2020年05月15日

吹奏楽コンクールは、全国大会が中止になったようです

 標題の通り、吹奏楽コンクールの全国大会(全日本吹奏楽コンクール)は中止になりました。その連絡を受けて、各下部連盟が協議をし、多くの地区で県大会などの予選を中止するようです。

 私は全国の全団体をチェックしたわけではないので、コロナ禍の状況によっては、地区大会レベルのコンクールを実施する地方もあるかもしれませんが、とにかく全国大会は中止です。(私がザッとチェックした感じでは、どこも県大会からは中止みたいです)

 で、ウチの地区はどうかと言えば、全国大会中止の連絡を受けて、東関東大会も県大会も中止です。地区大会は、昨日ようやく発表がありましたが、中止になりました。

 実のところ、大半の学校にとって、全国大会とか東関東大会、県大会などの上位コンクールなんて、どうでもいいんですよね。大切なのは地区大会なんです。ほとんどの学校の吹奏楽部が参加するのは地区大会であって、ほとんどは地区大会止まりなので、地区大会さえ開催できれば、後はどうであっても関係ない…というのが本音としてあるでしょうし、だからこそ、なんとかして地区大会だけは実施して欲しいと願う関係者は多いと思います。

 コンクールとは、多くの吹奏楽関係者にとっては、地区大会のことなんですから。

 と言うわけで、協議に協議を重ねたのでしょうが、やむなく地区大会も中止という判断になったようです。

 まあ正直なところ、あのコンクールの舞台裏の状況を知っていたら、なかなか「やります!」とは言えないだろうと思います。

 とにかく、過密だし、密閉空間だし、舞台裏こそ無言ですが、それ以外のところでは大声が飛び交う状況だし、三密とかソーシャル・ディスタンスなんて守れる状況じゃないもの。マスクしたままでは楽器は演奏できないし、会場は大きな会場を使うにしても、客席だってロビーだって、人々は芋洗い状態だし、あれでクラスターにならなかったら、そっちの方が奇跡というべき状況だもの。で、舞台上から客席に向かって、音と一緒に飛沫もガンガン飛んでいくし、飛んでいった飛沫は空調設備で全館にお届けられちゃうし…。まあ、危ういと言えば危うい状況ですから、そんな状況でコンクールをやりますとは、簡単に言えないと思います。

 それにだいたい、コンクールは7月下旬に行うのですが、会場となる公共施設の貸し出しだって、まだ不明な状況ですし、今年は多くの学校で、夏休みはおそらく短くなり、コンクールの時期も通常授業をしているでしょうから、コンクールそのものは日曜日に集中すればできない事もないでしょうが、準備が大変だろうと思います。

 もっとも、それ以前に、まだ学校が始まっていないので、どの学校も新入部員が入っていない状態なので、これから部員の募集活動をして、コンクールの練習をして…なんてやっていたら、7月下旬のコンクールには到底間に合わないと思うんだよね。

 そんなこんなで、地区大会はやりたいのだろうけれど、実際、無理という判断になったのだろうと思います。

 まあ、各学校(特に高校)の吹奏楽部としては、野球部の方が甲子園目指して、今の所、やる気満々のようなので、それでもそっちの準備はしていかないといけません。野球の試合をやるなら、たとえ無観客試合であっても、吹奏楽部は応援に行くことになるでしょうからね。鳴り物のない野球って考えられないじゃん。ま、コンクールに出られないストレスは、そっちで発散するしかない?でしょうね。

 ま、野球が甲子園大会が中止になり、それに伴って下部大会も中止になって、地区大会まで中止になって、本当に吹奏楽部の出番が無くなったら、もう気持ちを切り替えるしかないですね。

 次はアンコンですね。アンコンに向かって頑張りましょう。

 もしも地区大会が中止になったとしたら、これで高3生の部活動は終了なので、今年は例年よりも早めに受験準備に取りかかれそうです…って事は、次の入試は学力的にハイレベルな戦いになる…かもしれませんね。何しろ学校の授業は無いので、高3生たちは、休校期間の間から100%受験モードで勉強しているからです。部活に邁進して、普段なら途中から受験勉強に参戦する部活生たちも、今年はなおさら、入試準備をしっかりしないといけません。

 頑張れ、受験生!

蛇足 でも色々な状況を鑑みるに、来年以降も吹奏楽コンクールってできるのかしら? 厚労省が発表した「新しい生活様式」を見るに、どう考えても、合唱・合奏って無理だよね。少なくとも、教育機関である学校で合唱や吹奏楽をやり続けていくには、それなりの理論武装が必要だと思われるけれど、それは大丈夫なのかな? 心配です。

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posted by stone at 04:00| Comment(2) | 吹奏楽
この記事へのコメント
こんばんは。

>理論武装

以前コメントしたシフのリサイタルのときの案内です。
検温はありませんでしたが、扉には触らせませんでした。
http://www.kajimotomusic.com/info/img/2020/news/0304/Andras-Schiff-KAJIMOTO-202003-03.pdf

換気については
http://drpolan.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-b14612.html
日本のコンサートホールの換気の基準は厳しいのです。入れ替えが激しすぎて、ピアノのマウリツィオ・ポリーニが「風が吹いてるじゃないか。演奏できない、止めろ」と言ってきたくらい。"(朝日新聞 梶本眞秀・KAJIMOTO社長 2020.3.10)

どちらも3月上旬の記事です。
Social Distanceという言葉が広まり状況は一変しました。
オーケストラの演奏はありうるのでしょうか。

毎日新しい話題があまりにも多くてなかなかオッカケきれません。
Posted by tetsu at 2020年05月15日 19:23
tetsuさん

 私も経験がありますが、ステージ上の強風(笑)に関しては、ほんと困ったものです。あれのせいで、舞台上は結構乾燥していますし、向かい風の時は咳き込みたくなります。ただ、あれは外気なのかしら? もちろん、幾分かは外気も入っているのでしょうが、すべての送風口が外気と直結しているのではなく、外気を取り入れつつも、館内の空気をかき回しているんだろうと思います…ってか、ビルの空調って、そうやって設備するものです。家庭の空調とは造りが違うんだよね。

 とは言え、別に神経質にさえならなければ、それはそれで問題ないはずだし、安全基準やらなんやらクリアしているだろうから気にしなきゃいいんだろうけれど、気になる人は、そこんとこが気になるんだろうと思います。

 まあ、確かにライブハウスと音楽ホールでは、容積が全然違うので、比較しちゃいけませんが…吹奏楽コンクールの時の人混みって、あれは絶対におかしいって! きっとボリーニが見たら、卒倒しちゃうくらい、たくさんの人が集まって、大声出して騒いでいるんだよ。ま、それが青春なんだろうけれど、あの混みようはライブハウスにも匹敵すると、私は思います。音楽ホールだからといって、安心しちゃいけないよ。

Posted by すとん at 2020年05月15日 21:51
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