2020年03月11日

このままでは合唱は衰退するしかない

 えーと、合唱団をディスる記事を書くのかと思われた方、ごめんなさい。今日はディスるわけではなく、心配しているんです。

 ほんと、このままでは日本の合唱は衰退するしかない…と私は思ってます。その理由は以下の通りです。

1)さらに進む高齢化
2)イジメの多発
3)合唱部の激変
4)コーラスグループの死滅
5)カラオケはもはや非日常


1)さらに進む高齢化
2)イジメの多発
 これらについては、今更ですね。とにかく、今の市民合唱団は、どこも年寄りばかりだし、イジメもあって、なかなか新人が定着せず、昔のままのメンバーがそのまま年を重ねてしまって、団体としての新陳代謝が行われていないところが多いって話です。

3)合唱部の激変
 皆さんは知っていますか? 今の中学校・高校には、合唱部の無い学校がたくさんあります。もちろん、昭和の時代には、どこの中学高校にも、吹奏楽部と共に合唱部があったものです。ところが令和の時代になって見回せば、未だに吹奏楽部は多くの学校にありますし、盛んに活動もしていますが、あれだけあった合唱部の多くは廃部休部活動停止状態に追い込まれ、日本の若年層における合唱人口が激減してしまったのです。

4)コーラスグループの死滅
 さらに、メジャーどころのコーラスグループというのが死滅してしまいました。昭和の時代には、ダーク・ダックスとか、ボニー・ジャックスとか、サーカスとか、ハイファイセットとかあって、当時の若者たちが彼らに憧れて、合唱を始めたものです。

 今の時代、コーラスグループと言えば…フォレスタ? 純烈? どちらも高齢者向けのグループで、若者は彼らに憧れることはありません。

5)カラオケはもはや日常
 しかし、若者たちが音楽や歌が嫌いなのかと言えば、むしろ、親世代よりも歌は好きだし、得意だろうと思われます。その証拠に、カラオケに行くことは、もはや日常であり、今どきの若者は、カラオケに行っては、歌いまくっています。そう、カラオケでは歌うんです。一人で。合唱はしないんです。

 今の若者にとって、歌と言えばカラオケなんです。

 歌声喫茶で仲間と声を合わせて歌って、合唱の楽しみを知った…なんて、もう昔も昔の話であって、今の若者は仲間と一緒でも合唱はしません。ジャニーズのグループも、○○48だか46だって、あれだけたくさんの人数がいても、全然ハモらないじゃないですか? 今の若者にとって、歌とは単旋律が基本。それが日常であって、ハモる合唱は別の世界の音楽なんです。合唱は非日常体験なのです。

 1)と2)は、今の合唱団体の閉鎖性と将来性の無さを示し、3)〜5)は、新人の供給が期待できない現状を示しています。よって、このまま黙って指をくわえて見ているだけでは、やがて日本の合唱界は衰退するしかない…って話なのです。

 たぶん、あと10年持つか持たないか…って感じじゃないかな? 令和の時代のうちに、日本の合唱文化は途絶えてしまうと、私は推察します。

 それじゃあ、私が困るんだよね。私が今以上もっともっと年を取って、声が出なくなったら合唱をやろうという野望があるんだけれど、このままでは私が声が出なくなっても、歌える環境がなくなってしまうじゃないの? それはあまりに寂しすぎます。10年と言わず、もっともっと合唱がこの日本で続いてほしいと願っています。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。

にほんブログ村 音楽ブログ 大人の音楽活動へ
にほんブログ村


posted by stone at 04:00| Comment(2) | 合唱