2021年02月26日

なぜ私はフルートを習い続けるのか?

 このブログを読んでいる方なら、もはやお分かりでしょうが、私は基本的に声楽の人です。歌が好きなのです。それは演奏だけでなく、聞く方もそう。子どもの頃から歌ばかり聞いてきました。歌の入っていない演奏曲は、すぐに飽きてしまいます。ベートーヴェンの交響曲だって、聞けば即座に爆睡する自信があります。それくらい、器楽に興味も感心もない人です。

 ガキの頃はロックバンドをやっていました。担当の楽器は…歌以外は、何でもやっていました。最初はドラムス(劇的に下手でした)で、次はエレキギター(ソロが弾けなくて、リズムギター専門でした)。ベース(まあまあイケました)に移ったり、キーボード(片手弾きしかできません)をやってみたり…。楽器以外にも、バンドの作詞作曲も手掛けていました。ヴォーカルに憧れはあっても、ヴォーカルには花形だから、私以外のメンバーが担当していました。かなり残念。それでもバンドがやれて、うれしかったのです。

 社会人になって、市民合唱団に誘われて、下手くそなりに歌を歌って、そこから本格的にソロがやりたくなって、個人レッスンを受けるようになったけれど、先生が海外留学に旅立ってしまったので、しばらく音楽から離れる期間があったりして、中年を越えて、再び歌を学ぶようになって…って感じで、私の音楽人生を大雑把に語っていくと、全然フルートの要素がありません。困ったものです(笑)。

 ああ、そう言えば書き忘れていましたが、中学生の時、私はバスケット部だったのですが、担任の先生が吹奏楽部の顧問だった事もあって、よく吹奏楽部にトラとして参加していました。担当楽器は、主にパーカッションで、フルートとは全く無縁でした。

 私がフルートを始めたのは、このブログを書き始めるよりも後の話なので、私のフルート人生のすべてがこのブログには書かれています。で、最初のフルート関係の記事がこの記事なのです。

 これを見ると分かる通り、別にフルートが吹きたくて始めたわけでもないし、フルートに憧れがあったわけでもない。楽器店で、なんとなくフルートが目について、妻に「買っちゃえば…」と言われて、衝動買いをしたのがきっかけで、今に至っているわけです。

 こんないい加減なきっかけでフルートを初めて良かったのだろうか? もう、あれから12年…どころか、そろそろ13年の年月が過ぎようとしています。やめるチャンスなんて、いくらでもあったのに、なぜか今に至るまで、コンスタントにフルートを学び続けている私です。まあ、腕前はキャリアには全然ふさわしくなくて、まさに道楽レベルなんだけれど…。

 なぜ私はフルートを習い続けるのか? ううむ、答えに窮します。

 歌は好きだから習い続けてますが、フルートは好きなのか? 少なくとも、聞く方は好きじゃないです。フルートのコンサートに行っても、瞬時に爆睡できる自信があります。

 おそらく、フルートを吹く事が好き…みたいです。もっと言うと、フルートが私に吹かれるのが好きなのかもしれません。フルートが私に吹いて欲しいとささやくから、私はフルートを吹いているんだろうと思います。

 だから、フルートの声が聞こえなくなったら、たぶん私はフルートの学びを辞めてしまうと思います。

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posted by stone at 04:00| Comment(2) | フルートのエッセイ
この記事へのコメント
フルートが好き、と、
フルートを吹くのが好き、ってのは、
違いますなあ。

逆のパターンだと、
本が好きで、本屋に行くと、本を買っちゃうけど、
その本を結局読まない、ってな人は、
本が好き、だけど、
本を読むのは、それほど好きでもない?

物理的な、何か「物」に対する好きってのと、
その何かを使って「する」のが好きってのと、
違いますなあ。

あるいは、物に対する行為でも、
テレビを見るのが好き、小説を読むのが好き、だけど、
テレビに出るとか、番組を作るとか、小説を書くとかには、
全く関心がない、ってのもあれば、

音楽を聴くのは大好きだけど、
音楽を演奏しよう、楽器に挑戦しようという気は1ミリもない、とか。

何を言っているのか?言いたいのか?
自分でも良く分かりませんが、
とにかく、
今日にすとん様エッセイは、
人間の「物」「行為」に関する好き(嫌い)について、
考えさせてくださって、ありがとうございます、
ということでございます。

おしまい
Posted by オペラ座の怪人の怪人 at 2021年02月26日 13:26
オペラ座の怪人の怪人さん

 確かに「フルートが好き」と「フルートを吹くのが好き」は全然違うのかもしれません。ちなみに、本の場合、積読がたくさんある私は「本が好き」みたいです。でも、本を読むのが嫌いなのではなく、単純に本を読んでいる時間が無いだけです。だって、本を読むペースよりも、本を買い込むペースの方が早いですからね。

 本のような例外はあるけれど、私の場合、基本的には「物」よりも「行為」が好きな傾向にあると思います。野球やサッカーも、見るのは嫌いだけれど、プレイするのは好きだからね。音楽も、ただ鑑賞するよりも、自分で演奏したいんだろうと思うし、子どもの頃から、何らかの形でずっと音楽は演奏し続けてきたわけだしね。

Posted by すとん at 2021年02月26日 20:34
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