2020年02月20日

「パプリカ」は低くて歌いづらい(涙)

 昨年、大ヒットした、小学生グループFoorinが歌う「パプリカ」は米津玄師作詞作曲として有名です。NHKの東京オリンピックの応援ソングなんだそうで、まだまだ今年も耳にする曲でしょう。


 この動画は、音源はたぶん本物のFoorinだと思いますが、画像の方は別人のものです。まあ、いわゆる“踊ってみました”系の動画ってわけです。

 で、チャンスがあって、この曲を歌う機会に恵まれたのですが、歌ってみて感じたのは「この曲、低くて、歌いづらい」という事です。

 音域的にはA〜E♭で音域的には12度です。音域的にはかなり広いです。普通の唱歌がC〜Eまでの10度ですから、下の方に3度ほど広がっています。今の小学生は、昔の子供よりも音域が下がっているそうですから、この音域の低さは、現代っ子の音域に合わせてあるのかもしれませんが…それにしても音域広い。もっとも、グループで歌う事が前提になっていますので、高いメロディと低いメロディと分担して歌えばいいので、彼らにとっては、それほど大変ではないのかもしれません。でも、一人で歌うとなると、ちょっと大変かもしれません。

 メロディーは、全般的には低い方に集中しています。ただサビの一部のメロディーが、高くなっています。高音をうまく使った作曲法ですね。クラシック的な言い方をすると、アルトや低音に強いメゾソプラノあたりが歌うような曲として仕上がっています。男声なら、バリトン向けの曲ですね。

 一般の老若男女にとっては、このくらいの音域が歌いやすいのだろうと思います。実際、私だって、ボソボソ歌うなら、これくらいの音域でもどうにかなります。

 今のJ-POP系の歌って、カラオケで素人が歌唱するという前提もあり、ボソボソ系の歌が標準なんだと思います。ボソボソ歌っても、マイクを使えば、十分な歌になりますからね。ボソボソ歌えば、音程の甘さも目立たなし、リズムの不正確さもごまかせます。

 「パプリカ」もマイクを使って歌うという大前提があるでしょうから、これくらいの音域でいいのです。

 でも、私のようなテノールさんとか、日本女性の大半を占めるソプラノさんには、かなり低い歌だと思われます。低くて歌いづらいよね。我々的には、もう3度上げて、C〜Gぐらいの音域にしてもらえると、とても歌いやすいのだけれど…「パプリカ」を始めとする、世間一般の流行歌ってのは、ボソボソ歌う用に作られているので、仕方ないのです。

 ああ、低くて歌いづらい。

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posted by stone at 04:00| Comment(0) | 声楽のエッセイ