2020年09月30日

シルバーウィークは博物館へ その4 江戸東京博物館に行きました

 北斎の絵を満喫した私達は、お昼になったけれど、朝ごはんをたっぷり食べていて、全然空腹ではなかったので、そのまま江戸東京博物館に行きました。すみだ北斎美術館の半券で、江戸東京博物館の入場料は20%オフになりました。

 江戸東京博物館は…たぶん20年ぶりぐらいかな。本当に久しぶりでした。以前とは、あれこれ違っていて、まるで新しい博物館に来たような気がしたものです。

 以前の感覚で来たものですから、3〜4時間もあれば、全部見られると思っていましたが、ごめんなさい、なめてました。今や展示も説明も充実していて、とても3〜4時間では見尽くせませんでした。ここは、午前中は江戸ゾーンを、午後は東京ゾーンを、そして翌日は特別展やその他を楽しむ…って感じで、二日がかりでないと満喫できない規模の博物館になっていました。

 なので、今回の我々は、4時間ぐらい時間を使って、江戸ゾーンをたっぷり見たところで、体力が切れてしまいましたので、一度食事(遅めの昼食)休憩を取って、残りの時間で東京ゾーンを駆け足で見飛ばしました。当然、特別展も企画展もパスしました。

 ここはまた来ないとダメだな。今度来たら、東京ゾーンをゆっくり見なきゃ。あと、特別展も企画展も内容次第だけれど、見たいしね。それこそ、近くにホテルでも取って、ゆっくり見ないとダメかも。

 とにかく、広いんだよ。てっぱくもデカかったけれど、江戸東京もデカイです。てっぱくは展示品が電車だからデカイのも納得だけれど、こっちの展示は巨大物やジオラマもあるけれど、パネル系も相当あるわけで、全部見るには時間も必要だけれど、何よりも体力が必要です。博物館内に休憩用のベンチがたくさんあるけれど、どのベンチにも、疲れ果てたオジサンたちがクタってたもの。

 すみだ北斎美術館では、北斎の作品を中心に見たけれど、こちらの博物館では浮世絵の概観を知ることができて、それは面白かったです。西洋から活版印刷が入ったにも関わらず(使い勝手の悪さでもあったのでしょうか)木版印刷に逆戻りをして、墨摺り(単色印刷)から多色摺り(錦絵)が生まれ、その反動で色の少ない藍摺りが登場して…ううむ、なんか分かるような気がします。

 この後期の浮世絵で多用された藍色が、北野武監督の“たけしブルー”であり、サッカーの“ジャパンブルー”になっていくのかと思うと、日本人の文化の連続性を感じます。 あと、当時の絵師が“浮世絵の出来るまで”を説明した浮世絵があったのだけれど、そこで働く職人たちが全部妙齢の女性として描かれていました。これは“new game”の世界だな…って思うと、日本人って昔っから何も変わっていないなあと思いました。

 ううむ、浮世絵、欲しいかも。浮世絵は西洋絵画と違って、版画だから、職人さんに頼めば、今でも新しく摺ってもらえるわけで、そういう新摺りの浮世絵は、常識的な値段で買える事は知ってます。北斎や広重の本物の作品がお手軽なお値段で買えると思うと、なおさら欲しいかも。

 東京ゾーンは駆け足で見たのだけれど、東京ゾーンの終わりの方は、私の子どもの頃の時代になってました。展示されていた団地の部屋なんて、私の実家そのものだし、展示されている昔の家電とかも、昔、ウチで使っていたもんなあ。

 考えてみれば、昭和なんて、もう歴史なんだよね。

 東京ゾーンで残念なのは、戦争とその前後の展示が極めて少ないって事かな? そこが充実していれば、博物館としてはパーフェクトなんだけれどなあ。まあ、足りない部分は、国立博物館である昭和館に行ってみるとか、靖国神社内にある遊就館に行ってみるとかして補えばいいのかもしれませんが。

 とにかく、ヘトヘトになって帰りました。さすがに、この後は寄り道をする元気もなく、ただただウチに向かって帰りました。あ、秋葉原駅では、再びミルクスタンドでコーヒー牛乳を飲んだけれど(笑)。

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2020年09月29日

シルバーウィークは博物館へ その3 すみだ北斎美術館へ行きました

 大宮で一泊した私達は、帰路につきました…が、途中で寄り道をする事にしました。上野で降りて、秋葉原を経由して両国に行くことにしました。ちなみに、乗り換えの秋葉原では、ミルクスタンド(令和の時代になっても、秋葉原にはあるんですよ)でコーヒー牛乳を飲みました。

 両国に着いた我々は、まずは国技館に行きました。お相撲がやっていたので、お相撲を見ようと思ったわけです。

 着いてビックリです。お相撲は朝早くからやっているのですが、お客さんが入れるのは、午後からなんです。おまけに、当日券の発売はありません。売り切れ…と言うよりも、窓口が開いておらず、チケットはすべてネットで、前売り券を購入してね…って感じになってました。

 実は、当日券は無しで、前売り券もチケット販売のみというのは、てっぱくもそうでした。てっぱくは最初っから行くつもりだってので、それでも平気だったのですが、お相撲は大宮を出て、電車の中で思いついたわけだから、とてもチケットを用意する事ができませんでした。ああ、残念。お相撲って、まだ生で見た事なかったので、いい経験になるかなって思ったのですが、何とも無情です。

 なので、お相撲は諦めて、浮世絵を見ることにしました。で、すみだ北斎美術館に行きました。

 大きくもなければ小さくもない、ちょうど良いサイズの美術館で、午前中の2時間で見るので十分でした。レプリカの展示も多かったのですが、そもそも浮世絵ってのは、すべてがレプリカ(版画だものね)とも言えるわけですから、そのあたりは気になりませんでした。

 それにしても、浮世絵って、思っていたよりもずっと小さくてビックリでした。特に北斎の浮世絵は、出版される前提で描かれたモノが多いみたいですから、今で言うB版の手のひらサイズの本が多くて、小さいなあって印象です。

 葛飾北斎の作品をズラーっと見た印象としては、北斎は芸術家と言うよりも、職業イラストレーターって感じです。読本の挿絵なんて、今のラノベのイラストみたいなモノだしね。実際、バンバン書いて、バンバン売っていたようです。ただ、当時は著作権なんて無かったわけで、そんなにバンバン売っていたにも関わらず、そんなに儲けてはいなかったようです。今の時代だったら、大儲けして一財産作っちゃっただろうにね。

 展示されている浮世絵のサイズは小さいし、美術館なので、全体は暗いし、レプリカは多いし…ってわけで、絵を詳細に見るのはやめました。で、むしろ、アマゾンに行って、安価な電子画集を買って、それで詳細に見る事にしました。私は富嶽三十六景の電子画集を買いましたが、タブレットのサイズがほぼ浮世絵のオリジナルの大きさに近いし、手元で見れますし、電子画集なら拡大縮小も自由自在ですから、むしろ見やすいと言えば見やすいです。

 それにしても、葛飾北斎という人は、実に(技巧的に)絵の上手い絵師だなって思ったし、彼の弟子たちの作品も展示してあったのだけれど、弟子たちとは全然絵のレベルが違うなあって思いました。おそらく、弟子たちの方が当時の水準なわけで、北斎はそこでレベルの違う絵を書いていたわけです。天才だな。

 和紙に墨と絵の具で絵を書いていた…って事は、下書きなんて無しで、最初っから本書きなんだと思うと、すごいなあって思います。まあ、今の時代でも、画用紙にいきなりマジックペンで絵を書き始めるイラストレーターもいますから、きっとそんなノリだったんだろうなあって思いますけれど…。

 改めて、葛飾北斎のニワカファンになりました。北斎、カッコイー!

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2020年09月28日

シルバーウィークは博物館へ その2 大宮で一泊しました

 てっぱくを閉館時間まで粘って見終えると、もう夕方でした。で、この日はホテルを予約していましたので、ホテルへGOです。ただ、予約していたホテルは大宮駅からちょっと離れていたので、博物館内でたくさんたくさん歩いた足にはしんどかったです。

 ホテルにチェックインして、まず最初にやったのは入浴です。疲れている時はお風呂が最高だよね。特にここのホテルの大浴場は人工温泉で、人工温泉と言いながら、なかなか良いお湯で気に入っちゃいました。なので、チェックイン直後と就寝前と起床後の3回も入浴してしまったほどです。

 風呂上がりで一息ついたら夕食です。予定では、ホテルを出て、近所のレストランで食事をしようという計画でしたが、ホテルの近所にはレストランらしきものはありませんでした。大宮の駅に出るにしても、歩くと結構あるし、バスに乗って行くというのも、なんか違うような気がします。

 ルームサービスでは私の食欲を満たすことはできないだろうし…やむをえず(?)ホテルのレストランで夕食を食べることにしました。ホテルのレストランは、インド系のレストランでした。つまり本格インドカレーのお店です。

 味は…なかなか美味しかったですよ。カレーは何を選んで良いのか分からなかったので、お勧めでお願いしたら、エビ辛カレーが出てきましたが、これが美味い美味い。カレーと言えば、普段はチキンかマトンを食べる私で、シーフードなんて考えたことは無かったのですが、エビとカレーは実に相性がいい事に気が付きました。エビ辛カレーは美味しかったです。

 で、夕飯のカレーに満足した私は、部屋に戻って就寝し、翌朝起きたら、今度は朝食です。

 朝食は…ホテルのレストランのバイキンでした(笑)。あのインド系レストランのバイキングだよ。インド系レストランなので、バイキングの内容も、ほぼインド系の料理です。一応、白飯と味噌汁と納豆はあったけど、その他はインド系の料理でした。

 私は前日に引き続き、またカレーを食べました。バイキングのカレーなので、すべて甘口なんですよ。私は普段は中辛〜大辛の味付けで食べますので、甘口のカレーは、普段ならパスなのですが、ここのカレーは甘口でも十分美味しくてビックリしました。へえ、辛い辛くない以前に、基本のカレーが美味しいって事を知りました。普通のカレー屋って辛さでカレー本体の味を隠している…のかなって思ってしまったくらいです。

 サラダにかけるドレッシングも“マンゴー味”だったり、焼きそばもインド風のソースがかけてあって、まるでスパイシーなナポリタンみたいになっていたし,ソーセージもインド風な味付けで、なかなかでした。ここのナンが美味しいのは、前日の夕食で知っていましたが、朝は普通のナンの他に、チーズがたっぷり入った、まるでピザのような“チーズナン”があって、これが絶品でした。いやあ、美味しかったよ。

 しかし、インド料理が苦手で、納豆が苦手な人がいたら、ここじゃあ食べるものがないなか…って思いました。

 まあ、観光地にあるホテルではないので、仕方なのでしょうが、夕食も朝食も、ホテルのレストランを利用するお客は少なかったですね。ホテル自体は大きくて、大勢お客が泊まっている事は分かりますが、皆さん、食事は外で済ませたり、持ち込んだりしているようです。お風呂に行く時にフロントの前を通るので、他のお客さんの様子も何となく知れるのですが、皆さん、夕食はコンビニ弁当が多いみたいですね。きっと、朝食もコンビニ飯、あるいは朝飯抜きで出先で食べるのでしょう。

 私はホテルに泊まった時は、コンビニ飯はパスだな。できれば、その土地の名物を食べたいし、(今回のような普通の都市に宿泊など)そうでなくても、きちんとした料理を食べたいと思うよ。だって、おでかけじゃん。これが私用であっても仕事で出張であっても同じ事。食事は大切だと私は思うのです。

 食事って、とりわけ旅先での食事って、単なるエネルギー補給ではなく、一つの立派なエンタメだと思うんだよね。土地土地の食材とか料理とかを食を通して楽しむわけよ。食事がエンタメなら、こりゃあ楽しまないと損だよね!

 朝食を終えたら、なんと大宮駅までの無料送迎バスがあったので、遠慮なくそれに乗って、大宮駅に行きました。

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2020年09月27日

シルバーウィークは博物館へ その1 鉄道博物館

 秋の連休の事を“シルバーウィーク”って呼ぶんですね。へえ、そんな事、意識した事ないです。と言うのも、この秋の連休って、たいてい休日出勤しているので、連休って意識がないんですよ。

 でも今年はコロナ禍の影響もあって、シルバーウィークが丸々お休みになったので、私も人並みに連休を楽しんだわけです。

 なので、さっそく出かけました。どこへ出かけたのかと言えば、鉄道博物館です。“てっぱく”です。

 私、秋葉原(ってか万世橋だね)にあった、交通博物館が好きだったんですよ。で、そこが無くなった今、その後継博物館であるてっぱくに行くのは当然だよね。

 ってなわけで、大宮に行きました。大宮までは、湘南から電車で一本なので便利なのですが、やっぱり遠いです。お昼前に大宮に到着して、お昼ごはんを食べてから、新交通システムで大宮から鉄道博物館駅に行きました。

 新交通システム? まあ、ゴムタイヤを履いた電車…ってイメージすると分かりやすいです。有名なところだと、東京のゆりかもめ号がそうだよね。

 で、てっぱくですが…私、てっぱくをなめていました(ごめんなさい)。半日あれば十分全部見て回れる…と思っていましたが、ここをきちんと見学するなら、少なくとも、朝の開場と共に見始めるか、いっその事、泊りがけで2日間をかけてゆっくりと見学するか…そうしないと全部をきちんと見ることはできないと思いました。それくらい内容が充実しています。

 我々はお昼頃から半日(約5時間)しか時間を用意していなかったので、ひととおり見ては来ましたが、細かいところは、飛ばしてしまいました。仕方ないです。そういうわけで、てっぱくに来る人は、たっぷり時間を用意した方が良いですよ。

 てっぱくは現在、体験系の見学はすべて中止されています。体験系をパスしても半日では見きれないのですから、体験系をすべて体験していたら、2日かけても見きれないかもしれません。てっぱく…おそろしい子。

 ちなみにてっぱくは“鉄道博物館”という名前どおり、最初から最後まで鉄道鉄道鉄道で、鉄成分百%な博物館でした。私も妻も、鉄成分はほぼゼロな、ごく普通の一般人(実は交通博物館時代は電車よりも飛行機の展示の方が好きでした)でも、楽しかったです。見せ方が上手なんだろうなあって思いました。

 鉄道というのは歴史が短くて、明治維新前後から歴史が始まるわけで、私が子ども時代の鉄道(って、国鉄時代だね)はすでに歴史的展示になっているわけで、なんかもう、懐かしくて懐かしくて…涙チョチョ切れてしまいそうでした。それにしても、いつの間にかにアレコレ入れ替わっていたんだなあ…って思いました。今の若い子に“きっぷ”と言っても、通じないよな。

 そう言えば「イオカード」の展示はあって、懐かしかったけれど、「オレンジカード」の展示は見つけられませんでした。ま、若い子はイオカードもオレンジカードも知らないだろうけれど…。

 てっぱくは、入場して、右に折れると大人向けの鉄成分の濃い展示で、左に折れると子ども向けの体験中心の学習ゾーンになります。鉄成分がゼロなせいもあるだろうけれど、私は左側の子供向けの学習ゾーンが気に入りました。ほんと、もっとゆっくりと時間をかけて一つ一つ体験したり、子どもたちが遊んでいるのを微笑ましく見ていたかったなあ。 てっぱく、楽しかったよ。鉄じゃなくても楽しめましたよ。

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2020年09月26日

シズカは白内障?

 どうも、それっぽいんですね。

 シズカの目のレンズの部分が、少し前から白く濁り始めました。

 目という器官は、人間でもそうですが、老化に伴って水晶体が少しずつ濁ってくるものだそうです。で、その濁り方が極めて早い場合を、病気であると判別して、白内障と呼ぶわけです。

 で、シズカの目が濁ってきているわけです。

 同じような年齢である、ヤヨイの目が、クリクリのキラキラで可愛いのですが、シズカは薄ボンヤリとカスミがかかっているのかのようです。最初は目にカビでも生えているのかと思いましたが、どうも違うみたいなのです。

 人間ならば、眼科に行って、白内障の治療あるいは手術をしてしまえばいいのですが、金魚相手に白内障の治療をしてくれる施設もなければ、治療薬もないので、このまま放置する事になります。

 まあ、白内障には痛みがありませんし、いずれは失明してしまう事になるでしょうが、金魚は視覚優先で生きているので、見えない生活はかなり不便でしょうが、だからと言って、生活できないほどではないでしょう。以前、我が家にいたブヨは、肉瘤が大きくなりすぎて、失明してしまいましたが、それでも特に不便なく生活できていましたからね。

 金魚もそうですが、私も最近、モノが見づらいんだよね。メガネを作り直すか、目医者に相談に行くか、するべきなんだろうなあ。問題は、目医者って休日にやっていないんだよね。やっぱりメガネを作り直すべきなのかな?

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2020年09月25日

変記号は音色も変化させるんだよ

 ええと、毎週金曜日はフルート関係の記事をアップしていますが、今週は声楽のレッスンの記事がはみ出てしまったので、フルートの関係は1週お休みします(実は今週はフルートのレッスンが無かったんですよ)。

 という訳で、声楽のレッスンの続きの続きです。曲の練習に入りました。

 まずは、久しぶりのシューベルトです。「美しき水車小屋の娘」より5番「Am Feierabend/仕事を終えた宵の集いで」です。

 変記号(この曲はフラット系なので、半音上げる指示のナチュラルやシャープが多い)が付いている音は、音程だけでなく音色にも気を配る事。半音上げる時は、その分だけ音色が明るくなり、半音下げる時は、その分だけ音色が暗くなるわけで、それを強調する感じで歌うのが良いのです。

 ドイツ歌曲なので、言葉にも注意しながら歌うこと。特に大切な意味を持つ言葉は、慈しんで歌う事(例えば“Mullerin”とか)とか、子音の音程にも気を配る事なども注意されました。その他にも、ちょっとした音程の取り間違いなどを注意されて、全体の1/4分ぐらいをやりました。続きはまた今度って感じです。

 フロトー作曲「マルタ」のテノールアリア「M'appari Tutt'amor/夢のごとく」では“Mio”の歌い方を注意されました。“Mio”は以前は「ミーオ」と歌われる事が多かったし、実際、昔の歌手たちはそのように歌っていたのですが、昨今の流行りでは“Mio”は「ミオー」と歌うんだそうです。そう言われるとね…、なるべく歌は今のスタイルで歌うように心がけている私ですから、“Mio”は「ミーオ」ではなく「ミオー」と歌うようにしましたが…慣れないので、何か変な感じがします。

 歌の音程はデジタル的に、最初っからバシッバシッと決めるのではなく、ポルタメントを使って、上からずり下ろすとか、下からずり上げるとかしながら歌うのが、歌の味になるようです。特に、高音を歌う時は、歌の味以前に、ノドの健康も考えて、低めに声を出してから、ずり上げて目的の音に歌うようにします。最初から目的の音程を狙ってバシっと歌うと、ノドの負担が大きくなるのだそうです。低めに歌ってからずり上げる…これが高音を歌う時のコツなんだそうです。そのためには、息をしっかり流して歌うことが大切だし「届かなくても、すり上げればいいや」と考えることで、気持ち的にも楽になるわけです。

 実際、音程を歌いなからずり上げたり、ずり下ろしたりするのは、大切な歌唱テクニックなんだそうです。

 ああ、疲れた。それにしても、歌う作業は、ほんと体力を使いますね。

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2020年09月24日

ハミングの響きは眉間のあたりに置くこと

 声楽のレッスンの続きです。

 実は今回のレッスンは、割と直前にレッスン日が変わりました。変わった理由は、Y先生に演奏の仕事が入ったからです(おめでとうございます!)。

 歌手の仕事…それも演奏家としての仕事で、まず最初に再開したのは、個人のリサイタルとかコンサートとかだったそうです(私も夏にY先生のコンサートに行きました)。なにしろ、舞台の上は、歌手とピアニストだけですから、距離は十分に取れますので、後は演奏家とお客、そしてお客とお客の距離、ホールに入場するお客の数等をきちんとし、万が一の時のためのお客の連絡先等の確保ができれば、できるので、比較的早くから再開していました。

 で、この度、めでたくも再開したのはオペラの仕事なんだそうです。オペラは舞台の上が密になりがちだけれど、これは演出プランを見直すことで、歌手同士の距離を十分に取り、今回めでたくも再開の運びとなったんだそうです。

 そして、まだまだ当分再開できそうもないのが、合唱の仕事なんだそうです。今、先生が心配しているのは、年末に第九の仕事が入ってくるかどうかなんだそうです。あの手の音楽は、オーケストラの後ろに多くの歌手たちを詰め込んで合唱として歌わせるわけですが、あの合唱団は、どう考えても三密なんですよ。なので、世間で三密がどうのこうのと言っている間は、合唱を伴う音楽の仕事の再開は、まず無いのではないかとの事です。まあ、私も素人的に考えても、合唱音楽が再開する事は、まだまだ当分先、おそらくは数年先になるだろうと思ってます。

 年末に第九演奏会が無いと、困る音楽家さんはたくさんいると思いますが…何とかならないでしょうかね?

 さて、レッスンです。まずはハミング練習です。響きは常に鼻よりも上にあげて、出来れば眉間のあたりに響きがあるのがふさわしいと言われました。言われた以上はやるわけで、そうやって歌ってみて始めて、つい最近までの私のハミングの響きの位置が低かったことを痛感しました。

 ハミングって、ビリビリするじゃないですか? 私はあのビリビリするのが苦手なんです。で、あのビリビリする場所って、響きのある場所なんですね。だから、歌を始めて、しばらくの間…と言うか、キング先生に習っていた頃は、ずっと口の中がビリビリしていましたから、私の口腔の響きが口腔にあったわけです。

 Y先生に変わって以来、少しずつ響きを上にしてきたわけです。最初は上あご、次に鼻、そしていよいよ眉間です。自分でもビリビリする場所がドンドン上に行くのが分かるようになりました。で、響きを眉間に持っていってしまうと、ハミングから不快さが無くなる事に気づきました。いいですね、これ。もっとも、そのためには腹圧を十分に上げて、息の速度を速くしないといけませんが。

 次に発声練習です。発声の時は、音程の上昇と共にクチの奥を開けていくのだけれど、最高音の一歩手前で、クチの奥を全開にし、そこから最高音へは、下を閉じていく事で息の速度を速めて音程を上げるようにしてみる。つまり、息の流れで最高音へ達するようにするというテクニックで、これが案外難しい。

 如何にノドを開けていくか。如何に息の速度を速くしていくか。如何に高い響きで歌い続けるのか。この3つに意識を振って歌っていくのかって話です。

 さて記事の最後は、メンデルスゾーンの「エリア」の39番アリア「Dann werden die Gerechten leuchten/その時正しい者は」の音源です。
 歌っているのはミヒャエル・シャーデというテノール歌手です。音源にはクリスティーネ・シェーファーと書いてありますが、あれはソプラノ歌手さんの名前なので、音源を作った人が間違えてしまったようです。残念です。

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2020年09月23日

次はメンデルスゾーンのようです

 声楽のレッスンに行ってきました。

 まずは発表会の反省から。とにかく「睡眠不足はいけません」って事です。睡眠不足は歌の天敵であって、風邪をひくよりも始末が悪いんだそうです。風邪ひきは、声帯が腫れてしまうので歌う時には注意が必要だけれどカラダは動きますから何とかなります。でも寝不足は筋肉が動かなくなるので、もう何もできなくなるんだそうです。

 Y先生のようなプロの演奏家は、旅が多く、旅先での睡眠が十分に確保されない事(つまり寝るのに不都合な環境…うるさいとか暑いとか寒いとか臭いとかもろもろ)もあるのだそうで、睡眠不足には十分な注意を払っているのだそうです。とにかく、何としても寝ないとダメなんだそうです。場合によっては、酒や薬の力を借りてでも寝るんだそうです。そう言えば、フルートのH先生は「音楽家に酒飲みが多いのは、神経を鎮めて寝るためだよ」と言ってた事にも通じるなあ…。

 とにかく、今回の発表会は寝不足に始まり寝不足に終わる、完全な失敗なので、その他の注意というのは、特にありませんでした。本来ならば、最近は音程も正確になり、高いAやBが出るようになったので、それがどれぐらい本番で発揮されるのか…といったあたりを試してみるはずだったのですが、もうそんな事がどうでもいいくらいにダメダメだったわけです。

 ふう。

 さて、気持ちを切り替えて、レッスン再開です。とりあえずは発表会の準備前に取り組んでいた、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」の5番「Am Feierabend/仕事を終えた宵の集いで」と、フロトーの「M'appari Tutt'amor/夢のごとく」を歌います。

 で「美しき水車小屋の娘」は、しばらく順番に学んでいきますので良しとして、「M'appari Tutt'amor/夢のごとく」が終わった後に何を歌うかを決めました。

 私は、年に1曲ずつ宗教曲を学んでいくという方針でやっていますので(昨年はビゼーの「Agnus Dei/神の仔羊」を学びました)今年は何を歌いましょうかと考えて、某曲を持っていったのですが、先生に「ちょっと難しいですね(今はまだ無理かな?)」と言われちゃいました。いける!…と思ったのですが、私が思う以上に難しい曲のようなので、もう少し歌が上達したらチャレンジする事にしました。

 で、今年は何を歌うか…先生に選曲してもらいました。で、決まったのが、メンデルスゾーンの「エリア」のテノールアリアです。2曲あるので、2曲とも歌ってしまおうという事になりました。3番レチタティーヴォ「Zerreißet eure Herzen/汝らの衣ではなく」&4番アリア「So ihr mich von ganzem Herzen suchet/心をつくして求めれば」と、39番アリア「Dann werden die Gerechten leuchten/その時正しい者は」です。3番&4番は連続していますので1曲扱いです。ちなみに、3番&4番はオバデヤで、39番はテノールTの歌です…と書いたところで、私、実は「エリア」って、よく知らないんだよね(汗)。某合唱団に所属していた時に、この曲を練習していたのでスコアは持っているんだけれど、練習したのは合唱テノール部分だし、本番前に辞めちゃったしなあ…。

 という訳で、先生に選曲してもらったのだけれど、私、この曲は英語で歌うものとばかり思っていたら、なんと、ドイツ語歌唱を命じられました。ええ、それは想定外! 英語で歌いたいなあ…。ドイツ語苦手なんだよね。

 という訳で「M'appari Tutt'amor/夢のごとく」が終わったら、歌曲もアリアもドイツ語という、私にとってデスマーチなレッスンとなりそうです(しくしく)。

 という訳で音源です。今回は3番「Zerreißet eure Herzen/汝らの衣ではなく」&4番「So ihr mich von ganzem Herzen suchet/心をつくして求めれば」です。
 歌っているのはウーヴェ・ハイルマンです。こんな感じの曲なんです。いかにもメンデルスゾーンっぽい音楽だなあと思いました。

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2020年09月22日

密閉・密集・密接

 ええと、いわゆる“三密”ってヤツです。

 密閉…これを避けるには、2方向の窓を全開にし、風の流れができるようにしたいものです。つまり、換気です。

 密集…これを避けるには、人が集まる場所へは行かないようにしましょう。大人数の人が集まるのがいけません。では大人数って何人ぐらいでしょうか? 大阪や千葉では、五名以上の会食を自粛するように言われていますので、人数が一桁であっても“密集”になりかねません。とにかく、家族以外の人がいる場所には行かないのが吉のようです。

 密接…これを避けるには、人と人との距離を十分に取りましょう。他の人とは互いに手を伸ばしても届かないほど十分な距離(約2メートル)を保つようにしましょう。これを“ソーシャル・ディスタンス”と言います。近距離での会話や発声を避けましょう。マスク着用は、もはや常識です。

 なんか、息が詰まるねえ…三密を守った生活は。とにかく、この3つの条件が3つともに成立してしまうと、クラスター発生の可能性が高まり、やばいのだそうです。

 私は声楽とフルートのレッスンに行ってますが、その教室では(防音の都合もあって)密閉状態ですが、密集と密接は回避されています。部屋の中は、先生と私(と声楽では妻)だけですし、先生との距離も十分に確保されていますし、アクリル板で仕切られてもいますので、まあOKなんでしょうね。

 で、ふと思ってみると、自分もかつて嗜んでいた合唱(特に市民合唱団)は、三密だよなあって思いました。

 まず、密閉…ですよね。合唱団の練習で、窓を開け放しってわけにはいきません。だって防音の都合がありますから、どうしても窓は締め切りになります。密閉です、うむ密閉です。

 次に…密集しますよね。どんなに小さな合唱団でも、5名以下の団体って、まず無いですよね。20〜30名程度の合唱団が多いでしょうが、この人数でもすでに密集です。私がかつて所属していた団体はメンバーが百名以上いましたから、もう論外です。どうしたって、合唱団は密集してしまいます。

 最後は密接ですが、合唱って、同じパートの人と、肩が触れ合うくらいの近距離で歌うものです。近くで歌うことで、互いに音程や音色のすり合わせをしていくわけです。合唱では、団員と団員が2メートル以上離れて歌うって…あるのかな? 私の感覚で言えば、団員同士の距離が、そんなに離れてしまったら、心理的には合唱ではなく重唱になってしまって、居心地が悪くなるんじゃないかしら?

 なので、市民合唱団が三密を徹底的に避けようとしたら、かなり面倒くさいことになりますよね。密閉と密集は、どうしても避けられないでしょうから、密接をクリアしていく事になるでしょうが、オペラ合唱ならともかく“いわゆる合唱曲”を歌っていく合唱団では、それが可能なのかしら?

 おまけに、合唱団って老人が多いし、基礎疾患持ちの人も多く参加しているでしょ? ある意味、ハイリスク集団とも言えます。仮にいい感じで三密を回避して練習していたとしても、どれだけの団員が練習に参加してくれるかは不明でしょ?

 で、歌って、筋肉で歌っているわけだから、自粛期間中に歌っていなかった人は、声が出づらくなっていまいますわな。

 それに合唱団って、別に歌が好きな人ばかりが集まっているわけではなく、練習後のおしゃべりが楽しみで参加している人も大勢いらっしゃるわけだけれど、今の御時世、練習後のおしゃべりなんて、ダメでしょ? もうそれだけで、合唱に対する魅力が半減しちゃう人もたくさんいるでしょう。

 たとえ合唱団が練習を再開したとしても、今度は人が集まって、合唱団としての活動ができるのか…という話にもなってきます。

 そんな事を考えると、マジで、日本の合唱文化はヤバいことになっているんじゃないかしら? 私は以前から、合唱界の高齢化を憂いてきましたが、新型コロナ直撃で、高齢化以前に、三密で、日本の合唱文化はトドメを刺されてしまうのではないか…と本気で危惧しております。

 かつて多くの学校にあって合唱部の多くは、少子化で廃部になっています。今、合唱界に参入する若者はぐぐんと減っています。そこに高齢化で、徐々に合唱人口が減って、いづれ遠くない将来において日本の合唱文化は死滅してしまうのだろうと思ってましたが、ここに来て、新型コロナで一挙に合唱団が機能不全に陥ってしまったわけです。

 まじ、ヤバいよね。

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posted by stone at 04:00| Comment(0) | 合唱

2020年09月21日

テノール修行、頑張ろう

 日本人の自然な声は、女性はソプラノで、男性はバリトンなんだそうです。まあ、そうでしょうね。私もそう思います。実際、市民合唱団等では、ソプラノとバリトンの人数って突出するほどに多いですからね。

 つまり、テノールの声は自然な声ではない、特殊な声であり、不自然な声…なのかもしれません。ある意味“希少種”なのかもしれないし“作り上げる声”なのかもしれません。

 声楽を学ぶ前から、きれいなテノール声で歌える一部の天才は別として、実際問題、多くのテノールは、常に高音と戦いつづける修行僧のようなモンです。

 世界一流のテノール歌手であった、ドミンゴやデル・モナコやベルゴンツィも、キャリアの始めや学生時代はバリトンであって、そこからテノール修行をした結果、あれだけの立派なテノール歌手になったと聞いています。

 そう言えば、以前の師匠であるキング先生は「日本の男は全員テノール」という持論を持っていましたが、あれはもしかすると、ちょっと聞いた感じはバリトン声である人も、みんなみんなテノール修行をさせてしまえばテノールになってしまうのだからテノール、という考えだったのかもしれません。

 今のY先生の門下にも、どう聞いてもテノールの声質にしか聞こえない(自称)バリトン君がいます。以前私が「その声は、どう聞いてもテノールにしか聞こえないのに、どうしてテノールにならないの?」と尋ねたことがあります。その時、彼は、自分は今仕事が忙しくて、とてもテノールとしての勉強をしていく時間がないから、このままバリトンで行くつもり…という趣旨の返事をしました。それを考えても、自然な声で歌い続けるならバリトンで、勉強をしていくならテノールにもなれるかも…って事なんだろうと思います。

 そう言えば、私も歌を勉強しはじめた頃は(最初っからテノール志向ではあったけれど)声的には、太いし、重いし、音域も低かったし、ほぼほぼバリトンだったなあ。そこから、声を軽くして、音域を広げていって、一人前のテノールを目指して勉強を続けたわけです。もっとも、今だにその“普通のテノール”には手が届いておらず、なんともバリノールな私だったりします。

 うむ、一人前のテノールになるためにも、テノール修行を頑張っていかないといけませんね。

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posted by stone at 04:00| Comment(0) | 声楽のエッセイ

2020年09月20日

ほんと、エンタメ業界がヤバいようです

 東京ディズニーランドを経営しているオリエンタルランドが、かなりヤバいみたいです。

 すでにあちらこちらで報道していますが…。

 1)正社員と嘱託社員(あわせて4千人いるそうです)の冬の賞与(ボーナス)は7割削減。
 2)キャスト(バイトです。2万人もいるそうです)に対しては、今まで行っていた休業補償を9月で止める。
 3)ダンサーたち(1千人ほどいて、時給で働いているそうです)には配置転換(つまりキャストにジョブチェンジだ)や退職をお願いする。
 4)6月から役員報酬の削減(代表取締役が30%減、取締役と監査役が20%減)をしていたが、さらに削減する。

 とどのつまり、そこまで賃金カットをしないと、マジでヤバいって話のようです。

 日本における東京ディズニーランドって、エンタメ界の超優良株で、ある意味、エンタメ業界での稼ぎ頭なはずです。そのディズニーランドで、これだけの賃金カットをせざるをえないという状況になっている事が、かなりヤバいって話です。

 ディズニーランドがこうならば、その他の日本のエンタメは、もっともっと状態が悪いはずです。

 もちろん、その原因は新型コロナウィルスによる自粛生活が原因なんです。

 それにしても、職業によって、新型コロナウィルスの影響って、マチマチだよね。

 公務員は、ほぼほぼ影響受けていないようです。まあ世間のライフライン的なものを担っているのが、公務員やそれに準じる人たちだからね。「コロナだから事件が起きても手動しません」なんていう警察ないもんね。

 第一次産業(農家とか漁師とか)や生活必需品を販売する小売業(スーパーだね)も平常営業でしょ? 人間って食べなきゃ死んじゃうから。

 自宅に籠もる人が増えたから、ネット関係はいい感じです。通販大勝利。それに伴い、運輸業、特に宅配業務は大流行でしょ。

 あと、そもそも働いていない年金生活者の方々は、特にお変わりないですよね。なので、彼らの意見が経済を無視したモノになりがちなのも無理からぬ話でしょう。、

 逆にヤバいのが「贅沢は敵だ!」の“贅沢”部分に関係する仕事です。楽しみとか息抜きとか娯楽とかに関連する仕事で、旅行関係、観光関係、飲食(特に外食)関係、大きな金額が動く買い物(車とかマンションとか)やカラオケとかエンタメ業界等が“贅沢”だとみなされる業界であって、今回のディズニーランドなんかもエンタメ業界になります。

 それにしても、ディズニーランドも苦しいのか…。西のユニバーサルスタジオもバイト(ここは働いている人のほとんどがバイトなんだそうです)の契約更新を止めているそうだし…。エンタメ業界で削れる経費って…人件費ぐらいだものなあ。

 そう言えば、海外では、シルク・ド・ソレイユが破産して解散しちゃったらしいし…。世界的にエンタメ業界がヤバいみたいです。サーカスや遊園地だけでなく、世界中にある映画館や民営の音楽ホールや歌劇場やミュージカルシアターも、かなりヤバいようです。どれくらい生き残れるのだろうか?

 一度世の中に出てしまった感染症は、簡単には終息しないって。完全な効果を持つワクチンが開発されるか(たぶん、新型コロナに関しては無理だと思います)、さもなければ人類みんなが一度は感染して、普通の病気に成り下がるまでは、終息しないと思います。それを思うと、このやばい状況は、まだ数年は継続するわけです。

 コロナが猛威を奮っている数年の間、世界のエンタメ業界は持ちこたえられるのでしょうか? それに携わっている方々の生活は守られるのでしょうか?

 たぶん分水嶺となるのは、一年延期されたオリンピックだと思います。たとえコロナが終息していなくても、オリンピックが実施されてしまえば(たとえその後パンデミックが拡大したとしても)エンタメ業界も通常営業できるようになるでしょう。しかし、オリンピックが再度延期または中止になってしまえば、その後もしばらくエンタメ業界に身動き取れなくなります。

 トドメ刺されちゃうよね。

 終わりの見えない自粛生活は、社会的には、緩慢な自殺と同じだと私は思います。ほんと、どうにかしないといけません。日本では、これまでのコロナによる死亡者数は約1500人だけれど、今年1〜8月までの自殺者は約1万3千人程度です。感染予防も大切だけれど、自殺防止の方が急務だし、そのためにも社会的にも個人的にも経済的な安定っては絶対に必要だよね。

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posted by stone at 04:00| Comment(0) | ダイエット&エッセイ

2020年09月19日

アカリは思春期?

 毎日毎日、金魚たちを観察していると、彼女たちの成長の様子を見ることができます。金魚も成長につれ、オトナになっていきます。

 我が家に来たばかりの頃は、本当に子どもです。もう、動作がいちいちキャピキャピしていて、人間で言えば、幼稚園の子どものようです。そこから少しずつ成長していきます。

 まだ、ランコは小学生ぐらいでしょうか? まだまだ子どもっぽさがあります。まだまだ遊んでいるのが楽しいみたいです。ゆっくりオトナになればいいと思います。

 で、アカリです。とにかく、早くオトナになりたい様子で、彼女は今、中学生〜高校生ぐらいかしら? ちょうど思春期真っ盛りで、とってもトンガッていますよ。人間だったら、ワルの道に踏み込んで、不良になっているのかもしれません。とにかく、身の回りのすべての物事にイチャモンをつけたい年頃のようです。まるで、昔々のヤヨイみたいです。

 そのヤヨイは…と言うと、いい感じのお姉さん〜おばさんになりました。昔は、あんなに尖っていたのに、今はほんと、性格が丸くなりました。でも水槽内の影響力と権力は持っているようで、のほほんとしながらも、ドンとしたお局様です。常にマイペースで生活しています。

 ヤヨイがマイペースで生活しているので、シズカとアセビは、水槽の中で、小さくなって生きているようです。何をするにせよ、ヤヨイ姉さんの顔色をうかがっています。そこへ行くと、まだアカリとランコは、ヤヨイの顔色をうかがっている様子はありません。おそらく、ヤヨイが目こぼしているのではないかと思われます。まだ、子どもなので、相手にしていないだけなのかもしれません。

 なので、アカリはブイブイやってます。もう少し成長してくると、ヤヨイ姉さんにシメられてオトナしくなるんだろうなって思いますけれど。

 金魚なんて、たかが魚類ですが、一匹一匹個性が違っていて、見ていて、とてもかわいいですよ。ただ、ケモノたちと違って、サカナの可愛らしさは、なかなか万人には理解し難いようで…そこが少し寂しいかなって思います。

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posted by stone at 04:00| Comment(0) | 金魚

2020年09月18日

私もカヤックで遊びたいかも

 フルートのレッスンに行ってきました。私が教室にたどり着いた時は、姉様のレッスンが始まったばかりらしく、たっぷりと姉様のレッスンを見学させていただきました。いやあ、結構なスパルタなレッスンで、私とは大違いでした。おそらく、弟子としての期待度が違うんだろうなあ…なんて感じました。別にひがんでいるわけじゃないよ。

 ロングトーン練習はいつもどおり良い感じでした。

 エルステユーブンゲンは、例によって25番と26番でした。いつも暗譜をしていない事が問題となっておりますが、今回は暗譜どころか、あっちこっちミスブローすらしてしまいました。申し訳ない。

 旋律的練習曲は6番でしたが、ミスブローはなかなか減りません。先生から、スタッカートはもっと切れ味良いスタッカートが欲しいと言われました。

 40リトルピーセズは、34番のバッハのガボットでした。正直、ちゃんと吹けたとは思ってません。なんか、あっちこっち誤魔化しながら吹いてしまったという感想なのですが、先生からは「これくらい吹ければ良いよ。この曲集のバッハって、吹きづらいんだよね」との事で、合格をいただきました。まあ、合格をいただけるなら、それを拒否する必要もないもので…。

 次は35番で、シューベルトのアンダンティーノです。でも知らないメロディーだな? 先生曰く「シューベルトはバッハと違って、吹きやすいよ」との事です。

 さて、今回の雑談は(今更ですが)今年の夏休みの過ごし方です。私はブログにも書きましたように、京都に旅行に行きましたが、先生は、特に出かける事もなく、毎日をカヤック遊びで過ごしたそうです。

 先生は現在、全く仕事がなくて、毎日、別荘のある山中湖で生活されているのですが、せっかく山中湖にいるのだから、山中湖でないとできない事をしよう…と考えて、一人乗りのカヤックを購入して、毎日、湖の上を走り回っていたそうなんのです。なんとも、アクティブな…。

 実は私もカヤックの経験がありますし、カヤックは得意です。結構な速度でカヤックを漕げる人なんですよ。なので、先生のカヤック話もいちいち納得してしまいました。カヤック、楽しいよね。普通のボートと違って、前が見えるし、移動速度も負けちゃいません。もっとも、ボートと違って、たまにひっくり返る(笑)のだけれど、それもまた楽しいのです。

 私もカヤックで遊びたいかも。

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2020年09月17日

メトのライブビューイングで「アンナ・ボレーナ」を見てきた その2

 昨日はオペラ本編の話をしないうちに、記事の分量が多くなってしまったので、やむをえず記事を分割いたしました。今回は、本編に関する記事です。

 さてさて、この「アンナ・ボレーナ」というオペラは、極めてマイナーで、滅多なことでは上演されないオペラです。と言うのも、歌える歌手が限られているからです。どの役も、めっちゃ難しいので、それだけの歌の上手い歌手を揃えるのが大変なんだそうです。なので、一時期はどこの歌劇場でも上演されなかったわけです。昨今はオペラ歌手全体のレベルが上がり、この難曲も歌える歌手がぼちぼち出てきたので、少しずつ上演されるようになったという事です。ちなみに、メトですら、この2011年の公演が初上演だそうですから、その上演の難しさは推して知るべしです。

 めったに上演されないオペラですが、中身は実に充実した面白いオペラです。なにしろ、あのドニゼッティの出世作ですからね、つまらないわけないです。

 ストーリーは、ヨーロッパ人なら誰でも知っている「アン・ブーリン事件」だし、音楽は捨て曲無しの充実さ。こりゃすごいです。

 このオペラは、歌手の声とその技量を楽しむオペラです。声のサーカスを見ているかのようで、ストーリーがよく分からなくても、代わる代わる歌う歌手たちの声と歌唱テクニックにうっとりしていれば、あっという間に4時間経ってしまうというわけです。

 なので、このメトの上演でも、歌手の声と歌唱テクニックにうっとりしているうちにオペラが終わってしまいます。それぐらい、歌手の粒が高いレベルで揃っているんです。

 このメトの上演は、常識的に考えるなら、ほぼ百点満点の上演と言えるでしょう。今「常識的に考えるなら」と書いたのは、私個人の意見はちょっと違うからです。

 私の意見としては、主役のネトレプコに問題があるなあと感じています。

 ネトレプコは、めっちゃ上手な歌手です。テクニック的には、ほんとすごいです。なんの破綻もありません。おまけに(多少太ってますが)美人だし、演技も抜群です。ほぼ超人です。でもね、私、ネトレプコの声が好きじゃないです。

 ネトレプコの声って、ソプラノ・ドランマティコ・ダジリタという種類の声じゃないかって思います。この声種の特徴は、低音も高音も無理なく出せて、コロラトゥーラも得意って声ですね。つまり、どんな役でも歌えるスーパーな声の持ち主って事です。

 「アンナ・ボレーナ」を得意としていたマリア・カラスもソプラノ・ドランマティコ・ダジリタでしょうし、「アンナ・ボレーナ」を最初に歌ったジュディッタ・パスタもソプラノ・ドランマティコ・ダジリタだと言われています。

 だから、ソプラノ・ドランマティコ・ダジリタであるネトレプコが「アンナ・ボレーナ」を歌うのは当然だし、しかるべきだと思うのですが、なんか違うなあって私は思うのです。

 と言うのも、劇中で、アンナとセイモーとスメトンの三人が歌う三重唱があるのですが、この時、まるでメゾソプラノの三重唱のように聞こえるんですよ。それってダメでしょ? 少なくとも、他の二人と比べて、アンナの声には、ソプラノとして、メゾソプラノよりも声に輝きがないとダメって私は思うのです。

 歌うだけでも大変なアンナ役なのに、さらに声の輝きまで求めるなんて、贅沢すぎる要求だとは思いますが、全体が素晴らしいだけに、私的にはそこが残念なのです。

 「アンナ・ボレーナ」のアンナ役には、幅広い音域の歌手が求められています。だからソプラノ・ドランマティコ・ダジリタの声が必要だというのは理解します。

 問題は、声質の好みの話になります。

 ソプラノ・ドランマティコ・ダジリタの声は、ソプラノ(明るい響きのある声)で、ドドランマティコ(重く力強い声)で、ダジリタ(コロラトゥーラが大得意)って事でしょ? つまり“明るくて力強い響きのある声”って事になります。確かに、マリア・カラスの声って(美声では無いけれど)そんな感じの声だよね。

 で、ネトレプコの声です。彼女の声って…あんまり明るくないよね。特に低音域を歌っている時は、ほぼほぼメゾソプラノの響きになっているような気がします。だから、ソプラノとメゾソプラノの三重唱が、メゾソプラノだけの三重唱のように聞こえてしまうわけです。そこが残念だし、そこが問題だと感じています。

 ソプラノ・ドランマティコ・ダジリタの歌手が歌う役って、音域の広い役がそうであって、それは「アンナ・ボレーナ」のアンナだけじゃないです。代表的なところで言えば「ノルマ」のノルマとか「椿姫」のヴィオレッタなどもそうです。ノルマは母性が強いので、太めの声で歌われる事も多いですが、ヴィオレッタは商売女なので、派手目な声で歌われる事が多いです。つまり、ソプラノ・ドランマティコ・ダジリタの声と言っても、色々あるって話です。少なくとも「アンナ・ボレーナ」に関しては、メゾとの二重唱や三重唱があるのですから、低音域の声質が明らかにメゾよりも明るい歌手が歌うべき役だと…私は思っています。

 そこがこの上演での問題だと私が感じている事ですが…たぶん、ほとんどの人は、そこに問題を感じていないでしょうね。むしろ、スター歌手であるネトレプコの出演を喜んでいる人の多いんだろうなあ。

 というわけで、このメトの「アンナ・ボレーナ」は、私以外の方には、チョーお勧めです。いや、私も、自分の声の好みを押し殺せば、全然OKなんだけれど、趣味のオペラ鑑賞なのに“好みを押し殺す”のも、何か変な話ですよね。

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posted by stone at 04:00| Comment(0) | 歌劇

2020年09月16日

メトのライブビューイングで「アンナ・ボレーナ」を見てきた その1

 アンコール上映で、2011年シーズンの「アンナ・ボレーナ」を見てきました。スタッフ&出演者等は以下の通りです。

指揮:マルコ・アルミアート
演出:ディヴィッド・マクヴィカー

アンナ・ボレーナ:アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
ジョヴァンナ・セイモー:エカテリーナ・グバノヴァ(メゾソプラノ)
エンリーコ国王:イルダール・アブドラザコフ(バス)
リッカルド・ペルシ:スティーヴン・コステム(テノール)
スメトン:タマラ・マムフォード(メゾソプラノ)

 この作品は、作曲家ドニゼッティの「チューダー朝三部作」の一つで、イギリスのチューダー朝(あれこれスキャンダラスな王朝だったようです)をネタにして書いた、3本のオペラのうちの一つです。ちなみに、あとの2つは「マリア・ストゥアルダ」と「ロベルト・デヴェリュー」です。

 この「アンナ・ボレーナ」は、アン・ブーリン事件をネタにしています。人名は変えられているので、下に書いておきますね。

アン・ブーリン -> アンナ・ボレーナ
ジェーン・シーモア -> ジョヴァンナ・セイモー
ヘンリー8世 -> エンリーコ国王
リチャード・バーシー -> リッカルド・ペルシ

 これでイギリス史に詳しい方は「ははん」と思われることでしょう。私にはなんのこっちゃって感じですが。

 ちなみに、オペラには名前だけで登場しない「アラゴンのお方」は“キャサリン・オブ・アラゴン”の事です。元スペイン王女で、ヘンリー8世の最初の妻です。アン・ブーリンの前にヘンリー8世の奥さんだった人です。ヘンリー8世はアン・ブーリンと結婚するために(ってか、キャサリン・オブ・アラゴンと離婚するために)ローマ・カトリックと袂を分かち、イギリス国教会を作ったと言われています。なにしろ、ローマ・カトリックでは離婚は認められないからね。それにしてもすごいなあ。

 で、ヘンリー8世とキャサリン・オブ・アラゴンの子がメアリ1世(ブラディ・メアリという二つ名があります)で、ヘンリー8世とアン・ブーリンの子がエリザベス1世(こちらには処女王という二つ名があります)なんです。

 そしてヘンリー8世亡き後、1代(エドワード6世)はさんで女王となったメアリ1世は、カトリック復古を推し進め、イギリス国内に宗教的な対立を生み出してしまいました。で、これを収めたのが、エリザベス1世って事になります。

 そのエリザベス1世に対して、ブラディ・メアリではないメアリ1世(スコットランド女王。スコットランド王ジェームズ5世とメアリ・オブ・ギーズの娘)というのがいて、イングランド女王であるエリザベス1世の正当性を認めずに権力闘争を起こしてしまいます。で、負けちゃって、その晩年の時代をオペラ化したのが「マリア・スチュアルダ」です。

 で、最後に歴史の勝者になったはずのエリザベスの晩年のドロドロな私生活をオペラにしたのが「ロベルト・デヴェリュー」なんですね。

 ちなみに、エリザベスの跡をついで、イングランド王になったジェームズ6世は、実はマリア・スチュアルダのメアリ1世の子であり、イングランド王のついでにスコットランド王にもなっちゃって、イングランドとスコットランドの統一王になり、その後も子孫が繁栄して、今のイギリス王家につながっていきます。

 そうなると、メアリ(もちろんブラディじゃない方)とエリザベス、どっちが勝ったんだか分かりません。

 ちなみに、チューダー朝とは、ヘンリー8世の父親、ヘンリー7世からエリザベス1世までの時代を言います。ずばり、オペラ化された時代ですな。

 ちなみに王朝とは男子直系による家族で王を引き継いでいくやり方で、男系が途絶えて(女性が王になると男系が途絶える事が多いです)他家から養子を迎え入れたり、女性王の子が次代の王になると、王朝が変わります。

 日本の天皇系はずっと同じ王朝(かな? 家系図を見ると必ずしもそうとも言えないような気がしないでもない。例えば継体天皇とか後小松天皇とか後花園天皇とか光格天皇とか…ねえ)なので比較できませんが(王朝ではありませんが)徳川将軍家で言えば、

@本家徳川家 徳川家康(初代)〜徳川家綱(4代)
A館林徳川家 徳川綱吉(5代)
B甲府徳川家 徳川家宣(6代)〜徳川家継(7代)
C紀州徳川家 徳川吉宗(8代)〜徳川家治(10代)
D一橋徳川家 徳川家斉(11代)〜徳川家定(13代)
E紀州徳川家 徳川家茂(14代)
F一橋徳川家 徳川慶喜(15代)

 ってな感じで養子を親戚から迎えていますので、王朝(?)が変わってます。つまり、徳川家の場合は男子直系が途絶えてしまうたびに、親戚から男子を養子に迎えて将軍職を繋いでいったのです。ま、そもそも日本には“王朝”という発想はないし、みんな“徳川家”なので、親戚を含めた大家族で将軍職を守っていったとも言えますが。

 あれ、オペラ本編に入らないうちに、こんなに書いてしまいました。ううむ、オペラ本編については、明日にします。しばし待たれよ。

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posted by stone at 04:00| Comment(4) | 歌劇

2020年09月15日

ドミンゴのバリトン歌唱について

 皆さんは、プラシド・ドミンゴというオペラ歌手をご存知でしょうか? 御年79歳で、かつては三大テノールの一人として、オペラ界でブイブイ言わせていた、いわゆる“リビング・レジェンド(生きる伝説)”ってタイプの大歌手です。ちなみに、79歳だけれど、今でも現役のオペラ歌手&指揮者です。

 最近の話題としては、昔起こしたセクハラ事件を最近掘り起こされて、それでアメリカのオペラ界から追放されてしまうというスキャンダルを起こしてます。アメリカ人はセクハラには厳しいからね。もう二度とメトでは歌えないんだそうで、ちょっと残念です。

 それはともかく、ドミンゴは、かつては飛ぶ鳥落とす勢いの大テノール歌手だったわけです。それが70歳を迎える頃から、バリトンの役を歌うようになったわけです。今回は、そんなかつての大テノール歌手が、最近ではバリトン役ばかりを歌うようになったので、それについての記事です。

 さて、一般的には「ドミンゴはテノールからバリトンに転向した」と言われています。実際、一度は(2010年頃)「バリトン転向宣言」をして、バリトン歌手を名乗るようになったそうですが、どうも最近(2015年頃)は、また御自分の事をテノール歌手であると言い出して、今はテノール歌手のまま、バリトン役を歌っているというスタンスを取っているようです。

 つまり、今は「バリトン歌手に転向したからバリトン役を歌っている」のではなく「テノール歌手だけれどバリトン役を歌っている」という事にしているようです。まあ、こんなふうに言っているのには、彼なりの言い訳のようなものが(たぶん)あるんだろうなあって思います(が、そんなことはどうでもいいと私は思ってます)。

 そもそも、ドミンゴという歌手は、極めてレパートリーの広い歌手なんです。卓越した歌唱力に加えて、優れた言語能力を併せ持った、天才的な歌手なので、若いときから、様々なテノール役を歌ってきました。声に合わない役(例えば「愛の妙薬」のメモリーノとか、「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオとか)ですら、なんとか歌いこなしてしまうくらいのテクニックを持っている人なので、本当に声が全く合わなくて歌えない役以外の、数多くのテノールの役を歌ってしまった人なんです。常に新しい役を求めている、貪欲な歌手なんだと思います。

 そんな彼だから、おそらくバリトン役を歌うことは、かつてワーグナー・テノールに挑戦したのと同じような感覚なのかもしれません。ドミンゴがワーグナー・テノールに挑戦した時も、当時の世間はアレコレ言ってたのを思い出します。

 で、昨今のドミンゴは、加齢によって高音が出づらくなった事(そもそもドミンゴは高音が苦手なテノールでした)もあって、バリトン役を歌うようになったと言われています。それに、ドミンゴはデビュー当時はバリトンだったわけだしね。ある意味、原点回帰なんです。

 さて、そんなドミンゴのバリトン歌唱ですが、ワーグナー・テノールに挑戦した時以上に世間の風当たりはキツイようです。曰く「あれはバリトンの声ではない」「歌に深みが欠けている」「ドミンゴの歌を聞くくらいなら、もっと別の本物のバリトン歌手の歌を聞くべきだ」とかね。

 私は、そんな世間の声の言い分については、正解だと思ってます。オペラと言えども、クラシック音楽であって、基本的に再生芸術なんです。作曲家が想定した声で歌うのが筋というものですし、そういう意味では、ドミンゴのような声でバリトン役を歌うのは、作曲家の想定には無いだろうと、断言できます。

 なので、クラシック音楽&オペラファンとしては「ドミンゴはバリトン役を歌うべきではない」と、私も思わないでもないです。

 実際の音源で比べてみましょう。曲はヴェルディ作曲の「椿姫」のバリトンの名アリア「プロヴァンスの海と陸/Di Provenza il mar, il suol」です。まずはお手本として、名バリトンの誉れ高いディミトリー・ホロストフスキーの歌唱でお聞きください。

 では、我らがドミンゴの歌唱です。
 こういうふうに比べてしまうと、やはりドミンゴは声が違います。バリトン役を歌うべきではない…って言えるかもしれません。上手いんだけれど、バリトンとしての深みが足りないのよね。ちょっと違うかなって気がします。

 でもね、悲しいかな、私はドミンゴファンだったりするんです。

 ドミンゴの歌うバリトン役は、クラシックファンとしての耳で聞けば、全然物足りないし、やっぱり間違っていると思います。でもね、ドミンゴファンとしての耳で聞けば、実に素晴らしいし、絶品だと思うんですよ。もう、ブラボーって何度も叫びたいくらいに良いんですよ。

 「もうさあ、テノールとかバリトンとか、どうでもいいじゃん。ドミンゴは“声種:ドミンゴ”って事で、いいじゃん」って気分にすらなってしまいます。実際、歌は超絶上手いし、表現力だって十二分にあるし…ただ、いわゆる典型的なバリトン声ではない(ってか、やっぱりテノール声だよね)ってだけの話じゃん。もう、そんな小さな事(え?)にこだわるの止めようよ。

 って考えてしまうわけです。ちょっと、脳みそが傷んでますね。

 歌曲って、どんな声種の歌手が歌ってもいいんですよね。もちろん、作曲家は、ある特定の声種を想定して作曲しているのだけれど、その想定された声種以外の歌手が歌ってもいいのが歌曲なのです。

 ならば、オペラも歌曲のような感覚で、歌えるなら、指定された声種以外の声で歌ってもいいじゃん…という、おおらかな気持ちになれないかな? というような、ムチャな考えすら持ってしまいかねないほど、ドミンゴのバリトン歌唱って見事なんです。

 正直に言っちゃえば、ドミンゴのバリトンって、ある意味ゲテモノなのかもしれませんが…それで喜んでいる人が世界中にいるというのも、事実なのです。なら、そんなファンのために、ドミンゴのバリトン歌唱があっても良いと思いますよ。

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posted by stone at 04:00| Comment(8) | 歌劇

2020年09月14日

2020声楽発表会 その4 反省

 数日経って、冷静になってから、当日の録音をじっくりと聞き直してみました。

 今回、何がダメだったのかと言えば“発声”がダメでした。まるで、キング先生のところで勉強していた頃のような声で歌っているのです。ううむ、呪縛だな。

 私の発声の基礎基本は、なんだかんだ言っても、キング先生のところで学んだ“キング式発声”なんだろうなあって思いました。キング先生のところを辞めて、Y先生のところに移って、数年掛けて、キング式発声を忘れて、普通の声楽発声に直してきたのですが、それでもやはり根っこのところには、最初に学んだ発声方法があって、今回のように調子が悪いと、その最初の姿が現れてしまう…という事が起こったようです。

 キング式発声方法は、ちょっと世間一般の普通と思われている声楽発声とは違います。ただ、違うだけであって、必ずしも間違っているとは言い切れないかもしれません。突き詰めて学べば、それはそれでひとつの発声方法なんだろうと思います。

 ただ、私は突き詰めて学ぶ前に、ノドが壊れかけてしまったために、中途半端な形でしか身についていません。途中で先生に追い出されてしまったって事もありますが、たとえそれがなくて、ずっと門下に残っていたとしても、おそらく私では、キング式の発声方法を学び終える事はできなかっただろうと思ってます。それくらい、私には合わない発声方法だと思ってます。

 でも、真剣に学んだんだよ。ある意味、今よりも真面目に真剣に愚直に学んだんですよ。ノドが壊れる直前まで、自分を追い込んで、前向きに取り組んだんですよ。そんなふうに最初に学んだ発声方法だから、本当にカラダに染み込んでいるんです。

 で、Y先生について、キング式の特徴の一つ一つを潰して、普通の発声方法に変えていったのだけれど、ついうっかりすると、慣れ親しんだキング式の発声になってしまうわけです。

 キング式の発声方法は、ノド声ではないのだけれど、ノド声とは紙一重な感じで、かなりノドを酷使する発声方法です。腹筋も鼻腔も積極的には使いません。メインはノドから口腔にかけての空間で、ここを十二分に利用して発声します。マスターすればカツーンとしたヌケの良い声になりますが、私はそこまでの習得はできず、いつもいつもノド声でしか歌えていませんでした。なので、私のそもそもの発声は、未熟なキング式発声方法…つまり、ほぼほぼノド声歌唱なのです。

 寝不足でカラダがほとんど使えなかった私は、そんなキング式発声方法由来の“ほぼほぼノド声歌唱”に先祖返りしてしまったわけです。

 この“ほぼほぼノド声歌唱”の欠点は、まず音色が悪い事です。聞いていて、聞き苦しい声になってしまう事です。でも、それは歌っている本人には分からないのです。むしろ歌っている本人は「いい声で歌えているなあ〜」と思っているのだけれど、後から録音などを聞くと、ほんと、泣きたくなるようなひどい声になっているんです。シクシク。

 さらに“ほぼほぼノド声歌唱”は、音程が全体的に下がり気味になり、聞いていて気持ち悪いのです。さらに決定的な欠点として、高音を出そうとすると、声帯が固くなって全く声が出なくなります。

 今回の発表会での歌唱が、まさにそんな感じだし、これは実に懐かしい感覚でもあったわけです。

 Y先生のところで声楽を学びなおして、約8年経ちますが、この8年間は一体何だったんだという思いです。Y先生から学んだ事が全くできなくなり、昔々に習った、違う系列の発声方法で歌ってしまうなんて、ほんと、Y先生に申し訳ないやら、自分が情けないやら…腹かっさばいて死んでお詫びしたいくらいです(ってのは、さすがに言い過ぎだね、ごめんなさい)。

 最近の私は、ちょっと調子に乗っていたんだろうと思います。高音Aが常用音域の音になり、手順さえ正しく踏めば、高音Bですら歌えてしまうようになったわけで、なんか天狗になっていたんだろうと思います。

 音楽の神様は、そこまで甘くはないわけで「アンさん、そんな有頂天になっていると、えらい目にあいますよ」って警告してくれたんだろうなあって思います。

 たかが寝不足ぐらいで、たかが体調不良なぐらいで歌えなくなるようでは、まだまだ未熟者だと思い知らされたわけです。もっともっと練習して、体調が悪いくらいではびくともしないくらいに、自動運転的に、いつでも、響きのある声で、脱力した豊かな声で、のびのびとした高音を駆使した歌が歌えるように、自分を鍛えていかないといけないんだなあと思い知ったわけです。

 だいたい「手順さえ正しく踏めば」という条件が付いている時点で、ダメなんだと思いました。手順なんて、無意識のうちに正しく踏めないとダメで、それ以前に、ノド声で歌ってしまう事自体もダメダメです。

 そのあたりが無意識で解決されているくらいに、練習をして、正しい発声を身に着けないとダメなんだと、今回の失敗から私は学んだわけです。

 やるべき事は「いつでもしっかりと腹筋を使って、支えた息と声で歌っていく事」と「声帯を自由に引っ張って楽に歌う事」です。前者はY先生から常に注意されている事です。注意を受けないくらいに自然にできるようにしないといけません。後者はまだまだ難しいです。ノドの脱力はもちろん、声帯周りのノドの筋肉をもっと自由に意思を以て動かせるようにしていく必要があります。

 でも、これらをきちんと身につけない限り、また同じような目に合うかもしれないのです。今回の件から、これらをしっかりと学んで、身につけて、自分のモノにしないといけません。

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 あ、最後に、発表会で歌った二重唱、ドニゼッティの「Verranno a te sull'aure/そよ風にのって」をアップします。「ランメルモールのルチア」の第1幕のフィナーレで歌われる名曲なんですよ。

 聞き苦しくてごめんなさい。でも気持ちは“全身全霊全力”で歌っているのですが、全然カラダが付いてきてないですね。ああ、情けない。
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2020年09月13日

2020声楽発表会 その3 ダメなものはダメ。これが現実。

 今回の発表会では、私、4曲歌いましたが、すでに音源をアップした「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」と「L'alba separa dalla luce l'ombra/暁は光から」

は、第一部の最初の方で、2曲連続で歌いました。

 発表会は2部構成で、私の登場順番は2人目なのでした。発表会が始まってすぐに、こんな歌を聞かされたお客さんたちは、災難だね(ぼそっ)。特に、最初に歌った「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」は、発声練習代わりのノド慣らしとして選曲したのに、全然ダメじゃん。もう涙出ちゃう。

 ちゃんと歌えなかった事は、自分でも分かっているので、最初の2曲を歌った後は、しばらくの間、楽屋で凹んでいました。リハーサルはうまくいかなかったけれど、本番は火事場の馬鹿力が発揮されて何とかなるかな?…と前向きに考えていたのですが、やっぱりダメでした。

 3曲目は、第2部の最初です。プッチーニの「Non piangere, Liu!/泣くなリューよ!」です。
 この曲は(って、その前の曲もそうだったんだけれど…)最後の最後で、テノールとして、ありえない大失敗をしています。最後の高いBが、三度下のGになってしまいました。ううむ、ありえない。あまりにきれいにハマっているので、分かりづらい失敗だと思いますが…分かる人は笑ってください。これ、全然ダメなんですよ。

 一度袖に引っ込んだら、休むまもなく、最後の二重唱の「Verranno a te sull'aure/そよ風にのって」となりました。

 音源は明日の記事に添付してアップします。この曲もダメはダメだけれど、最後の曲だし、ここまでの失敗について、あれこれ反省もしたし、本日絶好調の妻にリードもされて、死力を尽くして歌いました。ノドで押した声で歌っているのは間違いないけれど、それでもなんとか、形には…なっているかも?って感じです。

 ああ、今回の発表会は、私的には“黒歴史”ですわ。

 何はともあれ、発表会が終わりました。

 発表会が終わった後の私は、極めて明るく振る舞っていたつもりですが、やっぱりだいぶ凹んでいたみたいで、周りの人たちに、余計な気遣いをさせてしまったみたいです。反省。

 なので、発表会が終わるや否や、この発表会は私の中では無かった事にしました。

 無かった事にしたら、この後の打ち上げの楽しかった事! 失敗なんて、目をつぶってしまえば、無いも同然だもの、平気平気。前向きに生きていきましょう。

 また来年、頑張ろっと。

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posted by stone at 04:00| Comment(2) | 録音音源付き記事

2020年09月12日

2020声楽発表会 その2 リハーサルからダメでした

 寝不足のまま起き上がって、発表会へ行く支度を始めました。9時半から声出しの予定が入っているので、それに間に合わせるべく行動開始です。

 9時過ぎに会場入りをして、しばらくホールのロビーで待機していました。そこへ先生方がやってきて、楽屋を案内してくれました。

 例年、楽屋は「男性楽屋」「女性楽屋」とざっくり2つの大部屋に分けて使用していたのですが、今年は楽屋も定員を減らされていて、みんないっしょに大部屋で…というわけには行かず、ちょっと工夫をして部屋割をしたんだそうです。で、今回は、我々夫婦で一部屋いただきました。夫婦で一部屋と言うのは、気を使わずに済み、実に気楽でした。その代わり、他の門下生との語らいの時間が無くなってしまうので、楽屋に閉じこもる…というのを、極力避けるようにして、なるべく皆と話すように心がけました。

 楽屋に荷物を置いて、一息ついたところで、声出しの時刻となりました。練習室を借りているので、そちらで声出しです。みんなが平等に声出しができるように時間で区切られています。我々は、二人同時に練習室に入って二人分の時間を同時に使います。別に声を出すだけだから、隣に誰がいたって関係ないし、相手が女房なら、散々家で練習しているところを聞かれているんだから、別にどうという事もないです。

 で、いつものように声出しをして…ちょっと声を使いすぎてしまいました。途中で妻に「あんまり真剣に歌っていると声が無くなるよ」と注意されていたのにも関わらずです。まあ、いつもの事です。

 で、声出しして、ちょっと休憩してから、本番リハーサルとなりました。ピアニストさんとの最終調整ですね。

 本番リハーサルで歌って、先生から注意されたのは、いつものように「歌いすぎ」という事です。もっとホールを信用して、軽く楽に歌いましょうって言われました。ホールって広いから、ついつい声を出しすぎてしまうんだよね。

 寝不足でも、中低音は(自分の感覚では)普通に声が出ますので、ついつい声が出すぎてしまいますが、いわゆる高音域は(自分の感覚でも)スカスカの声しか出ないし、本当の高音は全然は出ません。ここで「自分の感覚」という言葉を使っているのは、その時の私はそう思っていたって話です。実際は、ノド声で歌っていて、声がきちんと出ないので、ノドで押して、力任せに発声していたのです。だからY先生に「歌いすぎ」って言われてしまったのですが、実態は歌いすぎではなく、出ない声をむりやりに出していただけの話で、良い状態の声では無かったのです。

 で、リハーサルが終わったところで、全然歌えなかった私です。さすがに先生が心配して、妻に「体調でも悪いの?」と尋ねてくださったそうですが、そこで妻が寝不足(ってか徹夜ですね)の件を話したところ「寝不足じゃ声は出ませんねえ…」との事です。

 ちーん。私の今年の発表会は、ほぼリハーサルで終了してしまいました。

 自分たちのリハーサル(一番最初でした)が終わった後は、客席に降りて、他の人達のリハーサルを聞いて、全部終わったところで、お昼に行きました。それにしても、自分の調子が悪い時ほど、他の人の歌が輝いて聞こえるのは…なぜ?

 お昼は…うどんです。いつもはたっぷり食べる私でしたが、この段階で、結構凹んでいた私は、あまり食欲も無かったので、軽く一人前だけ(!)食べました。

 昼食が終わって、すぐに着替えて、あっという間に本番です。

 本番に関しては、あまり書くべき事はないです。

 今回も音源はアップします。本当にひどい歌唱なので、本音で言えば、今年はアップしたくありません。

 と言うのも、今までは、たとえダメダメな歌唱だったとしても、それはそれで全力を尽くした結果のダメな歌唱でした。ダメだったけれど、前向きの姿勢でのダメだったのです。たとえ失敗作であったとしても、私としては全力を尽くした上での、満足して納得してのダメなので、他人に何と言われようと、全然アップしても平気だったのですが、今回は違います。全力を出し切れていないのです。

 やるべき事をやれず、満足できず、悔いばかりが残った歌唱であり音源なんです。

 そんな失敗は、本当の失敗であって、本当のダメであって、なんかもう…「あ゛ーーー!」って感じなんです。だから、本当にひどいし、私も納得しています。

 でも、それも私。日頃、ブログで偉そうな事を書いているのですから、失敗した姿もアップしておかないと、バランスが取れないってモンっす。それに色々言い訳するよりも、音源聞いてもらった方が早いよね。という訳で、今回も音源をアップしています。

 今回は、2曲目に歌った、トスティの「L'alba separa dalla luce l'ombra/暁は光から」です。
 私的には、この曲が普通に歌えたら“本物のテノール”だと思ってますし、今回は晴れて本物のテノール入りができると思っていたのですが、結果はこんな感じです。出ない声をむりやり出そうとして、力づくで失敗しています。ほんと、聞き苦しい歌唱をアップして、ごめんなさい。

 遠いなあ〜。普通のテノールってヤツは…。

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2020年09月11日

2020声楽発表会 その1 眠れない!

 さて、お待たせしました。今年の声楽発表会の記事ですが…最初に書いてしまうと、今年は「勝ち負けで言ったら、負け」の発表会でした。私の中では惨敗。散々だったのよ。

 今年は、前日までは絶好調だったんです。体調も良く、歌も素晴らしい感じで歌えていました。これは本当に発表会が待ち遠しい…そんな感じだったんですよ。

 それが何故か、前日から当日にかけて、全く眠れなくなってしまったのです。一応、私、自分の睡眠は睡眠アプリで管理しているのですが、そのアプリでも睡眠時間が“0時間0分”だったのですよ。そんな事は、長く生きていて初めての経験でした。

 いつもどおりの生活をして、いつもどおりの時刻に、いつもどおりに布団に入ったのですが、そこから全然眠くならないのです。頭の中が勝手に活動して、どうでも良い事(本当にどうでもいい事なんです)が次から次へと思い浮かんで、全く頭が休めませんでした。

 それでもカラダは休めないといけないと思って、目をつぶって、布団の中でじっとしていました。一応、エアコンをかけて寝ているのだけれど、いくら部屋を冷やしても、カラダが熱くなり汗が止まりません。寝苦しくてたまらないので、少しずつ部屋の温度を下げていったのだけれど、さすがに22度まで温度を下げたら、そこから下へは(心理的に)温度を下げられませんでした。だってね、汗でびっしょりになっているのに、さらに室温を下げたら、今度は風邪をひいてしまいます。やむをえず、その設定温度のまま寝ていたのですが、結局、そのまま朝になり、活動開始時刻になってしまいました。

 なので、前日までは元気いっぱいで体調も良かった私でしたが、そんな夜のうちに体力を使い果たし、起き上がった時は、ちょっと疲れ気味だけど、それなのに頭はちゃんとすっきりしているんです…という、何ともな状態でした。

 一体、あれはなんだったのだろう? 次の日が楽しみすぎて興奮して眠れない? 小学生じゃないんだから(笑)。それに、今までの人生で、発表会以上に楽しみな事なんて、いくらでもあったし、そんな日もしっかりと寝てきたし、不眠症とは無縁な人生を歩んできた私です。なのに、なぜ? いきなり眠れない!

 発表会は楽しみでしたし、今回は難しい歌がばっちり歌えそうだったので、本当に期待もしていました。だけど、別に興奮状態ではなかったし、布団に入るまでは普通に冷静でした。最近は、寝付きもよく、布団に入ると、すぐに寝息をたてて寝てしまう人だったので、こんなに眠れないという経験も人生初でした。

 発表会当日は、一晩寝ていないのだから、きっと昼間眠くなってしまう…と心配していましたが、一度起き上がってしまったら、むしろ普段どおりで、全然眠くなりませんでした。ですから、発表会が終わった日の夜になっても、全然眠くなくて、このままだと2日連続で徹夜してしまうかも…と心配して、布団に入ったら、案外、すぐに寝てしまいました。やっぱり、すぐに寝ちゃうのが私だよね。これが平常運転です。

 だからこそ、発表会の日の寝不足(ってか不眠)が、実に実に不可解だったわけです。

 翌日、某所でお医者さんと話す事があったので、その件を相談したところ、やっぱり「その声楽発表会とやらが楽しみで、自覚はしていなかったのかもしれないけれど、やはり興奮していて、眠れなかったのだと思いますよ。もし気になるなら、睡眠導入剤でも使いましょうか?」と言われました。

 薬はきっぱりお断りをしましたが…第三者的視点で見ると、やっぱりそうなんだな。

 翌日の発表会が楽しみで眠れない…なんて、なんか恥ずかしいです。

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 あ、そうそう、発表会では4曲歌ったので、最初に歌った、イタリア古典歌曲の「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」をアップします。

 ちなみに、これがこの日のベスト歌唱です。これでベストですよ。信じられないでしょ。ああ、穴があったら、深堀りして、入りたい(涙)。
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2020年09月10日

変な世の中になりました

 事前に予告していた予定では、今日から声楽発表会の記事をアップするつもりでしたが、まだちょっと記事が用意しきれないので、今日はパスをして、最近の私の身の回りで起こった話を書いて、お茶を濁すことにします(ごめんね)。

 発表会の記事のアップが遅れているのと関係しているのですが、実は私、つい先日まで体調を崩して寝込んでいました。仕事も、ちょっと忙しい時期でもあるし、寝込んでいたので仕事も溜まっているし…で、ブログ関連の事に使える時間が無くなって、それでアップの遅れにつながったわけです。

 で、今日は、その寝込んだ時の話。

 私の症状と言えば「強い倦怠感」「弱いけれど確実に存在する頭痛」「お腹がキリキリ痛い」です。たぶん風邪だよね。これで発熱していれば、保健所案件だけれど、熱は全然ありませんでした。なので、保健所案件ではないわけです。ただの風邪です。

 風邪なら…昨年までなら病院に行って、対処療法をしてもらって、薬でごまかして生活していくのですが、今の時代は「風邪症状がある人は病院に来ないでください」でしょ? 実際、私のかかりつけのお医者さんは、入り口にそういう趣旨の張り紙があるので、風邪をひいたら病院には行けません。

 仕方がないので、薬も飲まずに、3日ばかり家で寝込んで、自己免疫だけで対処しました。よく寝たよ。それで症状が改善したので、また復活して日常生活を送るようになったわけです。

 実は、その寝込んでいた時期に(持病治療のために)ちょうど通院する予約があったのですが、そんなわけで、通院はパスして、その一週間後に予約を取り直して、病院に行ったわけです。

 病院に行って、お医者さんに、かくかくしかじかで体調が悪くて先週は病院に来れなかったのですよ、と言ったところ「そうだよね、今の時代は、具合が悪いと病院に来られないんだよね。ほんと、変な世の中になったよね」と言ってました。私もそう思いますよ。健康な人しか病院に行けない…でも健康な人は病院に行かないわけで、じゃあ誰が病院に行くんだい?って話です。

 まあ、私のような持病持ちが、元気な時に、薬をもらいに病院に行くぐらいなんだろうなあ。こりゃあ、病院も経営が圧迫されるよね。実際、待合室には他の患者さんがほぼほぼいないし…ね。

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2020年09月09日

大雄山にも行ってきたんだよ

 京都から戻って、一日自宅でゆっくりしたら、今度は地元の観光地にもお金を落としましょうと考えて、大雄山の最乗寺に行ってきました。最乗寺に行った理由は…まだ行った事がなかったから…です。やっぱり、行ったことのない所には行ってみたいよね。

 実は、小田原からの大雄山鉄道に乗ってみたかったのです。大雄山鉄道って、小田原から大雄山へ行く伊豆箱根鉄道の路線なんです。どんなローカルな登山電車なんでしょ?と、期待にワクワクして乗ってみたら…ううむ、単に住宅地を走っているだけの通勤電車でした。ちょっとばかり、勝手にガッカリしました。そりゃそうだ、この路線には昔から富士フィルムの足柄工場があるわけで、その従業員の皆々様のための生活路線なんだよね、大雄山線って。そりゃあ、ロマンもへったくれもないわけだ。

 ひとまず終点の大雄山駅で降り、そこからすぐに路線バスにのって、最乗寺に向かいました。途中、閉店している茶店を多く見ました。不景気がこのお寺にも迫っているなあ。頑張れ天狗様(最乗寺は天狗様のお寺です)、貧乏神に負けるなよ。

 バスを降りたところからは延々、斜面または階段でした。いやあ、登る登る登る。救いなのは、木々がうっそうと生えていて、基本的に木陰の中を歩くという感じで、日光による暴力からは守っていただけましたが…何しろ“斜面&階段”です。心臓直撃の暴力ですわ。

 バス停から本堂を経由して奥の院まで行きましたが、Apple Watch様々でした。Apple Watchがリアルタイムに心拍数を計測してくれるので、なんとか健康を維持したまま奥の院まで上がる事ができました。

 基本的には、Apple Watchでリアルタイムに計測している心拍数が140を越えたら、休憩。心拍数が120以下になったら出発、を繰り返しました。なので、何百段もある階段を何度も何度も休憩入れながら登りました。Apple Watchをせずに、根性出して登っていたら、途中で心臓が止まってしまっていたかもしれません。何しろ私はがんばり屋さんだし、時々自分の年令を忘れちゃう人なんです。危ない危ない。

 それにしても、結構危険な参拝路でした。なにしろ天狗のお寺だそうですから…あれこれ天狗仕様なのかもしれません(汗)。

 マジで生命の危機を感じながら、奥の院からちょっと遠回りをして下山をしました。

 行きはバスで来ましたが、帰りは途中の仁王門まで“天狗のこみち”と呼ばれるハイキング道を下って帰りました。なかなか歩きやすい良いハンキングコースだと思いました。で、終点の仁王門からはバスに乗って帰ろうかと思ったら…バス停はお寺行きしかなく、駅行きのバス停はありませんでした。あちゃー、なんたる事よ。帰りのバスに乗りたければ、お寺からしか乗れないようです。このバス路線、途中下車は可能だけれど、途中乗車は不可のようです。しくしく…こうなると、道も狭く、車もビュンビュン通る、怖い怖い車道をテクテクと歩いて駅まで行くしかないようです。

 途中、本当に道が狭く、何度も車にぶつかりそうになりながらも、下山をしてきました。疲れも限界近くまで達し、お腹も空いた所で、釜飯屋さんの前を通りがかりました。釜飯…いいねえ、休憩がてら、昼食は釜飯にしましょう。

 釜飯の良いところは、注文してからご飯を炊くので、料理が出るまで、たっぷり時間がある事です。急いでいる時はたまらないでしょうが、疲れ切った時は、むしろこの長めの待ち時間が良い休憩時間になります。

 私は、鶏釜飯と肉そばを頼みました。本当は天ぷらうどんあたりを頼みたかったのですが、選択肢がそれくらいしかなかったのです。実は肉そばは人生初かもしれません。以前から、色々なそば屋のメニューに肉そばがあったのは知っていたのだけれど、肉そばよりも美味しそうなモノがたくさんあったので、今まで肉そばを食べずに来ました。食べた感想は…これって関西系のそばだよね。そばに乗っている肉が牛肉だし、そばの上に甘く煮込んだお肉って…関東の好みとはちょっと違うかな? でもまあ美味しいし、にしんそばのにしんを肉の甘煮に変えただけだし、これはこれで楽しみました。でも、やっぱり天ぷらそばの方が好みかな?

 肝心の鶏釜飯は、久しぶりに釜飯を食べたこともあって、とっても満足でした。お釜で炊いたごはんは美味しいよねえ。

 ゆっくり休んで、たっぷり食べたので、大満足です。食べ終わって駅に向かったら、実はもう駅は目の前でした。まあ、そんなモンだよね。帰りはどこにも寄らず、自宅に直行して帰りました。いやあ、疲れた疲れた。

 残りの夏休みの日々は、ひたすらDVDでオペラ三昧をした私でした。

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2020年09月08日

「パヴァロッティ 太陽のテノール」を見てきました

 これは早めにレビューしないと劇場から消えてしまいそうなので、急いでアップする事にします。標題のとおり「パヴァロッティ 太陽のテノール」というドキュメンタリー映画を見てきました。あまり多くの映画館で上映されていないみたいだし、上映期間も、おそらくそんなに長くはないだろうから、見たい方は急いで見に行くべしです。見るなら、映画館の素晴らしい音響設備で見たい(聞きたい)タイプの映画だからです。

 内容は…パヴァロッティの伝記です。昔なら伝記映画(カルーソーなら「歌劇王カルーソー」とかね)になっていただろうものを、今は各種映像や音源が残っている時代なので、それらを編集してドキュメンタリー映画を作成したのだろうと思われます。数年前に「私はマリア・カラス」というマリア・カラスのドキュメンタリー映画が公開されましたが、あれのパヴァロッティ版だと思えは、まあ正解です。ちなみに監督のロン・ハワードは「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK -The Touring Years」というビートルズの伝記ドキュメンタリー映画も作っていますので、ドキュメンタリーはお手の物なんでしょうね。

 内容は…遺族とか友人知人の協力を得て作られているドキュメンタリーですから、あまりパヴァロッティの事を悪くは言ってません。むしろ、彼の善行面に焦点を当てた構成になっているかも。まあ、彼のスキャンダルを描くのが目的ではないので、これはこれでアリでしょうね。

 ドキュメンタリーですが、わりかし多めにパヴァロッティの歌が聞けるので、まあ良しって感じかな? もちろん、本格的に彼の歌が聞きたければ、ドキュメンタリーではなくライブ映像を見た方が良いわけです。

 マリア・カラスのドキュメンタリー映画に関しては、彼女の生涯は、多くの人が知っている(もちろん私も知っている)し、後半生は、どうしたってスキャンダル中心にならざるをえないので、ドキュメンタリーを見ても「ああ、またか」って感じがしましたが、パヴァロッティの生涯って、案外知らないので、私はドキュメンタリー部分も結構楽しめました。

 多くの人たちがコメンテーターとして出演していますが、その中でもプラシド・ドミンゴは実に何度も登場して多くのコメントを残していますが、そのドミンゴは、パヴァロッティがポピュラー音楽にうつつを抜かしている時期には全くコメントせず(その代わり、その時期については、U2のボノがコメントしています)彼がオペラ界で活躍している時期だけにコメントをしている事に私が気づき、なんか映画をみながら「うむうむ、さもありなん」と思ってしまいました。

 それにしても、パヴァロッティって人は、マネージャーとか愛人とかに、本当に振り回されていたんだなあって感じました。映画を見ている限りでは、食い物にされていたように思われました(実際はどうなんでしょうね)

 このドキュメンタリーは、ある程度、オペラとかクラシック声楽とかパヴァロッティとかに基礎知識がある人向けだと思うし、そういう人は、それなりに楽しめると思いますが、一般人向けの映画とは思えませんので、見たい方は早めに見に行った方が良いと思います。きっと、あっという間に上映期間が終わっちゃうと思うんだよね。

 ちなみに多くのコメンテーターが色々なことを話していますが、その中から2つのコメントに関して私の感想を書きます。

 グリゴーロが「テノールの声は自然ではない」と言っていた事に関しては、全く同意しました。自然ではなく、ムチャをしている声…だと私は思ってます。なので「テノールである」というのはあくまでも結果であって「テノールになる」というのが正しい言い方だろうと思うし、そう考えるなら、グリゴーロのコメントは聞きようによっては極端だけれど、そう思う方が正しいんだろうね。

 あと、ボノが晩年の、声が衰えたパヴァロッティをかばって「声がダメになっても、歌にはその人の人生が現れる」から晩年のパヴァロッティの歌も素晴らしいと言ってますが、それはポピュラー音楽の価値観であって、クラシック音楽は再生芸術なので、歌手の人生よりも、美しい歌声の方が大切だと思うので、ボノの発言には同意できませんでした。歌手は、あくまでも作品や作曲家に奉仕する下僕だという事を忘れてはいけないのです。

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posted by stone at 04:00| Comment(4) | 音楽一般

2020年09月07日

そうだ京都に行こう その7 すずめはアタマが美味しいよ

 駐車場から清水寺は…結構ありました。おまけに上り坂! その上に真夏の京都の炎天下と来てます。いやあ、実に参りました。

 清水寺はさすがに見どころ豊富です。あの有名な“舞台”は、現在工事中で、その工事をしている様子が見学できるという、まあ珍しいものを見せてもらいました。

 我々が行った頃は、ちょうど千日詣り(年に一度の特別展だと思ってください)でして、御本尊を間近でゆっくり見せていただきました。例年の千日詣りでは、押すな押すなの大混雑でご本尊を間近でゆっくり見る…なんて事は全く出来ないんだそうですが、コロナ対策という事もあって、20人ずつしか本堂に入れないようにしていたので、本当にゆっくりとゆったりとたっぷりとお参りできました。感謝です。

 本堂の他に、阿弥陀堂と音羽の滝を見せていただきました。で、そこからぐるっと裏を回って戻っていったところに、茶店(休憩所)があり、そこのメニューに…なんと、冷やし飴がありました! ああ、飲みたい飲みたい飲みたい…しかし、バスの発車時刻が迫っていますので、泣く泣く、冷やし飴を諦めて、バスに向かった我々でした。この時ほど、団体行動が恨めしく思ったことはございません。

 バスは一路、京都駅に向かいます。京都駅で、観光バスから降りました。ガイドさん、ありがとう。我々は、今回の京都旅行の最後の目的地に、自力で向かうことにしました。

 最後に行くのは、伏見稲荷大社です。やはり、京都に来て、あの千本鳥居に行かないってわけには参りませんでしょ?

 京都駅から奈良線に乗って稲荷駅で下車です。下車をして改札をくぐって、さてお稲荷様はどこかいな?と思ったら、なんと駅前にありました。こりゃあビックリです。

 伏見稲荷大社は、社内のQRコードをスマホで撮影すると、スマホで音声案内をしてくれますので、それを活用して、音声案内を聞きながら、拝観させてもらいました。ガイドさんがいれば、そんなものは不要なのですが、ガイドさんがいない自力観光では、音声案内はとても大切です。感謝。

 千本鳥居は、なかなか壮観でした。テレビで見たのとまるっきり同じ(笑)。来てよかったと思いました。

 伏見稲荷は途中から稲荷山登山になりますので、我々は登山口で引き返すことにしました。この暑さの中での登山は、命の危険があると判断したからです。で、途中の茶店で休憩をしたところ、こちらの茶店にも冷やし飴があるじゃないですか? もちろん、さっそく注文して飲みました。

 冷やし飴は、暑い京都の夏にぴったりの美味しい飲み物でした。味は…冷静に表現してしまうと「甘い甘い砂糖水に生姜のエキスをたんまりと入れました」的な味です。こう書くと、あまり美味しくなさそうですが、実際に飲んでみると、これが実に美味しいんですよ。ただし、あのムシムシした京都の真夏だから美味しいのであって、ギラギラ太陽の下、湘南の潮風を浴びながらなら、冷やし飴よりもコーラやサイダーの方が美味いと思います(笑)。

 冷やし飴を飲んで、お稲荷さんにお別れして帰ります。行きはJRだったので、帰りは京阪電車に乗ろう!というので、お稲荷さんの門前町をプラプラ歩いていったところ…“すずめの丸焼き”という文字が目に飛び込んできました。

 そうそう、伏見稲荷は、すずめの丸焼きで有名な場所じゃない? ここですずめの丸焼きを食べなきゃ、せっかく来た意味ないじゃん! そう思ったら、さっそくお店に入って注文ですよ。

 出てきたのは、本当にすずめ丸焼きでした(笑)。さすがに羽根はムシってありましたが、アタマもクチバシも骨も目玉もついておりました。いやあ、かなり見た目はグロいです。一番美味しいのは、頭部という事で、ここは覚悟を決めてアタマから食べたところ、たしかに頭部が一番美味しかったです。まるでレバーのような風味でした。妻曰く「これって、脳みその味だよね」 まあ、そうかも。

 頭部は美味しかったのだけれど、カラダの方は…と言うと、普通に美味しくないバリバリでパサパサな鶏肉でした。ですから、頭だけが美味しかったわけで、料理としては、すずめは頭だけ食べるでもいいかもしれない…とすら思いました。見た目は悪いけれど、頭だけを切り取って、それにタレをつけて焼いたものを小鉢で出されたら、なかなかに嬉しいかもしれない…と思いました。いや、グロいか…。

 無事に京都駅に戻ったら、新幹線の時間まではお土産タイムです。妻にはかんざしを買ってあげました。自分は、香炉を金閣寺で買ったので、それ用のお香を買いました。コーン型の白檀のお香です。あと、知人たちにお菓子やお酒やお漬物などを買い、帰りの新幹線の中で自分たちが食べるデパ地下弁当を買いました。ちなみに私は、鱧をフィーチャーした和弁当を買いました。

 で、新幹線で小田原まで行ったところで、帰りの在来線が人身事故で止まっていて、帰りは散々でしたが、それも今となっては良い思い出です。

 ああ、京都楽しかった。京都にも、ちょっぴりだけどお金落としてこれたし、コロナにも罹患しなかったし、ウィンウィンな旅行が出来たと思ってます。

 たぶん、こんなに空いた(ある意味)快適な京都なんて、二度と無いだろうなあって思いました。京都に行くなら、今がチャンスかもしれません。来年の夏の京都はきっと、外国人客がわんさと来て、観光公害に悩む京都に戻るのでしょうね、でもそれが京都の街にとっては良いことなんだと思いました。

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posted by stone at 04:00| Comment(2) | その他

2020年09月06日

そうだ京都に行こう その6 金閣と銀閣

 三日目です。この日の朝食も同じホテルの朝食でした。違ったのは、前日はチマチマと食事を取りに行っていた私でしたが、さすがに二回目となると、状況も理解できましたので、最初にたんまりと料理を取ってきて、途中で立ち上がる事をせずにゆっくりと食しました。だって、いくら使い捨てとは言え、何度も手袋を付けたり取ったりするのは面倒なんだもの。

 本日もまた、定期観光バスのお世話になります。今回は「京都三大名所〜金閣寺・銀閣寺・清水寺〜」というコースで、京都初心者さん向けのコースです。ガイドさんは、さすがに3日連続同じ人ではありませんでした(笑)。今回のツアーメンバーは24名でして、バスガイドさん、大感激していました。ガイドさん曰く、ここのところ、ガイドさんは出勤不要と言われる日もたくさんあり、仕事がある日でもお客さんが10名以下という日が続いていたので、24名というのは久しぶりなんだそうです…バスの定員の半分しか乗ってないわけだけれどね。本来なら、この初心者コースは、毎日何便もあって、何台ものバスを使っているんだそうですが、それがたったの1台、それもバス半分程度の人数。いよいよ以て、京都、ヤバいね。

 実は私、今回の京都旅行でいくつかのミッションを自分に課していたのですが、その中の一つに「冷やし飴を飲む」と言うのがありました。以前、京都に観光旅行に来た時に、どこの自動販売機にも“冷やし飴”という、謎の飲料が売っていて、これがまた美味しいんですよ。こんなに美味しいのに地元湘南では見かけないので、京都に来たら是非是非冷やし飴を飲む事に決めていたのですが、今回、京都の行き先々の自動販売機を見ては冷やし飴を確認していたのですが、どこにも売っていなかったのです。で、その事をガイドさんに言ってみたら「そう言えば、いつの間にか見かけなくなりましたね」との事でした。で、ガイドさん、会社の知恵袋的存在の方に冷やし飴の事を尋ねてくださったのですが、その方の答えも「いつのまにか無くなってしまって、今、どこで飲めるのかわかりません」との事でした。ううむ、残念。今日が京都最終日なので、どこかで飲めたらいいなあ…。

 この観光バスは前日までとは違い、初心者向けのコースだったので、車窓からの案内も豊富で、バスから見える、色々な有名な寺社の説明とかもたっぷりありました。例えば、本来の本能寺(現在の本能寺は江戸時代に移転しちゃっています)は現在高校になっていて、そこを教えてもらったり、東西本願寺や晴明神社や大徳寺とか、なんかあれこれ教えてもらいました。

 最初の観光地は金閣寺でした。例によって、巨大な駐車場に観光バスはたった一台という状況でした。なんでも、金閣観光としては今回がほぼラストチャンスだったらしく、この記事がアップされる頃は、金閣寺は屋根の葺き替え工事に入ってしまうので、観光コースから外されてしまうのだそうです。壊滅的に観光客の少ない今、本来、25年おきに行う屋根の葺き替え工事の予定を前倒しにしてやってしまおうという事なんだそうですよ。金ピカの金閣寺を見るというのも、今回の目的(以前、見た時は、金色が燻っていた時代だったんですね)だったので、それに間に合ってよかったです。いやあ、ほんと、キンキラキンな金閣寺でした。あと、観光客がスカスカね。キンキラキンのスーカスカッってモンです。

 金閣寺の売店で、自分用の京都土産を買いました。可愛いカエルの香炉です。後で調べたら、アマゾンでも同じモノが売ってました。おまけにアマゾンの方が安いし…まあ、京都の金閣寺で買ったという事実が“土産”なので良しとします。
 金閣寺の次は銀閣寺です。当然、銀閣寺はキラキラしていません、渋いです。

 金閣寺はキラキラしていますが、あれは再建した最近の建造物であり、ある意味、現代建築(実際、昔の金閣寺とはあれこれ違うそうです)なんですが、こちらの銀閣寺は本物なんです。室町時代に作られたモノホンなんです。だから、よく見ると、あっちこっち傷んでいて、ボロいと言えばボロいのですが、そのボロさは風格なんですね。歴史の重みのようなものを感じさせるのは、圧倒的に銀閣寺です。勝ち負けで言ったら、銀閣寺の勝ちです。

 銀閣寺は、お寺と駐車場が離れていて、その間にお土産屋が並んでいるのですが、半分ぐらいの店が閉じていました。中には移転したり廃業したりもしていました。京都の観光業のヤバさを肌で感じられます。哲学の道でなくても、おもわず哲学してしまいそうになるほどに閑散としていました。

 次は清水寺です。ここも駐車場とお寺が離れています。こちらのお土産屋さんたちは、まあまあ元気でした。

 で、バスを降りたら、すぐに拝観するのではなく、まずはバス会社指定のお土産屋の食堂で昼食を食べて、土産物を買ってから、お寺に向かうという段取りになっていました(観光バスのツアーではよくあるヤツです)…が、問題は昼食用の食堂で起こりました。我々は普通に食べられたのですが、私たちよりも後に注文をした人たちは、結局、食事が出で来なくて、時間内に昼食を食べる事ができませんでした。可哀想です…なぜ、こんな事が起こったのかは、よく分かりませんが、私が見た限り、単純に厨房の人手不足かなって思いました。広い厨房に調理スタッフが1人と、お運びの女の子が1人しかいないのです。そこに24名分の注文が一度に入ったわけで、それを注文順に食事を作っていたとしたら、途中で面倒な料理を頼んだ人がいると、そこで調理は止まっちゃいますよね。たぶん、そういう事だろうと思いました。

 ここのところ、観光バスなんてほとんどやって来ないし、来てもほんの数名しかお客を連れてこないから、店側も自粛自粛で経営が厳しくて余計な人員を雇えなくて、少人数で食堂をまわしていたんだろうと思います。そこへ、24名の客が一度にやってきたので、さばけなかった…と私はにらんでいます。

 ちなみに、我々がそこで頼んだのは、明らかに観光客向けの“京都うどん”というメニューです。どんな料理なのかと言うと、普通のうどんの上に、京都名物っぽいもの(湯葉とか生麩とか京野菜とか)がトッピングされている「観光客をなめんじゃねーよー」という料理でした。いわゆる“京うどん”とは似ても似つかぬ料理ですが、背に腹は変えられない事と、残り時間を考えて、あえてそういう“あからさまな料理”にしました、で、それが成功したわけです。やはり、残り時間を考えながら行動するのが、団体行動では大切な行為ですからね。でも、実にコストパフォーマンスの悪い、お店側に有利なメニューだと思いました。美味しくはいただけましたが、なんか負けたような気がしたお昼ごはんなのでした。

 いわゆる“京うどん”を食べたかったなあ…。

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2020年09月05日

そうだ京都に行こう その5 オオサンショウウオにビックリ

 京都駅に戻った我々は、そのままホテルに戻らずに、次の観光スポットに自力で向かいました。

 まずは京都駅から嵯峨野線に乗りますが…そのホームの脇に、立ち食いそば屋がある事を確認していたので、食べ損なっていた“にしんそば”を食べる事にしました。松葉のブランドにしんそばでは無いのは、ちょっぴり残念ですが、にしんそばには変わりはあるまいってわけで、立ちそばでにしんそばを食べました。

 いやあ、久しぶりのにしんそばは、やっぱり美味しいです。関東でも食べられればいいのに…と思っちゃいました。

 で、そばを食べたら、嵯峨野線です。この嵯峨野線は、正式には山陰本線なんだそうですね。山陰本線の近郊線を嵯峨野線と呼ぶようです。かつて、東海道本線の近郊線を湘南電車と呼んでいたのと同様なのでしょうね。とは言え、もはや湘南電車なんて影も形も無いんですけれど…。ああ、恨めしきは東京上野ラインって奴です。

 その嵯峨野線に乗って、降りた駅は梅小路京都西駅。なんでも、昨年の3月にできたばかりの新駅なんだそうですが、ここに行きました。で、ここから向かったのは、京都鉄道博物館…ではなく、京都水族館です。やっぱり水族館のある街に行ったら、水族館に行かないという手はありませんよね。

 以前、四国の桂浜に行った時に、時間の関係で桂浜水族館に行けなかった私は、その事をずっと悔やんでいました。たとえ時間が無くても、無理しても、やはり水族館を見学するべきだった…と。なので、今回の京都旅行でも、京都に水族館があるならば、何を犠牲にしても水族館には行こう!と心に決めていたのでした。

 京都水族館…新しい水族館で、きれいで、涼しくて、なかなか良かったですよ。特に私は感動したのは、オオサンショウウオです。

 皆さん、オオサンショウウオって知ってますか? 私は井伏鱒二の小説「山椒魚」で知っていたくらいで、写真では見ていましたが、実物なんて見たことはありませんでした。まあ、カエルよりも大きいんだろうなあって程度の知識しか持っていなかったのですが、実際に、実物を見て驚きました。オオサンショウウオって、人間よりも大きいじゃん! あんまり大きくてビックリして「うひゃっ!」と声を上げてしまったくらいです(恥ずかしい)。それくらいにオオサンショウウオって大きいんですよ。そんな奴が京都水族館の入り口近くで群れを作っているんだから、そりゃあもう、ビックリ&感激モンです。これを見るだけでも、京都に来た甲斐があったってもんです。いやあ、ほんと、すごいんだよ。

 次に感心したのはペンギンです。小型のケープペンギンたちなんですが、これがたくさんいる上に、一羽一羽の紹介が壁に貼ってあるだけでなく、その子たちの相関関係図まで掲示してあって、それを見ながらペンギンを観察していると、たぶん半日ぐらいは簡単に過ぎてしまいます。ああ、本当は一羽一羽確認しながら見物したかったのですが、さすがに、そこまでの時間は無いので、泣く泣く諦めてしまいました。ああ、残念。

 イルカのショーも売り物のようですが、別にイルカのショーは見慣れているのでパスしました。だってねー。クラゲもたくさんいましたが、クラゲも見慣れているのでスルーしました。だってねー。

 とにかく、オオサンショウウオとペンギンが見ものな京都水族館でした。帰りに3万5千円のほぼ実物大のオオサンショウウオのぬいぐるみを買おうとした私でしたが「そんなもの、スーツケースに入らないよ」との妻の一言であきらめました…が、ちょっぴり後悔している私です。

 水族館を出たら、さすがに疲れてしまったので、ホテルに直行しました。で、ひとっ風呂浴びて、休んだら、今宵の夕食はホテルのレストランで湯葉懐石です。お昼に豆腐専門店で湯葉を食べちゃったので、どうなんだろうと思いましたが、専門店は専門店、ホテルのレストランはホテルのレストランって事で、それぞれに違っていて楽しかったです。特にホテルの方は“引き上げ湯葉”と言って、目の前で豆乳を火にかけて温めて、それに湯葉が張ったら、箸ですくって食べるという趣向で、なかなか面白かったです。で、その引き上げに飽きたら、そこにニガリを入れると、おぼろ豆腐になるので、湯葉の次は豆腐も楽しめました。いやいや、なかなかに楽しい料理でした。

 と、ひとしきり食事を楽しんだら、ホテルの自室に戻り、バタンキューでスヤスヤですよ。

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2020年09月04日

そうだ京都に行こう その4 嵐山は楽しかった

 翌日はすっきりと目覚めました。朝食はいわゆるホテルの朝食です。今どきバイキング形式でしたので、マスク着用が義務づけられ、使い捨ての手袋までした上で、食事を取りに行きます。まあ、時節柄仕方ないですね。朝はしっかり食べたい私は、ゆっくり1時間かけて朝食をいただきました。

 やっぱり京都の朝食と言えば、朝粥ですよね。妻は「朝は納豆」派ですから、しっかり納豆ごはんを食べていましたが、私はやっぱり朝粥です。後は、和洋様々な副食をたんまりいただきました。美味しかったです。

 二日目は、朝から定期観光バスのお世話になります。「トロッコ列車と保津川下り」というコースで、嵐山周辺をしっかりと楽しむコースでした。

 この日のバスの客は…22名。観光バスの定員の半分ほどの人数ですが、ガイドさんのテンションは高めでしたね。聞けば、こんなにお客さんが集まったのは久しぶりなんだそうです。たった半分なのに? なんでも最近は10名以下の人数のお客さんしか来ないんだそうです。そりゃあ嬉しくもなるわな。ちなみに、ガイドさんは昨夜のガイドさんと同じ人でした(爆:限られた人数のガイドさんだけでツアーを回しているようです)。

 バスは京都市内を抜けて、嵯峨野にあるトロッコ嵯峨駅に行きました。そこから観光トロッコ列車に乗ります。トロッコ列車とは…かなり小型の登山列車と思えば、まあ正解ですね。山間を、まるでおもちゃのようなトロッコ列車に乗って、終点のトロッコ亀岡駅まで行きました。車窓の風景は…箱根の登山電車でよく見るような風景で、私的には既視感バッチリって感じかな? ただ、箱根と違うのは、途中、何箇所も山が崩れていて、木々が倒れたまま朽ち果てた場所が何箇所もあった事です(箱根じゃ山崩れなんて滅多にありません)。人手が足りずに、山の管理がうまく行っていないようです。山崩れは数年前の台風が原因との事ですが、結構無残な感じでした。日本の林業が、見事なくらいに衰退しているという証明でしょう。ちょっと心が暗くなりました。

 終点の亀岡…旧名、亀山ですね。明智光秀の領地として有名な亀山です。なので街中、あちこちで明智光秀を押しているのが分かりました。地元亀山では光秀大人気みたいですね、さもありなん。

 トロッコ駅から、再びバスに乗って、保津川下りの乗船場まで行き、そこから川下りですよ。川下り。ちょっとテンションが上がります。

 長瀞のライン下りは水量の問題で川下りができなかった我々にとっては、今回の川下りは、いわば川的なモノへのリベンジなわけで「長瀞のカタキを亀山で取る!」って感じでした。

 当日の保津川の水量は…かなり少なかったのですが、川下りは決行してくれたようです。ここでも「観光客が22名!」という事で、川下り関係のスタッフの方々が沸き立っていたので、頑張って川を下ってくれたのかもしれません。本当に観光客が少ないのでしょうね。

 川下りは、約二時間の長丁場でしたが、船頭さんたち(3名の方が代わる代わる案内してくれるのです)のおしゃべりも巧みで、ちょっとも退屈しませんでした…ってか、こりゃなかなかすごいですよ。水も何度か被りましたけど、楽しかったです。川の上は涼しいし、夏にお薦めの観光コースですよ。

 川下りの終盤に、船上コンビニ(?)がやってきたのも面白かったですね。私はみたらし団子をいただきました。美味しかったよ。

 川下りが終わったら、いわゆる嵐山観光となります。

 まずは天龍寺のお庭を見て、竹林の道に出て「おお、これはテレビでよく見る風景だ」と感激をして、野々宮神社に行き「今更恋愛成就もへったくれもないだろう」と(心の中で)悪態をついて、嵐山のメインストリートに出て、周囲に目もくれずに渡月橋に行き「おお、これはテレビでよく見る風景だ」と再び感激をしてから、昼ごはんを食べる事にしました。

 この日の嵐山は、今までの京都とは違って、結構混んでいました。どれくらい混んでいたのか言えば、ソーシャルディスタンスが守れないくらいに混んでいました(笑)。さすがは京都嵐山。こんなご時世でもこれだけの観光客を集めるとは、なかなかあなどれない観光地です。

 とは言え、別に道をブラブラ歩けないほどの人混みではありませんでした。通りに面している店はどこも混んでいました。こちらは時間に制限のある観光バスの客ですから、あまり食事に時間を掛けられません。並んで席が空くのを待つ…なんて悠長な事はできません。なので、思いっきり門構えが立派で高そうな店を選んで入りました。そういう店は、やっぱり空いてますからね。

 私達が入った店は、豆腐料理の店でした。私は湯豆腐メインの御膳料理をいただきました。いやあ、湯豆腐、真夏だけれど美味しかったですよ。あと、湯葉と生麩をたっぷりいただきました。観光客が思い描く、いわゆる京都な食事を堪能させていただきました。

 食後は、周辺をプラプラしました。嵐電の嵐山駅の駅ナカで休憩を取り(日陰だし、冷房は効いているし、ベンチもたっぷりあったんですよ)、私は肉巻きおにぎりスティック(京都ではなく、九州宮崎のB級グルメだそうですが、湘南では食べられないので注文しちゃいました)を食べました。休憩している時に気づいたのですが、嵐電って、もしかすると改札が無いのかな? 外からお客さんたちがテクテクと歩いて、そのままホームに行き、そのまま電車に乗り込んでいるようなのです。あれあれ? これって一体、どういうシステムなのかしら? ちょっと不思議な気分になりました。

 ちなみに、嵐電は、湘南の江ノ電と、台湾の高尾メトロと観光提携?を始めたそうで、そんなふうなキャンペーンをやっていました。実際、江ノ電とは2009年以来姉妹提携ってのをしているそうです。ううむ、江ノ電の地元の隣(笑)に住んでいるのに、全然知りませんでした。(子どもの頃は地元だったんですが…)。

 嵐電の駅ナカで休憩を取った後は、あまり時間もなかったので、ゆらゆらと駐車場まで戻りましたが、数人のお客さんが「もっと嵐山を楽しみたい」との事で、ここでバスから降りられました。ふむ、そういう事もアリなんだな。

 丸一日をかけて、嵐山観光を楽しみました。いやあ、今日も一日、大変楽しかったです。で、バスは京都駅に戻ったわけなのです。

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2020年09月03日

そうだ京都に行こう その3 舞妓さんは美しかったです

 二条城に着きました。二条城の入り口付近には大きな駐車場があるのだけれど、そこにはポツポツと2〜3台の乗用車が止まっていましたが、観光バスは皆無でした。あんまりスッカラカンだったので、思わず写真を撮ってしまったくらいです。

 二条城のチケット売り場もガラガラで、開いている窓口は一つだけでしたが、並ばずにチケットを購入できました。

 で、二条城観光ですが…前日にNHKで二条城の特集番組を見ていたので、予習はばっちり、見どころはしっかりと押さえました。やはり本物の迫力はすごくて、実際に歴代の将軍様が使っていた建物だけあって、意味なく、圧倒されました。襖絵が立派過ぎます。持って帰りたいです。こういう歴史的建造物の実物が残っているって事は、すごいなあと感心しました。残念なのは、本丸御殿が修復中という事で見る事ができなかった事…かな? それでも二の丸御殿とお庭だけで、お腹いっぱいになりましたけれど(笑)。

 二条城も観光客があまりいなくて、場所によっては、我々夫婦だけという状況もありました。実は…二条城内で、ちょっと迷子…というか、見学順路を外れてしまいました。たくさん観光客がいれば、人の流れに合わせて歩けば、絶対に迷子にならないのに、観光客がいなさすぎて、ついつい順路から逸れてしまいました。でも、あの広い二条城で順路から外れると…戻るのが一大事だよ(笑)。

 二条城を一通り見学し終えたので、そこから嵯峨野線の二条城駅まで徒歩で行き、一度、京都駅に戻りました。時間的にちょうど良かったので、一度、ホテルにチェックインする事にしました。で、チェックインしたら、西本願寺の観光に行くつもりでしたが…ここまでの暑さにやられて、体力的にアウトになったので、チェックインしたところで、本願寺への観光は取りやめて、そのままホテルの部屋で休憩する事にしました。

 京都の暑さにやられた私は、さっそく大浴場に行って、ひとっ風呂浴びて、さっぱりして、キンキンに冷やした部屋で着替えて、ベッドでダウンしちゃいました。ぐへー。そのまま、夕方までホテルでのんびり過ごして、体力回復を図りました。

 で、夜になって体力も回復し、外も若干涼しくなってきたので、ホテルを出発して、京都駅に向かいました。

 京都駅から予約していた夜の定期観光バスに乗りました。「舞妓はんとの夕べ、鷹ヶ峯しょうざん庭園、夜景展望」というコースです。参加者は、我々夫婦を含めて、たったの4名でした。4人のお客にバス一台と運転手とガイドさんが付いて…どう見ても、赤字だよなあ…。

 夜の京都の街を車中から観光して、金閣寺のそばにある“しょうざんリゾート京都”という、レストランで会席料理を食べました。食事は、まあ美味しかったですよ。京都的な和食料理だったと思いました。

 このコースは夕食がメインではなく、夕食後に舞妓さんの踊りを間近で見られるというのが売りなんですね。我々も、夕食後に舞妓さんの舞いを2曲見せていただき、その後、舞妓さんとの写真撮影をしました。おそらく、それだけでは時間が余ってしまった(何しろ客は4人しかいませんから)ので、その後はしばらく、小一時間ほど、舞妓さんとの質疑応答というかフリートークの時間になりました。

 この観光コースは、以前は、毎回百名前後のお客さん(それも大半は外国人客)で賑わっていそうですが、我々が行くほんの数日前までは、コロナの影響もあってお休みしていたコースなんだそうです。で、再開したところが…お客が4名ですからね。ほんと、京都の観光業の皆さん、大変な思いをしていらっしゃるわけです。そのあたりの苦労話をレストランの方や舞妓さんから聞かせてもらいました。ほんと、観光業や旅行業や飲食店は大変みたいです。

 それにしても、京都の舞妓さんは、基本的に一見の観光客の前には出てきませんし、舞いなんて見せてくれないので、こういう観光コースは本当に有り難いと思いましたし、外国人客に人気の観光コースなのも納得です。

 で、夕食を終えて、舞妓さんとの時間を楽しんだ後は、ライトアップされたお庭見物です。

 ここのお庭には大きな池があり、鯉が何匹が泳いでいました。で、鯉を見つけた我々は「鯉がいるよ〜」とちょっとはしゃいだら、鯉たちが我々を見つけて、近づきながら、何度かジャンプをしてくれました。人を見つけたら、近寄って、クチをパクパクするのが普通の鯉ですが、ここの鯉は水面をジャンプして歓迎してくれるのです。これには我々も感銘しました。おそらく、三日間の京都旅行で一番感激したのが、この鯉のジャンプです。ほんと、大きな錦鯉が水面をジャンプして、尾びれで水面を叩いて、こちらに向かってくるのは、まるで水族館でイルカショーでも見ているかのような気分ですよ、ほんと。いいもの、見せてもらいました。ウチの金魚たちに見習わせたいわあー。

 その後、東山にある将軍塚の展望台から、京都の夜景を一望したのですが、本来はそこで「夜景がきれいだー」と感激するところなんでしょうが、さきほどの鯉のジャンプの感動に浸っていた我々は「ああ、夜景ね。きれいきれい」という感じで、夜景をちょっとだけ見て、さっさとバスの中で涼を取ってました。だって、夜になっても、京都って暑いんだもの。

 で、帰りはホテルの前でバスを下ろしてもらいました。で、もう一回入浴して、翌日に備えて、四の五の言わずに、さっさと寝てしまいました。京都観光の一日目の終了です。ああ、ほんと、暑いわあ、京都は。

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2020年09月02日

そうだ京都に行こう その2 最初は京都御所です

 ってなわけで京都に旅立った私達です。荷物は事前に宅急便でホテルに送っていますので、荷物は手荷物だけです。

 行きの在来線も新幹線もスカスカで、結果的にソーシャルディスタンスをしっかり守っていました…ってか、新幹線なんか、ほとんど空気を運んでいるような感じですよ。こりゃあJRもヤバいね。運賃値上げを考えていたとしても、やむをえないですよ。

 お天気は微妙に悪くて、新幹線の中から富士山は全然見えませんでした。なんとも残念です。見えると思っていた浜名湖や琵琶湖は(地形的に)見れなくて、これまた残念。ふてくされたわけじゃないけれど、冷凍みかんを食べて、ウサを晴らしました。

 京都駅に着いたのが午前10時頃。まずは新幹線の駅ナカに出店している、にしんそばの名店「松葉」で、にしんそばを食べてから京都観光を始めようと計画していましたが…「松葉」はコロナによる時短営業とやらで、開店時刻を11時に繰り下げていました。ううむ、インターネットの情報が古くて現状とは違っている…というよくあるパターンのミスをしてしまいました。ああ、にしんそば、食べたかったのになあ(涙)。仕方なく、にしんそばは諦めて、最初の目的地を目指す事にしました。

 最初はどこに行ったのか言えば…京都御所です。以前の御所見学は、事前申し込み制で、宮内庁にお伺いをたててからでないと見られなかったそうですが、最近は、当日朝早く現地に行って配布される整理券をもらえば、誰でも見られるようになったそうです。ならば整理券をゲットしないといけません。にしんそばごときでモタモタしていられません。とにかく整理券をもらいに、急いで御所に行ったわけです。

 京都駅から地下鉄の今出川駅まで行って、地上に出ましたが…暑い、暑すぎる。京都の夏をナメていました。なんじゃい、この暑さは! まるでサウナじゃん。湘南の夏の暑さとは比較にならないくらいに暑いじゃん。ってか、湘南って涼しい地域だったんだな(涙)。こりゃダメだよ(涙々)。行き倒れてしまう…。

 ここから大活躍したのが、首掛けファンです。ちなみに私が使用したのが、先月の落ち穂拾いでも紹介した、以下の製品です。
 もしもこれが無ければ…と思うと、ぞっとします。地元じゃ、こんなものは大げさすぎて使えませんが、ほんと京都では、こいつ一つあるだけで、暑さの過ごしやすさがだいぶ違います。ってか、これが無かったら、早々に心が折れていたかもしれません。

 京都の暑さ、ぱねえっす。

 地下鉄の駅から、てくてくと御所の入り口を目指して行きました。で、整理券をいただいたら、どうやら待ち時間無しで、そのまま見学できそうです。ラッキー! 見学は1日5000人限定なので、もしかしたら見られないかもしれないと覚悟して行ったのですが、ナンバリングを見ると、私の番号は156番でした。時間を30分ずつに区切って発券しているようなので、この30分ほどで156番目なのでしょうね。そう聞くと、観光客がいそうな感じがしますが、入口付近の休憩所に、そこそこの人がいるだけで、実際に御所の中を見学している見学客は、少ないですよね。

 リアルな話、京都御苑も京都御所も、ほとんど人がいなくて閑散としていました。見渡す限り、我々夫婦しかいない…なんて場面もざらで、ソーシャルディスタンスが嫌でも守れちゃいますね(汗)。なんか、あまりに人がいなくて、寂しくなってしまいます。本当に、ここは観光地なの?

 御所内は“音声ガイドアプリ”にガイドしてもらいました。これ、いいね。このソフトで皇居東御苑も案内してもらえるようだから、今度東京に行ったら使ってみよう。

 御所そのものは、なんともご立派な建物&お庭でした。京都に来て最初に見たのが御所だったので、むやみに感激してしまいました。現在の建物は、江戸時代に建てられたものとは言え、実際に当時の天皇陛下がお使いになられた本物の建物であって、京都御所は博物館でも何でもなく、今でも御所として使われているわけで、なんかそういう感じ、全部ひっくるめて「古都、京都にやってきたぜ!」って気持ちになりました。

 御所を見学し終えたら、しばらく京都御苑を散策しました。いやあ、ほんと、人がいない。あと、日陰が無い(涙)。セミがうるさい。暑い、暑い、暑い…。

 京都御所の次は、二条城です。そんなに遠くはないので、徒歩移動です。で、途中で、ネットで調べた京うどんの名店があるので、そこでお昼を食べるつもりでしたが…なんと、その店は臨時休業でした。インターネットにはそんな事、書いてなかったぞぉ。

 にしんそばに続き、京うどんも食べ損なってしまったので、なんとも空腹でたまりません。人間、空腹になるとヤケになるものです。おまけに暑いし、やや脱水気味だし…。もう、どこでもいいやという気分になった私は、餃子の王将(よりによってチェーン店だよ)に入りました。

 メニューを見て「日本らーめん」という面白いメニューがあったので、それとチャーハンを頼みました。日本らーめんは、他の王将では見かけないメニューで、実に独特で美味しいらーめんでした。いわゆる和風らーめんなんだけれど、スープに濃いコクがあって、隠し味はなんだったんだろ? とにかくクセになる感じで、私はとても気に入りました。これ、近所の王将でも食べられたらいいのに…。チャーハンは普通に美味しいチャーハンでした。とにかく、腹一杯になった私は、店を出て、二条城を目指しました。

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2020年09月01日

そうだ京都に行こう その1 なぜ私は京都に向かうのか?

 今年のお盆休みに、私たち夫婦は“GoToキャンペーン”を利用して、京都に旅行に行ってきました。

 と言っても、丸々“GoToキャンペーン”が利用できたわけではありません。…と言うのも、我々が旅行を計画し、予約等をしていた時は、まだ“GoToキャンペーン”の発表前だったので、当初はキャンペーンを利用しないつもりで、今年の夏の旅行の計画を立てました。だって“GoToキャンペーン”って、旅行会社経由で旅行を予約すると付いてくるあれこれのサービスなんですが、私たちは旅行会社を利用せずに、自分たちで直接予約を入れたので“GoToキャンペーン”の対象外なのでした。

 最初はキャンペーン適用を諦めていた私達でしたが、後から聞いた話では、たとえ自分で旅行を手配したとしても、ホテル代だけは“GoToキャンペーン”の対象になるらしいので、その部分だけ、後から申請しました。そりゃあ、政府に旅行を補助してもらえるなら、その方が嬉しいですからね。そんなわけで、フルではないにせよ、“GoToキャンペーン”の恩恵をちょっぴり受けた私たちだったのでした。

 “GoToキャンペーン”最高!

 さてさて。なぜ今回、京都に行こうと考えたのか? 私たちはこう考えているからです。

 その年にあれこれあって、大変な目にあった地域に何かしてあげたい。ボランティアとかできればいいのだけれど、それは無理。ならば、その土地に遊びに行って、お金を落として経済的に応援するのはどうだろうか?

 そんなわけで、今までも豪雨でメタメタにやられた四国に行ってみたり、台風被害の大きかった千葉に行ってみたりとしていたわけです。

 で、今年は京都です。コロナ禍の影響で日本全国、どこも観光地は大変な目に合っています。国境が封鎖され、外国人観光客は皆無です。一時、県境も封鎖され、日本人観光客もだいぶ減りました。ほとんどの学校では修学旅行は延期、または取りやめです。おまけに“GoToキャンペーン”への逆風もあり、帰省ですらダメ、一般人が観光地に遊びに行くのなんて、まるで悪魔の所業であるかのように喧伝されています。これじゃあ誰も観光には行けません。日本中の観光地は大打撃を受けているわけです。その苦しみは、観光地に住んでいる人間として、痛いほどに感じます。

 どこも日本中大変なら、規模の大きな観光地ほど困っているはずだから、どうせなら日本一の観光地に行ってみよう! と考えて、京都にしました。

 ま、どこが日本一の観光地なのかって、観光の定義とか視点、統計の取り方とかで変わってくると思います。正直、東京や北海道や沖縄だって、日本一の観光地かもしれないけれど、我々的に日本一の観光地と言ったら…京都なんです。別に深い理由はありません。ま、学校の修学旅行に行くくらいだから、日本一だろうって感じです。

 で、実際、京都の観光業は大変だと聞きました。ホテルはどこもスカスカ。神社仏閣はガラガラ。道はスイスイ。一年ほど前は観光公害がどうのこうのと言ってたのに、今や閑古鳥が鳴いているようなんです。

 ほんとなの? それってほんとなの?

 では、それをこの目で確かめてこよう。京都なんて、中学高校の修学旅行で行ったきりで、もう何も覚えていないから、いっそ“大人の修学旅行”って感じで、ベタなところを中心にまわってこようじゃないか。そんな事を考えました。

 ま、この記事をアップする事で「このコロナの時代に観光旅行なんて、不謹慎極まる」と怒り狂う人もいるだろうし、そういう人たちからのご批判は甘んじて受けたいと思ってます。ま、考え方は色々だし、正義なんて人の数だけあるものです。一部の人たちからはお叱りを受けるだろうけれど、私なりに考えて「今できる最善の事」をしようと思っただけの話です。

 確かに死神は怖いです。でも、貧乏神だって怖いんですよ。死神を恐れ、貧乏神が見えない人たちに、貧乏神の怖さを話しても通じないものね。私は、私なりに貧乏神の恐ろしさを知っているつもりです。ほんと、貧乏神は恐ろしい神様です。死神よりも人を死に追いやる神様だと思っています。だから今、観光に行きたいんです。

 もちろん、コロナには感染したくないし、感染させたくもないです。だから、できる範囲でバッチリと感染予防の手段はこうじてきたつもりだし、実際、今の所、我々はコロナにもかからずに健康です。で、旅行後、二週間以上の時を経て、今だに元気なので、こうして夏休みの京都旅行のご報告ができるってわけなのです。

 さてさて、というわけで、次回から旅行本体の話に入ります。よろしくね。

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