2020年10月07日

やっぱり響きは高くしよう

 声楽のレッスンの続きです。

 実はフラットシンギングというのは、根の深い問題で、私のような旦那芸のアマチュア歌手ばかりではなく、プロ歌手にも存在する問題です。実際、世界的に著名な某バリトン歌手(先生は名前を教えてくれましたが、ネットなので名を伏せておきます)の歌声は、いつも音程が低めでメロディが常にぶら下がっています。それでも世界中を飛び回って活躍できる理由としては、音程が低めでも響きが高いからなんだそうです。

 たとえ歌声の基本となる音程が低くても、響きが高いと、聞けちゃうんです。

 歌手の歌声って、音程は不安定になりがちです。楽器のような精度は求められません。プロ歌手であっても、機械のようにいつも正しい音程で歌えるわけではありませんし、その歌手その歌手で、音程の取り方にも癖が出ます。中にはフラットシンギングが目立つ人もいますが、それでもそれを補うものがあるから、プロ歌手として活躍できるわけです。

 別に私がフラットシンギングのままで良い…というわけではありません。もちろん、正しい音程で歌えるようにするべきですが、たとえ音程が低くなったとしても、それを目立たせないようにしておく必要があります。そのため(だけではないのだけど)響きを常に高くして歌う事が求められます。

 まあ、フラットシンギング解消のためだけでなくても、テノールなので、高音発声が求められますが、高音発声のためにも響きは高くしておく必要があります。

 理想的なのは、音程は正しく響きが高い声です。音程が低くても響きが高い声は許されるようです。音程が低くて響きも低い声(今の私はこれ)はダメ…かな? 音程が正しくても響きが低い声は残念な声で素人くさい声になるわけです。だから、フラットシンギングからの脱出には、音程を正しくしていくと同時に、響きを高く保つという保険も必要になるわけです。

 で、音程を正しくしていくためには、ノド声からの脱却が必要になります。ノド声からの脱却のためには、クチの奥を大きく広げないといけません。単純にクチの奥を広げてしまうと歌えなくなりますから、腹圧を高めて息を支えないといけませんし、息をたくさん速く吐かないといけません。

 今までもY先生から注意されっぱなしでしたが、

1)息をしっかり支える
2)クチの奥を広く開く
3)響きを高くする

 をしっかり守りながら、

4)今まで以上に音程にも気をつけて歌うこと

 が求められるわけです。

 それにしても、名前があがったプロでも音程の低い歌手って…実は私が大好きな歌手だったりします。逆に、フィッシャーディスカウのように、音程も響きも正しい歌手さんの声って、整いすぎていて、あんまり好きじゃないのですが、そういう私の声に対する趣味趣向も、ちょっとばかり見直した方が良いのかもしれません。

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