2020年11月09日

よく分からないけれど、軟口蓋が上がったみたいです

 声楽のレッスンに行ってきました。

 この日の私は、腰が痛くて、アゴが痛くて…天中殺だったのかな? なんか、あまり良くない状態でした。腰が痛いのは発声に負担がかかるので良くないのですが、だからと言って何が出来るわけでもありません。我慢するだけです。

 アゴが痛いのは、ちょっとマズいです。後日、医者の診断を受けたのですが、どうやら私は顎関節症になったようで、クチを開くと顎関節がガクガク言って、違和感と微小な痛みがありました。

 アゴが痛いですと先生に伝えたところ、アゴに負担を掛けるのは良くないので「あまりクチを開かずに歌いましょう」という事になりました。クチを開くのはアゴには負担がかかるからね。

 一番アゴに負担が掛かって良くないのは「ア」母音なので、この日のレッスンでは、普段は「ア」で色々とやるところを、それをすべて「オ」に変えてやることにしました。「オ」なら、そんなにクチを開かずに歌えるからね。

 まずはいつも通りハミング練習からです。ハミングの際、響きを意識して、いつも響きを高め(目のあたり)に置くこと。そのためには、腹筋の支えをしっかりとして、息を目まで届かせること。こんな事、以前は全然出来なかったのに、最近は、ちょっと出来るようになりました。それでもまだまだ息の到達する高さが低いのが残念です。

 発声練習も、腹筋に注意しながら、しっかりと息を吹き上げる事。息がしっかりと支えられていると、音程も安定します。その時に、ちょっとでもノドに力が入ると、音程がフラットしてしまいます。ノドは楽にして、息の勢いと声帯の張りで音程を作るようにするのが良いみたいです。そのためには「大きな声で歌わないといけない」という意識を消し去るのが必要みたいです。もちろん、大きな声で歌わないといけないのだけれど、大きな声で歌おうとは思わないまま、自然と大きな声で歌っている必要があります。

 一見、禅問答みたいですが、全然そうではなく、もはや私は、意識せずともデフォルトで大きな声で歌えているので、改めて大きな声で歌おうなんて意識は必要ないので、むしろ大きな声で歌おうと思うことで生じる力みをなくす方が、とても重要なのです。

 意識するのは、大きな声で歌う事ではなく、しっかりと支えられた声で歌うことなのです。

 そんなわけで、コンコーネです。まずは3番を“LU”で歌います。

 歌う際に“L”の音高を十分高くしておきます。音程はその音符に付いている母音の高さであり、本来の子音はノイズなので音程については考えなくてもよいのですが、ここは歌ですし、“L”は有声子音なので、まずは“L”を楽譜で書かれた音程と同じ高さで発声します。例えば、楽譜にドと書かれていたら、母音を発声する前に“L”の音程をドまで上げておきます。それから“U”をドの音程で発声するわけだけれど、その際“U”は“L”よりも高く、あたかも“L”の上に乗っかるような感じの音程で歌わないといけません。なので“L”を出したら、すぐその上から“U”を被せていくような感覚で歌っていきます。

 でも私の場合は、せっかく“L”をドの高さで歌えても“U”が“L”の上ではなく、下になってしまうのだそうです。もちろん、この際の“L”も“U”もドである事には間違いがないのだけれど、“L”と“U”を比べると、微妙に“U”の方が低いわけで、聞いていると子音に母音がぶら下がっているように聞こえるわけです。これは子音のみの発声から母音を発声する際に、ノドが下に開いてしまうのが原因なのだそうです。つまり、喉仏が下に下がっちゃうんだね。これがダメみたいです。ノドが下に開くばかりでは、母音が下に付いてしまうし、音程も微妙に下がってしまうのです。

 子音のみの発声から母音を発声する際に、ノドが上に開くのが良いのだそうです。つまり、下アゴを下げるのではなく、上アゴを上げていく感覚です。具体的に言えば、軟口蓋を上に上げて母音を発声するわけです。

 というわけで、軟口蓋を上に上げる練習をしました。自分なりに軟口蓋を上げてみると…声が後ろに引っ込んでしまいます。軟口蓋を上げるつもりで、その実、軟口蓋はあまり上がらずに、ただ声が引っ込むだけです。軟口蓋を上げる事で、声はむしろ前に出ないといけません。軟口蓋は自分では見えませんし、軟口蓋が上に上がっているかどうかの感覚すら自分には分かりません。ただただ試行錯誤をしながら発声をし、先生からのアドヴァイスとその時の自分の感覚を頼りに、軟口蓋が上がる感覚をつかんでいきます。

 何度か先生からのOKをいただいて、不確かながらも、これが軟口蓋を上げる感覚なんだと思ったわけだけれど、なんか確実性を感じられません。この感覚は、きっとすぐに忘れてしまいそうで怖いです。

 でもでも今まで全くできなかった軟口蓋を上に上げるという動作を、先生の補助付きとは言え、どうやらできたようなので、一歩前進です。

 “LU”で軟口蓋が上がるようになったら、次は“LO”で歌いました。

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