2020年03月04日

嘔吐を噴水のように上に向かって吹き飛ばす感じです

 声楽のレッスンに行ってきました。

 まずはハミング練習から。今回は響きをしっかり鼻の上に乗せる事に集中しました。鼻の上に乗せると言っても、直接乗せるのではなく、一度奥に持っていってから、ヒョイと鼻の上に乗せる感覚で、響きを乗せて、楽に発声するやり方です。とにかく、これをしないまま声を出すと、すぐにノドが疲れてしまうし、痛めてしまいます。聞きやすい声で、楽に、長い時間歌うなら、響きを鼻の上に乗せる事は必須なのです。

 さて、発声練習です。響きを鼻の上に持っていき、そのままの状態で発声していきます。たとえ、低音域であっても、響きは常に鼻の上にします(これが難しい)。テノールだから、高音域の発声は楽だし得意だし気持ちもいいのだけれど、中低音域もしっかりと響きを乗せて発声しないといけません。

 絶対にやっていはいけないのは、低音域で声を下に落とす事です。声を落としてしまうと、絶対に響きが上に乗る事はありません。だから、声を下に落とさずに響きも上に保ったまま歌います。全然難しいです。

 音程によって、ノドの開け方を変えていきます。この際の音程は、絶対的な音程ではなく、相対的な音程であって、いわばフレーズの中で、どれくらいの高さの音なのかって話です。ザックリ言えば、フレーズの出だしは、たいてい中低音なので、そこはあまりノドを開かなくても良いのです。そこから、音程が高くなっていく程にノドの奥を開けていくのだけれど、一番高いところで、きっちりとノドが開かないといけません。また絶対的な音程で高くても、それがフレーズの最初であって、そこから声を上昇させないといけないなら、最初の音をあまり開いてはいけません。最初からノドを開いてしまうと、さらに高い音程が出なくなってしまうので、そういう場合は、最初の音は、腹圧で高い音程に持っていき、そこからノドを開いて、さらに高い音を出すのです。

 で、その最高音でのノドの開け方だけれど、ノドの奥の壁に軟口蓋が付くか付かないかのギリギリまで接近させるのがポイントです。軟口蓋がノドの奥に触れてしまうと、息が塞がれて、声は出なくなってしまうので、そのギリギリを狙うのが吉です。

 感覚的に言えば、むしろ軟口蓋をノドの奥にくっつけてしまって、そのくっついたところに息をむりやり通す感じかな? さらにオカルト的な表現で言えば「嘔吐をクチからエロエロと吐き出すのではなく(現実には出来ないのだけれど)前を向いたまま、噴水のように上に向かって嘔吐を吐き飛ばす感じ」なんですね。分かりますか? しっかり息を吐かないと、声が裏返ってしまうので、裏返らないように、しっかりと息を吐くのがポイントでしょう。私も完全にマスターしたわけではないので、まだまだ失敗が多いですが、やり方としては、だいぶマスターしました。

 要するに、問題は腹圧なんです(汗)。この発声方法は、腹圧の強さがポイントですからね。逆に言えば、腹圧問題さえ克服すれば、かなり高い音まで発声できそうです。

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