2019年09月14日

発表会、さて後半です

 休憩中に客席に行って、録音機の電池を交換します。今までは、自分の歌を録音するために、自分の出番の少し前の曲から録音していましたが、今回は頻繁に舞台に出るので、客席を出入りしている余裕がないので、発表会全体を録音してしまう事にしました。まあ、発表会全体を録音…と言っても、それをまるごと保存するのではなく、自分たちの部分だけを取り出して保存はしますが、他の人の分はすぐに捨ててしまいます。だって、そうしないとHDDの容量がもったいないじゃん。

 それはさておき、発表会全体を録音するとなると、録音機の方の容量は大丈夫なのですが、電池がもたない事が経験的に分かっているので、休憩の時間を使って、電池の交換を行いました。

 電池も取り替え、後半の舞台に備えて楽屋に控えていました。後半は、自分の出番に加え、いよいよ今回客演するテノールのI先生が2曲ほど歌うので、それは聞き逃してはいけないと思い、先生が歌うたびに、舞台袖から生歌を聞いていましたので、ほんと後半は忙しかったんですよ。

 I先生が歌う姿を近くからまじまじ見て分かった事は…ノドが見事なくらいに脱力されている事と、その分、しっかり声を支えていらっしゃる事です。ううむ、レッスンのたびにY先生に注意されている事を、I先生はしっかりやっている…。Y先生に注意されて(でも出来ていなくて)いる事をしっかりやるだけで(これほどかどうかは別として)しっかり歌えるんだなあ…と良い見本を見せていただきました。

 今回、ノドが痛いのも、リハーサルの時に、声の支えを軽視してノドで歌ってしまったからだし、ああ“脱力と支え”って、ほんと大切だわ。

 それにしても、I先生のカツーンと出る高音は、なぜあんな事が出来るのかは、全く分かりませんでした。打ち上げの席でヒントをいただこうと思っていたけれど、I先生は打ち上げには出られなかったので、結局聞けずじまいでした…が、教えてもらったところで、すぐに出来るわけでもないから、それはそれで良しとしました。

 とにかく、脱力と支えの両立が大切だなって学べた事が、今回の収穫です。あとは、それをどう自分の中で習慣化して、血肉にして、実践していくか…です、それが実は難しいのだけれど。

 さあ、3曲目の順番が近づいてきました。この箇所では、私の前に妻が歌うので、私は舞台袖で妻の歌を聞きます。妻が歌っている時は、もちろん我々のピアニストさんも一緒に舞台に行くので、公式ピアニストさん(つまり、我々以外の方の伴奏を一手に引き受けているピアニストさん)は休憩となります。我々の出番がまんべんなく散らばっているのは、舞台構成上の都合もありますが、我々の出番は、同時に、公式ピアニストさんの休憩時間なわけで、もしも我々が自分たちのピアニストさんを連れてこなければ、公式ピアニストさんは、2時間近くに渡るすべての曲を一人で伴奏しまくるわけで、そりゃあ体力的に大変だよね。仕事とは言え、かなりきついですね。なので、ポツポツと我々が歌う事で、公式ピアニストさんは、休憩が取れるだけで、休憩の回数や時間が少なくても、休憩があるだけで、だいぶ違うでしょうね。

 妻の歌唱が終わり、いよいよ私の最後の出番となりました。


 曲は、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より「Una furtiva lagrima/人知れぬ涙」です。うーむ、どうだろ? 実はこの音源が一番アップしたくなかった音源なんですね。だってね、こんな出来だもの。いやあ…練習段階では、もう少しマシに歌えるかなって思っていたんだけれど、本番ではこんな感じです。ノドの脱力に気をつけていたのはいいとしても、大切な息の支えが足りなすぎるんだよね。ああ、やらかしちゃったなあ(涙)。Y先生がおっしゃるには「本番では、練習の時以上にカッコつけて歌おうとして失敗しがちなんだよね」との事です。まさに、その通りです(涙)。やっちまったなあ…。

 ま、これが今の私の実力です。いやあ、現実を直視するって、心に刺さるなあ。

 さて、とにかくやり終えました。歌い終えました。出来はともかく、心は満足です。

 歌い終えたら、さっさと着替えて、急いでホワイエに行きました。だって、発表会が終演してしまったからです。せっかく来てくださった方を待たせちゃいけないからね。すっ飛んでホワイエに行きました…ので、録音機の回収を忘れてしまいました(汗)。私、ほんと、よく録音機の回収を忘れてしまうのだけれど、今回も回収し忘れてしまいました。片付けをしていたY先生が見つけてくださったので、事なきを得ましたが、そうでなければ、今でもホールに置いてあるかもしれない(汗)。

 とにかく、ホワイエに行って、お客さんたちにご挨拶をして、お話をして、誉めていただきました。こんな歳になっても、誉められるとうれしいですね。私は“誉められて伸びるタイプ”ではないので、誉めてもらえなくても、全然平気と言えば平気なのですが、それでも誉められて嬉しくないわけないです。次も頑張ろうって思います。次と言えば…1ヶ月後のクラシックコンサートなんだけれどね(汗)。

 発表会も終わり、打ち上げに行って、ためになる話、どうでもいいい話をたくさんして、門下の結束ってヤツを深めてきました。次の発表会ではオペラの抜粋版をみんなでやろう!と盛り上がりましたが、さてどうなるでしょうか? 実際にオペラをやるとなると、色々と越えなきゃいけないハードルが生じるんだね。でも、私的にはオペラをやりたいです。以前、ボエームをやった時は、大変だったけれど、すごく楽しかったからね。もしもオペラをやるなら、どんな演目であっても、私は頑張るし、きっとすごく楽しめると思うんだ。

 「高音へのアプローチが変わりましたね」とF先生に言われました。自分的には自覚はないし、実際本番ではコケちゃったので、これで良いのかどうか自信はないのだけれど、練習段階では、だいぶ楽に高音が出せるようになりました。このやり方が自分に合っているのなら、もっと突き詰めて安定して使えるようになりたいです。

 それにしても発表会、楽しかったです。所詮は、旦那芸の道楽でしか過ぎないのだけれど、それで人生が充実するなら、そこに越したことはないと私は考えています。ちっともストイックではないのですが、それでも真面目に取り組んでいるつもりです。だって、真面目に取り組まないと楽しくないじゃん。

 来年の発表会にも参加できるといいなあ。それにはまず、健康第一だよね。


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2019年09月13日

発表会、前半終了!

 さあ、いよいよ声楽発表会が始まります。

 私の出番は2曲目なので、イチベルが鳴ると同時にトップバッターの方と一緒に舞台袖に入って出番待ちをしました。ちなみに3曲目は妻なので、妻もピアニストさんもやってきました。ついでに言えば、4曲目や5曲目の方もやってきたので、舞台袖がすごく混雑してしまいました。舞台袖って広くないから、あまり早く来ちゃうとあっちこっちに迷惑がかかります。さすがに、4曲目と5曲目の方は、楽屋にお戻り願いました。

 トップバッターの方を激励して舞台に送り出して、こちらは心の準備を始めました。とにかく、声を前ではなく上に出して、ホールの力で声を響かせるように歌うこと…この事を第一に考えました。あとは、呼吸を深くして、息をたっぷり吐いて歌うこと。高音部分も力まずに(結局は力んじゃいましたが:汗)、声のポジションを高くしていって楽に発声する事。その程度の事を考えて、舞台に出ました。

 笑顔を作ってキビキビと動いて舞台中央へ。お客さんに挨拶をして、ピアニストさんにアイコンタクトでGOサインを出して、いよいよ歌い始めました。

 歌い始めてすぐに「響声破笛丸は二包飲んでおけばよかった」と後悔しました。やっぱりノド痛いよ(涙)。おまけに、2曲目という事もあるのかもしれませんが、会場の冷房がかなりキツめに入っていて、舞台に向けて冷風が吹いていました。歌っている私の顔、直撃です。ノドの水分が冷気に持っていかれて、かなりつらいです(涙)。

 歌とか演奏って、現地のライブで聞いてもらう分には良いのだけれど、こうして音源にしちゃうと、ライブでは目立たないようなミスもくっきり聞こえて凹みます。昨日の音源を聞いてお分かりかと思いますが、ノドに負担をかけないようにと心がけて、全体的に軽く歌っているつもりだったので、支えがだいぶ弱くなってしまい、ところどころ音程がフラットしているのが目立ちます。特に長い音符でフラットしていると凹みます。ああ、こんな歌を歌っていたんだあ…。高い音は、力むつもりはないのに、ついつい力んでしまうので、声がひっくり返ったり、割れたりしています。ダメだなあ…。まあ、まだまだな箇所がたくさんありますが、これらは“のびしろ”と言いますか“上達の余地あり”と解釈する事にして、今後のレッスンでは、これらの諸問題を改善していきたいと思います。

 とにかく一曲歌い終えた私は、楽屋に戻りました。例年は歌い終えたら、客席に行って、他の皆さんの歌を生で聞くようにしているのですが、今回は3回歌うので、歌と歌のインターバルが短い事と、門下でのコミュニケーション(ってか楽屋話)も大切にしようと思って楽屋に戻る事にしました。楽屋じゃあ、ここに書けないような色々な話をしました。

 そうこうしているうちに、同じテノールのMさんの出番がやってきました。Mさんが舞台で歌っている様子が楽屋に中継されるのですが、みんなクチを揃えて「いい声をしているなあ…」ってつぶやきます。実際、Mさんの歌声って美しいんですね。同じテノールですが、彼は美声で、私はそうではないわけで、声という楽器はそれぞれに固有ですから、他人をうらやんでも仕方ないのですが、それでもちょっぴりうらやましい私でした。

 Mさんの声は、リラックスして聞こえます。フワっとした感じの声なんですね。一方、私の声は突き抜けるタイプの声なので、聞いていて、ちっとも心が休まりません。Mさんはソロも歌う一方で、合唱も歌う人なのですが、私はソロしかできない人なんです。「隣の芝生は青く見える」って事もありますし、無い物ねだりだと分かっちゃいるけれど、私もああいう、聞いていてリラックスしちゃえる声で歌いたいものです。

 さて、そうこうしているうちに、再び私の出番がやってきました。今度は二重唱です。さっそく、舞台袖に控えました。やがて我々の出番となったので、舞台に出て歌いました。


 ヴェルディ作曲の歌劇「椿姫」の第一幕の二重唱「Un di felice, eterea/思い出の日から」です。短い二重唱ですが、かなり歯ごたえのある二重唱です。

 それこそライブじゃ誤魔化せたかもしれないけれど、録音で聞くと、あっちこっちダメダメって感じの仕上がりになっています。うう、凹む…。やっぱり、この二重唱は難しいです。でもまあ、難しい曲にトライする事で、ちょっとは上達するわけですから、常に前向きに挑みましょう。それに歌っている場は“演奏会”ではなく“発表会”ですからね。多少稚拙な歌唱であっても、それを暖かく見守るのが“発表会”ですから、そこに甘える事にします(ごめん)。

 まあ、ちゃんと歌えない事は最初っから折込済みですから、私は落ち込む事もなく『とにかくやりきった、やれる事はやった、全力は尽くした』という思いで舞台が戻りましたが、ピアニストさんはそうもいかず、なんかだいぶ落ち込んでいたみたいです。私的にはピアニストさんにはミスはなかったように思うのですが、おそらく本人にしか分からないミスがあったんでしょうね。それでだいぶ落ち込んでいました。やっちまったミスについては、取り返しがつかないし、リベンジは次回すればいいわけで、ここで落ち込んで、次の曲に影響を及ぼしてもいけないので、今はなるべく落ち込まない事が大切だね。

 なんて事を言っているうちに、休憩になって、第一部が終了となりました。


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2019年09月12日

発表会、本番開始まで…です

 さて、声楽発表会の話をします。

 当日は開場時刻(お客さんが入場する時刻)は13時ですが、当然、その前の時間で、ゲネプロ代わりのリハーサルを行います。

 発表会に参加する生徒さんたちは、広い範囲からやってきます。なので、比較的近所で、比較的若い人たちから、順番にリハーサルをやるのが、ウチの門下のやり方なので、リハーサルの順番はだいたい我々が一番最初となります。今回も我々が一番早いリハーサル順番となりました。

 まあ、我々の場合、歌のリハーサルだけでなく、ピアノのリハーサル(ってか本番のピアノにピアニストさんが慣れる時間)も必要なので、一番最初ってのは、実は有り難いんですよね。一番最初ならば、舞台のピアノさえ準備が整っていれば、早目にリハーサルを開始でき、その分、ピアニストさんの練習時間が取れますからね。

 という訳で、リハーサルを開始しました。

 まずはリハーサルだし、まだ午前中だし、ここで本気で歌って、声を使い切ってしまうのもバカバカしいので、軽めに手を抜いて歌いましょうって感じで歌い始めたのですが、会場はそこそこ広いし、そこの視覚的な広さに惑わされて、ついつい力んで歌ってしまいました。本当は、響きの良い会場なので、そんな必要はないのですが…。

 手を抜いて歌う…つもりだったので、カラダをあまり使わずに、結果、ノドで歌ってしまったので、ノドを軽く傷めてしまいました。馬鹿だね。

 なので、舞台で歌いながら、声を調整しました。とにかく、声を前に出してはダメで、こういう響きの良い会場の場合、声は上に出して、あとはホールの力を借りて、会場中に声を響かせるという感じで歌うのが良いのです。何度か歌いながら、あるいは、妻が歌っている時に客席に降りて、舞台の上の声と、客席で聞こえる事の違いを確認しながら、リハーサルが終わる頃に、どんな感じで歌ったら良いのかを、やっと確認しました。で、最後にダメ元で、響声破笛丸を一包飲んでおきました。

 だから、当日リハって大切なんだな。これで、当日リハで自分の声の響きを確認できなかったら、きっと力んだ声で歌って、曲の途中で声を無くして、大変な事になるはずでした。ああ、くわばらくわばら。

 当日リハを終えて、本番まで3時間ほどあるので、早目のお昼ごはんを食べる事にしました。

 お昼は、本番を控えているので、がっつり食べて満腹になってしまうと、お腹がパンパンになって、歌うのがつらくなるので、軽めに食べようと思っていたのですが、実際は…がっつり食べてしまいました。頭では軽めにしようと思っていても、空腹だと心が頭を裏切るんだよねえ。なので、食べ終わったたら、お腹が苦しくて苦しくて…食べ終わってから後悔してしまいました。

 食事を終えて、いつもなら他の人のリハーサルを見たりするのですが、それどころの体調ではなかったので、楽屋で必死に体操をしました。カラダを思いっきり動かして、血行を良くして、内臓の動きを良くして、便意をもよおして、少なくとも食べた分くらいは出して、少しでもカラダを軽くしようと頑張りました。はい、頑張りは通じて、多少はカラダも軽くなり、なんとか歌えるカラダに戻しました。いやあ、食欲って怖いなあ…。

 全員のリハが終わり、まだ開場まで少し時間があったので、その時間を利用してピアニストさんが練習することになり、その練習に付き合いました。付き合った…と言っても、私は歌いませんでしたけれど。

 で、ピアニストさんの練習も終わり、いよいよ開場となりました。私は楽屋に戻って、舞台衣装に着替えました。いよいよ本番が始まります。

 さて、発表会で私が歌った、トスティの「Il pescatore canta!/漁夫は歌う」の音源をアップします。


 どんな状況で歌ったのかは…また明日書きますが、本来ならネットにアップするような出来じゃあないよね。それは分かっているのだけれど、日頃ブログで偉そうにあれこれ書いているので、そんな私の実力を開示するのって、大切だなと思ってます。「あいつは、いつも偉そうに書いているけれど、こんな程度じゃん」と分かって欲しいというか、そんなに大した人物ではないと知らしめるのも、フェアな行いなんだろうなあって考えて、毎回、恥をさらしています。で、今回も大恥を天下にさらすわけです。だからと言って、私は別にMじゃないよ(笑)。


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2018年11月29日

2018 門下発表会 その4 今後の課題と見通し

 そうそう、ドナウディの二重唱「Amor s'apprende/ 愛は取り付いてしまう」の音源をアップしていなかったので、ここにアップします。これは、クラコンでの歌唱です。

 さて、門下の発表会が終わりました。後はいわゆる打ち上げです。打ち上げは基本楽しく飲み食いするのですが、今後の課題とか見通しとかの話も、少しだけしました。

 まず、私が高音苦手な件について。今回の発表会の歌唱を聞いて、三人の先生方の統一した見解は、すでにフィジカル的にも、テクニック的にも、高音を出せる状況にあるのだけれど、メンタル的な問題で、うまく行っていないのだろうという事です。

 メンタル的な問題とは「高音怖い」という苦手意識です。まずは苦手意識が前に出過ぎって事で、つまり“ビビリ”なので高音が出せないってわけです。ああ、メンタルを克服しないとね。

 フィジカル的には、弱さが問題ではなく(もっとも体幹部は決して強いとは言えないので、もっと鍛える必要はありますが)強さ、とりわけノドの強さが、高音発声の邪魔をしているのだろうとも言われました。つまり、フィジカルが過剰に強いので、それが邪魔して高音がうまく出ない…ってわけです。ノドが弱ければ、ノドに力が入りすぎるわけがないわけで(そんな事をしたらノド壊れちゃうし)、なまじノドが強くって、簡単に壊れないものだから過剰に力んでしまい、その力みが高音発声の邪魔になるわけです。ううむ、ノドの強さは私の個性だからなあ…。

 ノドの強さを克服するためには、声がひっくり返るように歌っていくのもやり方の一つだとは言われました。確かに、私の声は、滅多なことではひっくり返らないわけです。もっともそれはひっくり返らないように、ギアチェンジもしているわけですが、そのギアチェンジに問題があるわけです。

 通常のテノール発声では、Aまでは通常発声で、そこから上は半音ごとにギアチェンジをして歌っていくわけだけれど、私はメンタル的にビビりなため、F♯までは通常発声で、そこから先はビビってしまい、訳のわからないギアチェンジをしてしまい、それでダメになっているそうです。なので、ビビらずにAまでは通常発声のままで行き(これが超ムズい)、そこから上はこまめにギアチェンジをしていくようにしていく必要があるでしょうとの事です。難しいね。

 次に歌うアリアは何がいいの?…と、Y先生がA先生に尋ねていたけれど、A先生も困っていました。テノールのアリアには、初学者向けのモノって、ほぼ皆無だからね。

 歌曲に関しては、今現在はベッリーニをやっているけれど、今後も連作歌曲とか歌曲集などの大曲に挑戦しつづけていきましょうって事になりました。いくつか候補が上がりましたが、いよいよドイツリートに手を染めることになるかもしれません。これに関しては、決定したら、またブログに書いてみたいと思います。

 ちなみに、今現在、私が一番歌ってみたいドイツ系の歌曲集は、シューマンの「詩人の恋」なのですが、これはあっさりY先生に却下されました。理由は…メロディが美しすぎて、歌の勉強にならないから…なんだそうです。確かに「詩人の恋」は、歌手の技量がそこそこでも曲がいいので聞けちゃうんですよね。むしろ勉強するなら、歌の優劣がはっきり出るような、歌の出来次第で演奏の出来が大いに変わるようなモノで勉強しないと時間が勿体ないじゃないって事です。なので「詩人の恋」は、そのうち歌えばいいかって思ってます。

 まあ、私的には「ドイツリートよ、来るなら来い!」って感じです。イタリア近代歌曲は声をぶっ飛ばして歌えるので大好きですが、好きな事ばかりやっていては、歌は上達しません。ドイツリートで繊細な歌って奴を勉強するのも、いいかなって思っているわけです。

 ま、とりあえず、次回のレッスンは、歌曲はベッリーニ作曲の「Per pieta, bell'idol mio/私の偶像よ」と、オペラアリアの代わりにはビゼー作曲の「Agnus Dei/神の子羊」(あえて言えば、オラトリオ系のアリアですね)を歌います。どっちにせよ、ドイツリートをやるとしても、その後だね。

 ひとまず、これで今年の本番関係の連載は終了です。ありがとうございました。

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2018年11月27日

2018 門下発表会 その2 歌曲の本番です

 で、本番です。とは言っても、門下の発表会ですから、クラコンのようなアウェー感はなく、どこか落ち着いた感じがします。周りはみんな見知った顔ですし、Y先生もF先生も舞台袖で応援してくださってますし、伴奏のピアニストさんはいつものピアニストさんだし…あがるポイントとしては、会場が慣れていないホールってぐらいでしょう。まあ、慣れていないホールとは言え、初見参ってわけではありませんし、セットリスト的に二回目の出演ですし、いい感じで落ち着いて歌えます。

 出番がやってきました。ピアニストさんと励まし合って、Y先生に「いってきます」と挨拶をして、舞台に出ました。まずは歌曲です。レスピーギ作曲の「Invito alla danza/舞踏への誘い」です。

 まあまあ良い感じで歌えたのではないかと思います。時折、音程が不安定になっている部分とか、声から響きが落ちてしまっている部分とかありますが、まあこれが今の私の実力です。

 クラコンの会場よりも響きが短い分、フレーズとフレーズの間合いも短めに、推進力は強めな感じで歌いました。会場によって、歌い方って自然と変わるものです。

 一曲歌って、すぐに舞台袖に引っ込みました。あっさりしたものです。私と入れ替わりに妻が舞台に出て、チマーラの歌曲を歌いました。で、彼女が歌っている間に、私は舞台袖でY先生と譜面台の高さの調整です。二重唱の歌詞カードをクラコンでは手に持って歌いましたが、今回は譜面台を使いましょうってことで、その調整なのです。

 で、妻が歌い終わって舞台袖に戻ってくると、ステマネをやってくださっているY先生が譜面台を舞台にセットしてくださいました。さあ、今度は二重唱です。

 二重唱も、まあまあよく歌えたと思います。歌曲の二重唱は、オペラの二重唱と違って“誤魔化しが効かない”ので大変です。ある意味、合唱曲のような部分もあって、リズムも音程もきちんと合わせていかないといけません。まあ、私の苦手なタイプの曲です。でも、いつまでも苦手を避けていては上達なんてしませんから、今回は苦手な曲にあえての挑戦です。

 ちなみに、私には苦手なタイプの曲ですが、妻は合唱人なので、こういう曲は得意です。得意なために、練習が常に不足していましたが、なんとか本番に帳尻を合わせてきました。歌詞の暗譜にしても、本番直前まで暗譜ができず、歌詞カードの使用を提案してきたのは妻ですが、彼女は本番当日にはしっかり暗譜ができていて、むしろ歌詞カードに頼ってしまったのは、私の方だったりします。なんかなー、ダメじゃん、私。

 ただ、いつも感じていますが、声のボリュームの差はいかんともし難いです。特に今回は声をまとめるために、私と妻が近寄って歌いましたが、この曲は二人の歌手に同じだけの声量が求められる曲なのですが、私は彼女のような小さな声では歌えないし、彼女はこれ以上大きな声では歌えないし、ほんと、ハーモニー的には難しいです。声のまとまりはよかったでしょうが、演奏の完成度としては、どうだったでしょうか?

 とにかく、二重唱を無事(?)に歌い終えた我々は、ピアニストさんと一緒に(ピアニストさんは3曲連続だったのです)舞台袖に引っ込みました。これで我々の第一部の出演は終了です。第一部の残りを客席で聞いて、休憩時間に楽屋に戻って、一息つきました。

 楽屋に戻れば、門下の皆さんと楽屋トークです。今回の発表会は、我々二人と、バリトンのKさんの3人だけが、第一部と第二部の両方に出演で、他の方々はいずれか一方に固めて歌います。まあ、私はまとめて3曲歌うよりも(アリアが大変なので)2つに分けてもらえてうれしかったのですが、Kさんは二度も舞台にあがるのが、ちょっと億劫だったみたいで、1回にまとめてもらいたかった…ってなことを散々楽屋でこぼしていました。私なんかは、複数回舞台に出られてうれしいのですが、そのあたりの感覚って人それぞれで面白いなあって思いました。

 やがて休憩時間も終わり、第二部が始まりました。皆さんは、そのまま楽屋で寛いでいるようですが、私は他の人の舞台を見たいので、さっそく客席に向いました。

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2018年11月23日

クラコン2018 その4 反省はまだしない

 で、二重唱が終わり、妻が退場しました。舞台には私が残って、最後のアリアを歌います。私の次に出演予定になっているギターアンサンブルの方々は、妻が帰ってきたタイミングで舞台に出ようとしたそうですが、私が歌い始めたので、慌てて引っ込んだんだそうです。プログラムには3曲歌うと書いてあるのに、何を勘違いしたんでしょうね?

 で、ヴェルディです。

 このアリアは、音域的には歌えるはずの曲なのですが、今まで何度もブログに書いてきたとおり、やっぱりちゃんとは歌えませんでした。高音にビビる癖は、改善されませんでした。そういう危険ゾーンを数箇所残したまま本番を迎えたわけです。

 クラコンでは、最初の危険ゾーンはヘマってしまいましたが、その他は…ぎりぎり通過できた…かな?と思います。やはり響きの良いホールで歌うと、よく歌えるのではないかなって思いました。レッスンを含めて、これまでで一番良い出来に歌えたと思います。ただし“一番良い出来”と言っても、あくまでも“当社比”であって、冷静に聞いてみると、まだまだアレコレ不足があります。ああ、残念。

 自分の本番、妻の本番と、ミスをしてしまったピアニストさんも、最後になる私の本番では、なんとかメンタルの切り替えが出来て、目立つミスなく(ミスなんて、分からなければしてもしなくても一緒です)弾いてくれました。やったね。

 で、歌い終えて、舞台袖に戻って、妻と一緒に会場ロビーに行きました。見に来てくれた方々にご挨拶です。今回は…ダメ出しはなく、褒めていただくばかりでした。うむ、会場に大いに助けられ、ミスの目立たない歌唱になったようです。妻が「実は本番が今までで一番良かったんですよ」などと、いらない情報を開示してくれました(へへへ)。

 ご挨拶が終わって、ホールに戻って、録音機を回収して、楽屋に戻って、着替えです。すでにバリトン氏は帰っていました。その代わりに、ギター・アンサンブルの方々のギターケースがたくさん置いてありました。彼らは、舞台へはケースでは楽器を持ち込まないんですね。たぶん、フルートの人なら、ケースごと舞台に持ち込んで、舞台袖で楽器を組み立てそうな気がします(それはH門下だけの話かな?)。

 と言う流れで分かるとおり、実は本番で使った二重奏の歌詞カードや舞台袖に持ち込んだ楽譜の回収を忘れてしまいました。いやあ、失敗失敗。以前のクラコンで録音機を会場に忘れてしまった事があったので、録音機の回収は気をつけていたのですが、楽譜を忘れてしまったのは、今回が始めてです。次からは、楽譜の回収にも気をつけないといけませんね。

 で、妻は帰宅後すぐに歌詞カードや楽譜が無い事に気づいて、会場まで戻って、これらを受け取ってきましたが、私が楽譜が無い事に気づいたのは、翌日の自宅練習の時です。で、歌詞カードや楽譜がない事に気づいた私が、妻に尋ねたところ、妻が私の分も合わせて持ち替えてくれていたので、事なきを得たわけです。しっかり者の妻を持った私は幸せモノです。

 今回の演奏は、私達歌い手もピアニストさんも、色々と思う事がありました。このリベンジは、翌週の門下の発表会でする事を誓いました。でも、今、反省をすると凹むので、反省は門下の発表会が終わってからしましょうとも約束しました。

 さあ、次は門下の発表会だ。頑張るぞ。

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2018年09月18日

フルート合宿2018 その9 さて、本番です

 三日目は、夜にソロ曲の発表会があります

 レッスンは午前中にありましたが、H先生抜きで、ピアニストさんと二人で音楽作りをするって感じでした。とにかく、テンポ設定は、前回のレッスンで決めた、早めのテンポを基準に緩急の差をなるべくつけていく方向で演奏するという方針にしました。ゆっくりめのテンポでたっぷり歌っていく…は、今回は無しです。おそらく、この時に仕上げた曲がベストテイクだろうと思います。この日の晩に本番を迎えたわけですが、そちらは緊張もあって、かなり残念な感じになっちゃいましたからね。

 アンサンブルの練習もしました。ピアニストさんを加えて、O先生のご指導のもとにやりました。だいたい良いけれど、ユニゾンの箇所はピタッと合わせなさいと言われたけれど、我々はパート譜しかもっていないので、どこで誰と誰がユニゾンだか分からないのが困りモノです。

 で、残りの時間は個人練習と昼寝(笑)。さすがに色々と余裕も出来てきたので、ここでプチエチュードの20番の譜読みから簡単な練習をしました。

 20番は♭が4つの曲。ヴォカリーズにせよ、エンターティナーにせよ、♭2つの曲なので、20番とそれらの曲を交互に演奏すると、どの音に♭を付けたら良いのか、迷いが生じます。器用じゃないのだから、違う調性の曲を同時に練習しちゃダメだな。混乱が生じます。

 そうやって、たっぷり練習した後は、夕飯を食べ、発表会を迎えました。

 午前のレッスンでもいい感じだったし、その後の個人練習でも120%の出来だった私です。「今年は良い演奏が出来る!」と自信に満ちて本番に臨んだ私でしたが…ステージには魔物が棲んでいるわけで、あれこれやらかし、結果、みっともない演奏になっちゃいました。

 で、そのみっともない演奏がこれです。

 ううむ、あれこれダメですね。演奏をミスるのはプロでもあることだけれど、皆さん、上手にごまかして、決して観客に気取られるような事はしないのですが…私の場合、失敗をごまかしきれていないですね。緊張して、我を見失っています。

 まあ、失敗はまあいいです。ご愛嬌です。ミスするのも仕方ないです。しかし、演奏中にクチビルが痙攣したり、腹筋が釣ってしまったりとかは…困りモノです。ああ、ついてない。でも、そんな感じで、ワチャワチャした演奏した私ですが、ピアニストさんにはたくさん助けていただきました。感謝です。

 演奏後は、皆さん、拍手をしてはくれました。優しいね。皆さんの感想は「去年と比べると上達しましたね(ほんと?)」「本当に音はキレイですね(そうですか?)」「いい曲ですね、私も吹いてみたいです(そりゃどうも)」「選曲はご自分ですか?(体力勝負な部分があるので、先生は勧めませんよ)」とかです。

 改めて録音を自分で聞いてみると、周囲の人が言うほど、私の音ってキレイなの?って思っちゃいました。この演奏だって、音が良い、音がきれいだ…と褒められたくらいですからね。でも、録音だと、そんなにキレイには聞こえないんだよね。録音と実演は違うのは常識だけれど、本当に私って、音色がいい奏者なのかしら…って思いました。

 まあ、終わった事をくよくよ言っても仕方ないです。また、来年、頑張ろう!

 ってわけで、続きはまた明日ね。

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2017年10月18日

2017年クラシックコンサートで歌ってみた その5 歌いました

 さて本番です。まずは私の歌からです。上手側から舞台に上がって…って、上手から舞台に上がると、歌手はまあ良いとして、ピアニストさんは舞台上手から舞台中央を横切って舞台下手に行ってからピアノに座るわけで、やっぱりなんか変です。少なくとも、ピアノという楽器は、ピアニストが舞台下手から登場して演奏するという前提がありそうです。

 まずは、トスティ作曲の「Tristezza/悲しみ」です。すでに音源を聞いていただけたように、まああんなもんです。舞台から見ると、客席の一番うしろ、舞台から真正面の位置に映写室があります。この映写室と客席の境のガラスが、舞台から見ると、まるで鏡のようになっていて、歌っている自分の姿がよく見えました。まあ、無様な姿ですが、私は練習の時に、よく姿見を使って自分の姿を見ながら練習するので、歌っている時に自分の姿を見られると、なんか自宅練習をしているような気分になって、却って落ち着いたりします。

 もっとも姿見なら、私の声を気持ちよく反射してくれますが、映写室のガラスだと、声が突き抜けて吸われてしまうみたいですね(残念)。

 声の調子は…まあ、悪くはないみたいです。声が減っている感じがしません。これなら次のレオンカヴァッロ作曲の「Mattinata/マッティナータ」もいけそうな気がしていました。

 ピアニストさんに合図して曲に入ると…ピアニストさんが打ち合わせよりもだいぶ速いテンポでピアノを弾き始めました。まあ、私も打ち合わせと違うテンポで歌うことは、ままある事ですから、お互い様ですが、ピアニストさんが打ち合わせのテンポと大きく違うというのは珍しい事です。後で聞いたところ(私自身は気がついていませんでしたが)私の声が減ってきている事に気づいたピアニストさんが、声に負担がかからないように、わざとテンポアップしてくれたそうです。ううむ、ピアニストさんの心遣い、感謝です。

 確かにテンポが遅いと、それだけでノドに負担がかかります。でも、私の場合、速いテンポで歌うと、歌いクチが雑になり、声がノドに落ちてしまうという悪いクセがあります。今回は、なんとしても声をノドに落としてはいけません。そうは言っても、この曲を歌っていくと、ガンガン声が減っていくのが自分でも分かりました。そもそも声が減りやすい曲ですからね。最後は、ご存知のとおり、怒鳴ってますね。すでにこの段階で、本日の声は終了って感じでした。

 ここまで歌って、一度舞台から降りました。次は妻の出番です。妻が「ヴィリアの歌」を歌っている間に、ふたたび声の調整してポジションを高くし直さないといけません。とにかく、ノドをリラックスさせて、一度絞めてしまったノドを緩め、上がってしまった喉仏を下げました。

 ノドのリセット完了! いよいよ二重唱です。

 歌そのものは、一ヶ月前の発表会とほぼ同じです。今回は(私が怪我をしているので)演技をせずに、歌に集中して歌いましたが、声がすでに無くなった状態からの歌唱は、いくらノドをリセットしたとは言え、やはりツライですね。おかげさまで、私、途中で一回、落ちています(分かる?)。後、前回はすっぽぬけた高いBですが、今回スっぽぬけではなく、本当に裏変えっちゃいました。ああ、みっともない。まだまだ高いBは難しいですね。博打にすらなりません(汗)。

 とりあえず、これで私達のクラシックコンサートは終了です。舞台から降りて、最後の方の歌を聞いて、応援に来てくださった方々に感想を聞いてみました。

 去年と較べて上達していると言われました。一年ごとにしっかり歌が上達しているのが感じられると言われ、本当にうれしかったです。自分が上達している事は、自分でも自覚していますが、他人にそれを指摘されると、本当にうれしいものです。

 今年の歌声は、例年と較べて、目立って細い声だったそうです。いつものオスっぽい太めの声で歌うんだろうと思って聞き始めたら、声が細くて中性的な声だったので、びっくりしてしまったんだそうです。声が細かったと言っても、実際には細い声では歌っていません(それは録音を聞いても分かるでしょう)。実際には、歌声の中から、声の成分を減らして、響きの成分を増やして、ノドへの負担を減らして歌っていただけです。

 録音では分かりづらいでしょう(響きの部分は録音されませんから)が、私が意図的に高いボジションで歌っていた事もありますが、私の意図通りに、響き多めに歌えていたようです。録音を聞くと、声そのものは、例年のような私の声ですが、生で聞いた人たちは、だいぶ印象が違っていたようで…録音って(私の場合、録音機材もそんなに良くない事もあって)あんまり信用しちゃダメですね。

 まあ、私はテノールです。それも軽めのリリコなテノールですからね。軽めのキラキラした声が本来の目指すべき声なのですから、オスっぽい声で歌うよりも、中性的で細い感じの声で歌えた方が良いのかもしれません。ゲネプロで声を使い切っちゃった事は、結果的に発声に気を使わざるを得なくて、怪我の功名となったのかもしれません。

 褒められるばかりではありませんでした。ダメ出しもいただきました。声が前にばかり出ていて、ちっとも上に出ていないと言われました。声は一度、上から出て、それかキュッて感じで、頭の上で方向転換をして前に向かっていくのが良いのだけれど、私の場合、直線的に真っ直ぐな感じで前に出ちゃっているそうです。つまり、声に深みが足りないってわけです。

 課題は満載です。頑張っていきましょう。

 クラシックコンサートが終了し、行きはタクシーで会場までやってきましたが、帰りは気持ちがハイになっている事もあって、頑張って、歩いて帰ろうとしました。少し歩いたところで、妻が疲労でダウンしてしまったので、結局タクシーを呼んでしまいました。行きも帰りも車を呼びつけるなんて、ほんとセレブだな(笑)。

 それにしても、とても、楽しかったですよ、クラシックコンサート。どんな会場であれ、歌ってしまえば、私のステージだからね。また来年のコンサートに向けて、さらに上達めざして頑張っていきましょう。

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2017年10月17日

2017年クラシックコンサートで歌ってみた その4 ポジション調整をしました

 私は他のアマチュア歌手の歌を聞くのが大好きです。上手な人には感心し敬意と憧れを持ち、私と同じようなレベルの方には心からのエールを送り、まだまだ未熟な人の歌を聞いては、どこがダメで、どうすれば良くなるのか考える事で、自分自身を見つめることにもなります。誰を聞いても、どんな曲を聞いても、自分の勉強になるのが、他のアマチュア歌手さんたちの歌唱なのです。

 自分の声出しの前に、会場で数人の歌を聞きましたし、声出しの後、自分の出番の前の人たちの歌も聞きましたが、当地のアマチュア歌手さんたちの特徴は、本業(?)は合唱をやっている人が多いんだろうなあという事です。普段は市民合唱をやっていて、こういうクラシックコンサートの時に、ソロを歌いに来るという人々の姿が目立ちました。

 と言うのも、当地の合唱団の中には、ソロ歌唱を推奨する指導者が何人かいて、そういう指導者が指導する団は、団内発表会があったり、こういうアウェーの場に出演させたりするからです。もちろん、普段は合唱をやっている人だから、私のように独唱ばかりをやっている人とは、アレコレ違うわけで、本番のピアニストさんが、普段は合唱の指導をしてくださる先生だったり、歌も、音程とアーティキュレーションを第一とし、声の美しさとか響きとかは二の次だし、歌の表現もさほど重視していないようです。また息の使い方もレガート寄りもマルカート寄りの使い方をなされます。まあどちらにせよ、あれこれ歌へのアプローチが私とは違っていて、それはそれでいい勉強になります。

 一方で、地元の音楽教室の先生や音大受験生なども出演して、それは見事な歌唱を聞かせたりしてくれます(さすがに専門教育を受けている方は一味違います)。おそらく、私のような、純粋アマチュア声楽家(専門教育を受けず、合唱もせず、ただソロで歌っているだけ…って程度の意味です)と言うのは、案外、少ないのかもしれないなあ…なって思ったりしました。

 さて、自分たちの時間になったので、音出しに行きました。音出しは、ホールのすぐ前にある音楽室です。ここは以前、アマチュア歌劇団を主催していた時に、よく練習会場として使っていた場所で、勝手知ったるなんとかだったりします。

 この音楽室は…今回の本番会場と違って、とても歌いやすい部屋なんです。決して響きが多いとは言えないけれど、それでも目で見た広さと、音響的な広さが一致していて、割と歌いやすいのです。

 さて、部屋に入って最初にしたのは、声の調整です。響声破笛丸を飲み、たっぷり休憩したと言っても、声が疲れてしまった事は事実です。このままでは、舞台で歌っても、声が1曲持つかどうかって感じです。大切な事は、ノドに負担をかけないように歌うことです。声を意図的に響きの領域に入れて、響きが過剰と思われるくらいのポジションで歌えるように調整してみました。

 ノドの健康のためには、いつもそれくらいの事をやらないといけないのですが、ついつい低めのノドを酷使するポジションで歌いがち(それゆえにいつまで経ってもノド声なんですわ)な私です。ほんと、これは悪いクセだよね。

 声を高いポジションに設定して…それでも声の消耗を防ぐために、声出しは本当に声出し程度にして、軽く調整する事にしました。

 ゲネプロで歌った曲はやらない事にして、まずは「Mattinata/マッティナータ」を合わせてみました。この曲は、声が消耗するので、私的にはあまり歌いたくない曲なのですが、テンポの揺れが激しい上に、私の気分でガンガン曲調が変わってしまう曲でもあるので、ピアニストさん的には何度も合わせておきたい曲のようでした。ですから、私が真面目に一回だけ歌って、後は、鼻歌やファルセットで歌いながら、ピアノと合わせる…と言うのをやりました。妻は妻で「ヴィリアの歌」を一度だけ歌いました。結局、声出しだったにも関わらず、時間の大半はピアニストさんのピアノ練習の時間となりました。

 指は声と違って減らないからね。何度も何度も、直前であっても、練習したいものみたいです。

 で、時間になったので、再び会場に戻って、自分たちの出番を待つ我々でありました。
 では今回も音源を貼ります。今回は本番2曲目の、レオンカヴァッロ作曲の「Mattinata/マッティナータ」です。

 足りない声で必死に歌っているのですが、それは音源を聞いても…たぶんバレバレですよね。最後の高いAなんて、ほとんど怒鳴り声だもの。自分でも「やっちまったなー」って思ったくらいです。ダメだよね、歌では叫ぶのはアリでも、怒鳴るのはナシだよね。結果として、実力相応な仕上がりとなりました(ああ、穴に入りたい…)。

 それにしても、キング先生のところにいた頃は、本番の出来は、たいてい練習を上回っていたものだけれど、今は、本番は練習通りに歌えれば上出来で、大抵の場合、練習ほどには歌えなくなりました。奇跡が起こらなくなったと言うか、博打に負けるようになったと言うか、つまり本番に弱くなった…と言えるのかもしれません。

 ちょっと残念だな。

 続きはまた明日。

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2017年10月16日

2017年クラシックコンサートで歌ってみた その3 お昼は牛丼でした

 ゲネプロを終え、ひとまず解散して昼食を食べに出かけた私でした。

 いやあ、ノドが痛い。声が無くなりました感がマックスです。そもそも、前日に1時間ほど歌っていて、声に余力が無かったところへ、あの会場で不安にかられて力任せに歌ってしまった事もあって、ほんと、声なんて無くなってしまいました。

 どうしたら良いか…と善後策を考えながら、昼食を食べにいきました。勝負メシは…牛丼です。いやあ、会場の一番近くにある食べ物屋が牛丼屋だったからね。今の私、長距離なんて歩けない人だから(へへ)。

 牛丼は、肉増量+生タマゴ+しじみ汁で、タンパク質マシマシにしました。とにかく、減ってしまった声の回復には、まずはタンパク質補充でしょ?

 で、牛丼を食べながら思い出したのは…ゲネプロの様子を録音していたのに、その録音機を録音状態のまま、回収し忘れてしまった事です。あらら、やっちまったぜ!って感じで妻に話したのだけれど、妻はニコニコしながら牛丼を食べ続けるので、仕方なしに、脚の不自由な私が食事を中断して録音機の回収に向かいました。ううむ。

 会場は第一部の子どもたちのピアノ発表会が始まるところで、舞台の上には、本日出演予定のお子様たちがズラリと並んで挨拶をしているところでした。会場は…なんと満席。立ち見の人もチラホラいる状態でした。このクラシックコンサートって、3部構成で、第1部は、某ピアノ教室の発表会で、第2部がオトナの器楽演奏、第3部がオトナの声楽発表会となっていました。

 満席なのは…やっぱり子どもたちの集客力ってすごいな。で、私の録音機ですが…無事にありました。よかった。それにしても、立ち見の人もいるのに、録音機だけで一人分の座席を占拠していたわけで、申し訳ない気分になりました(ごめんなさい)

 すぐに録音機を回収して、牛丼屋に戻りました。妻は相変わらず、美味しそうに牛丼を食べていました。全く…。

 食事を終えて、声の回復のために響声破笛丸を飲んで、楽屋に戻りました。声出しの時間までは、おとなしく休憩です。和室である事を良い事に、畳にゴロ寝でリラックスです。楽屋が和室…と聞いて、最初は戸惑った私でしたが、ゴロ寝でリラックスできるのは、和室の特権です。洋室だと、ここまでのリラックスはできません。ただ、リラックスは良いのだけれど、決して寝ないように心がけました。寝てしまうと、声まで一緒に寝てしまいますからね(くわばらくわばら…)。

 楽屋は基本的に私一人です。時折、ギターアンサンブルの人やバリトンさんが出入りしましたが、彼らは彼らで忙しそうです。

 バリトンさんから「本番まで時間が余って、手もちぶさですね」と言われましたが「本番までやる事がたくさんあるから、そんなに暇じゃないですよ」と答えました。確かに私的にはやる事がたくさんあるわけだし、今だって積極的に休憩を取っているのだけれど、端から見れば、暇持て余してゴロ寝しているわけだし、バリトンさんとしては、おしゃべりのきっかけが欲しかったのかもしれない…と今は思うけれど、その時は、私は私なりに余裕がなくて、ちょっとぶっきらぼうになっていました。いかんね…。

 でも、おしゃべりしちゃうと減ってしまった声が回復しないからね。楽屋じゃあ無言が一番…同じアマチュア歌手なら、そこんとこ分かって欲しいなあ…と思いました。

 とにかく、1時間ほど横になって休憩をしてから、起き上がって、iPodを取り出して、本日歌う曲のカラオケを聞きました。カラオケを聞きながら(楽屋で声を出すわけにはいかないので)頭の中で歌って歌詞の確認しました。

 それからタキシードに着替えると、ちょうど第3部の開始時刻となりましたので、会場に入って、他の出演者方の歌を聞きながら、自分たちの声出しの時間を待つことにしました。

 さて、ここで音源を貼っておきます。本番で私がトスティ作曲の「Tristezza/悲しみ」を歌っている音源です。これが本番の1曲目だったわけです。色々あっての歌唱なのですし、あれこれ欠点もアラもありますし、何より声のコントロールにばかりかまけて音程が甘々なのが、自分でもイヤになりますが、それでもまあいい感じに歌えていると思います。今の私の歌唱力は、まあこんな感じです。

 私の歌はこんな感じですが、ピアニストさんがいい感じでしょ? このピアニストさん、アマチュアさんなんですよ。アマチュアでもこれくらい弾ける人で、下手なプロよりもずっと上手だし、歌いやすいピアノを弾いてくれるんですよ。私がクラシックコンサートに出演し続けられるのも、このピアニストさんがいるからです。ほんと、ピアニストさんには感謝してもし尽くせません。

 続きはまた明日。

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posted by stone at 03:30| Comment(2) | 録音音源付き記事