2020年10月29日

音域について考える

 音域とか声域とか、つまり「自分が出せる音はここからここまで」と言うのは、アマチュアの歌手にとっては、一大関心事です。特に初心者の頃は、学べば学ぶほど、どんどん音域が広がっていくので、それが楽しいわけです。で、ネットで報告しちゃったりするわけです。

 私もよくやりましたし、今でもたまにやっています。ほほえましいでしょ?

 その際の音高の表記方法としては、実に色々あるわけです。よくネットで見る表記が、A2-A4とか、mid1A-hiAとかね。ちなみに前者が国際式という正式な音高表現です、後者が日本のネットで一般的に用いられている方法です。詳しいことはググってね。ちなみにここに例として書いた音域は私の音域でございます。(いわゆる中央ドってのは、C4とかmid2Cになります)

 で、私は自分が楽なので、五線譜(ト音記号)での表現、それもテノールでの表記を使ってします。“テノールでの表記”というのは、テノールは移調楽器なので、実音よりも1オクターブ高く記載するわけです。それで話を進めてます。

 なので、私の音域は、五線譜の下にはみ出るAから、上にはみ出るAまでとなります。実音で言えば、五線譜(ヘ音記号)の中のAから五線譜(ト音記号)の中のAまでです。

 つまり私の音域は、ラからラまでの、ちょうど2オクターブって事になるわけですね。

 この2オクターブちょうどの音域って、だいぶ広いんだよね。と言うのも、歌の練習をしていない一般人の音域って、せいぜい10度(1オクターブとちょっと)です。五線譜(ト音記号)の下のCから五線譜の中の上のEまでです。だから音楽の教科書とか讃美歌集とかの音域は、だいたいこんな感じです。これくらいの音域でないと、普通の人は歌えないんです。

 だから2オクターブの音域ってのは、かなり広い方になります。とは言え、男性のアマチュア歌手としては、標準的だろうと思います。ちなみに女性は男性とは発声方法が違うので、3オクターブぐらいの音域になります。低い方は男性に近く、高い方は男性よりも全然高いわけです。

 音域に関しては、女性の方が男性よりも恵まれているような気がします。ちょっと、うらやましいです。

 もちろん、声は音域の広さだけでなく、音色とか太さ細さとか重さ軽さとか美醜の問題とか色々あるわけで、音域が広ければ良いわけではないけれど、音域が広いに越したことはありません。

 あと音域を考える際に大切な事として、発声練習の時なら出せる音、つまり練習では出せても歌の中では使用するのが難しい音は、自分の音域には入れるべきではないって事です。発声練習では出せたとしても、実際に歌う時に使えなきゃ、そんな音は自分の音域にあるとは言えません。

 私に関して言えば、低い方は五線譜(ト音記号)の下のAまでは確実に曲の中でも使えます。発声練習なら、それよりも低いGやF、調子が良ければEも出ますが、それらが曲の中で使えるかって言うと…全く自信はありません。高い方は五線譜(ト音記号)よりも上のA(“高いA”と呼んでいます)が、最近普通に曲中で出せるようになりましたが、その上のBやHとなると、まだまだ博打です。そんな博打な音は自分の音域には入りませんが、発声練習に限れば、BやHどころか、Hi-Cやもっと上の音、最高でHi-Eまで出したことがありますが、もちろん、そんなものは、ほぼまぐれであって、自分の音域には入りません。

 まあ、ラからラの2オクターブの音域があれば、普通に歌う分には困らないからね。むしろ私の場合は、音域の広さよりも、一つ一つの音を正しい音高で歌うことが肝心かな? なにしろ、私は油断するとノドに力が入って、声がフラットしてしまうという、フラットシンギングという稀有な体質の持ち主だからね(笑)。

 こりゃあいかんのよね。

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posted by stone at 04:00| Comment(0) | 発声法のエッセイ
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