2007年12月21日

ピンチはチャンス

 で、なんだかんだと言いながらも、多少の無理を押し通して、今年最後のレッスンに行って参りました。最初にキング先生には「腰を壊していますので、今日のところは、色々と勘弁してください」とあやまってからレッスンに入りました。

 やっぱり腰がダメだと、色々と発声上の支障がありますね。でも、そんな時こそチャンスだとキング先生はおっしゃいます。身体が痛い時は、どうしても身体に神経が集中してしまいがちだけど、そんな時だからこそ、身体の使い方をチェックすると良いでしょうとのこと。

 まずは脱力。変な力を入れると腰が痛いので、それを利用して、日頃無駄な力が入っているところをチェックしてみましょうとのこと。

 最初は姿勢から。私の立ち姿は、胸を張り、ややふんぞりかえっている姿がデフォルト。これは「良い声を出そうと意気込む→胸を張る→胸を張った状態でバランスを取るため、ふんぞりかえる」という仕組み。胸を張ると背中がしぼみ、背中がしぼむと背中をうまく使えなくなるので、胸を張るのをやめてみましょう。そして、ふんぞりかえるのも止めれば、息はまっすぐ身体から出てくるでしょうとの事。

 実はこれは難しい。立ち姿は癖になっているので、胸を張らずに普通にまっすぐに立つと、なんだか前のめりになっているような気さえします。胸を張ると手が開いて前から見えるようになるので、そこでチェックできますと言われました。ほほう、そういうチェック方法があるんだな、心がけるようにします。

 次は発声。もう、身体のあちらこちらに無駄に力が入りっぱなしです。もちろん初歩の段階ではある程度は仕方のないこと。今まで使ったことのない筋肉を覚醒させ動かさなければいけないわけですから…。私もキング先生に習い始めて、間もなく1年。まだまだと言っちゃえばその通りだけれど、先生の指導のおかげで、色々なことが無意識にできるようになってきてます。先生に言われて、身体のあちこちから力を抜いてゆきます。ヘナヘナ声になってしまうのではないかとビビりながらやっていくと…案外ヘナヘナにはなりません。声量も落ちるのではないかと心配しても…案外落ちないものです。必要なところには力を入れないといけませんが、無駄な力を抜いても響きがなくなることはありません、と先生はおっしゃいます。まさにそのとおり。なるべく楽に歌えるようにしましょうと先生はおっしゃってくださいました。

 [今日は痛む]背中と、喉の奥さえ注意しておけば、あとは身体が勝手にいい感じで調整できるようになっていることを確認しました。これもキング先生のご指導のおかげです、感謝です。でも逆に言えば、私の場合、背中の使い方と喉の開け方がまだまだ意識しないとダメなレベルというわけでもありますね。もっとハミングの練習が必要だな(ボソッ)。

 今年のレッスンは「千の風になって」を独唱して終わり。ポピュラーソングって何でもありなので、この手の曲をクラシックのアプローチで歌うのって、簡単なようで難しかったです。

 来年一発目の課題曲をいただきました。かつてキャスリーン・バトルのCMでの歌唱で有名になった「オンブラ・マイフ」です。キング先生について約1年、おお、始めてのイタリア古典歌曲だ、うれしいなあ。

posted by stone at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 発声法のエッセイ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186404891
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック