物語』と一番最後の『続・終物語』は映画で、その途中の作品はTVシリーズという変則的な作りのアニメシリーズなのです。とは言え、原作はファイナル・シーズンである『続・終物語』の後に、オフシーズンとかモンスターシーズンとか銘打って、ぞくぞく続編が出ているし、アニメの制作会社であるシャフトは、物語シリーズのすべてをアニメ化すると広言しているので、商業的に旨味があるうちは、まだまだ続くんだろうなあと思われます。
お話は…それこそファン向けの楽屋落ちのネタばかりで、お好きな方以外にはおすすめできない内容です(笑)。
43)ボヘミアン・ラプソディ
今年の大ヒット映画です。まだ見ていない人はぜひ見ると良いですよ。たいていの人が感激しちゃうくらいに、よく出来た映画です。
クイーンというロックバンドのヴォーカリストのフレディ・マーキュリーの伝記映画と書いても間違いありませんが、そんな事よりも、ミュージカル映画として、実によく出来た映画です。まあ、それだけフレディ・マーキュリーという人が(文字通り)劇的な人生を送った人であると言えるでしょう。
それに何より、彼らの音楽の素晴らしさに心が奪われます。多くの人が、この映画をきっかけにクイーンファンになるでしょう。
ただ、私は、すでにクイーンファンなので、映画の中で役者たちが演じているクイーンのよりも、彼ら本人の方が好きなので、この映画を見るくらいなら、クイーンのビデオ集を見たほうが、正直楽しめる事は白状しておきます。
なにはさておき、未見の人は、今すぐに映画館へ行こう!
44)ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
ハリーポッター系の映画で、ファンタスティック・ビーストシリーズの第2作目です。。ダンブルドアが初登場する映画です。このシリーズも、スター・ウォーズ同様、地球人類の基礎教養となりつつある感じがします。このシリーズを見ないという選択肢は、たぶん無いんだと思います。なので、未見の方は、諦めて、さっさと見てしまいましょう。
主人公のニュートは、ハリーをオトナにした感じのナイーブでどこか影のある青年です。読者的には、ニュートとハリーは同一人物と考えても構わないというか、そういう受け取られ方を製作者側も暗に提示しているような気がしますね。
物語的には…現代風味を加えた童話です。ハリーポッターがジュブナイル系の物語であるなら、こちらはオトナ向けの童話ってところでしょう。
45)メトロポリタン歌劇場ライヴビューイング『西部の娘』
この映画に関しては、すでにブログに書きましたので、そちらを参照してください。
46)シュガー・ラッシュ:オンライン
田舎に住んでいる少年少女が、都会に遊びに来て、都会の楽しさと恐ろしさを感じ、少年は田舎に戻って平和に暮らす事を選択し、少女は都会にとどまり、新しい世界で自分の可能性を広げてみる…という話を、田舎をアーケイドゲーム、都会をインターネットに置き換えて表現してみましたって映画です。つまり味付けは新しいけれど、本質は古典的なストーリーの映画ってわけね。
なので、大ヒットした前作の続編として考えなくても、全然構わない映画です…ってか、前作とキャラが共通しているだけで、お話的には全然つながっていないので、いきなりこの映画から見ても問題ありません。
私的には、実名で登場したり、類似名で登場する、インターネットの各種サービスにニコニコしっぱなしでした。
47)私は、マリア・カラス
この映画に何を求めるかで評価は大きく変わる映画だと思います。まあ、どちらにせよ、オペラオタク、声楽マニア、カラスファンの3種類の人間しか見に行かない、極めてニッチな映画である事だけは、間違いありません。
動いているマリア・カラス。喋っているマリア・カラス。歌っているマリア・カラスを見たい人には大満足な映画です。あと、マリア・カラスに関するスキャンダラスな部分に興味津々な方にもイケる映画ですね。
私は…ガッカリしちゃったかな? ドキュメンタリーであるとは事前に知っていたので、もっと音楽的な話やオペラの話、それこそ歌唱上の苦労とか、演技の心得とか、そういう事をマリア・カラス自身の口から語られるのかな?って思っていたら、そういう方面は全く無しだったので、私的には期待はずれでした。
この映画はマリア・カラスの芸能生活に関するドキュメンタリー映画であって、音楽映画ではありません。ただ、それだけです。なので、わざわざ映画として公開するほどのモンかな、これ? 百歩譲って、テレビ放送でいいんじゃないの?
という訳で、これで昨年見た映画は終了です。実はまだ、見たいお正月映画のすべてを見たわけではないので、残りは今年になってから見ます(ってか、見ました)。それらの話は、また来年ね(笑)。
では、明日からは、通常運転に戻りますので、よろしくお願いします。
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