2020年11月26日

クラシック声楽を学ぶと歌がうまくなるのか?

 残念ですが、なりません。逆に歌えなくなります…なんて書くと、バズるでしょうか(笑)。

 実は歌のジャンルによって話が変わるのです。

 クラシック声楽を学べば、クラシック系の歌は上手になります。イタリア歌曲とかドイツリートとかオペラのアリアは上手になるでしょう(ならないと困ります)。

 でも、ポピュラー系の音楽はダメでしょうね。J-POPとか演歌とかアイドルソングとかは、発声が全然違いますから、音程正しく歌えるようになるかもしれませんが、歌唱としては別のスタイルになってしまいますから、むしろ下手になってしまうかもしれません。つまり、クラシック声楽を学ぶと、カラオケがつまらなくなるかもしれません。

 特に女声は、クラシック声楽とカラオケ音楽では、全く発声方法に共通点が無いので、クラシック声楽を学べば学ぶほど、カラオケが苦手になってきます。男声は女声ほどは離れていないので、歌えないわけではないでしょうが、カラオケでクラシック声楽の発声方法で歌うのは、機械に負担がかかるし、周囲にも迷惑になるので、止めた方が良いと思います。どうしても歌いたかったら(私はやってますが)マイク無しで歌うのが良いかもしれません。

 歌のジャンルによって、歌唱法は違うし、クラシック声楽は、別に人類共通の音楽ではなく、西ヨーロッパの民族音楽に過ぎないわけで、その歌唱法をもって、極東の日本の流行音楽を歌おうというのが、土台無理なのかもしれません。

 オペラの発声で詩吟を歌ったら、明らかに別ものでしょ? 別に詩吟ほど極端な例を持ち出さずととも、カラオケで歌うような日本語のポピュラーソングは、クラシック声楽の音楽とは、発声法も歌唱法も違うのですから、クラシック声楽を学んだからと言って、上手く歌えるようにはならないのです。

 むしろ、カラオケを楽しもうと思ったら、クラシック声楽の事は忘れて歌った方が結果がいいし、楽しいのではないかと思うわけなのです。

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posted by stone at 04:00| Comment(0) | 声楽のエッセイ
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