2021年01月27日

新年一発目の声楽レッスンに行ってきました

 まずはハミング練習からです。腹圧をしっかりと高め、響きをしっかりと目の辺りに持っていくのです。それが今現在の正解です。それにしても、腹筋を酷使します(汗)。

 もうすでに花粉が飛んでいるようで、花粉症の症状が私に現れ始め、ノドが少々腫れ始めています。ノドが少々腫れていると、実は声には良くて、良い声が出やすいのですが、調子に乗って声を出していると、あっという間に声が消耗してしまいます。そもそもノドが腫れているのは体調的には良くない事なので、やはり自分をセーブしながら歌わないといけませんし、ノドの腫れが今よりもひどくなれば、歌う前にノドがやられてしまうのだから、自分をセーブする事は自分を守る事にもつながります。

 まあ、ノドが腫れていようが腫れていなかろうが、声は全力で出してはいけません。常に余力を持って、軽く発声していきます。そうでないと、声って簡単に無くなってしまうからね。

 発声練習です。同じ音形のフレーズを少しずつ音程を上げて歌っていくのが発声練習の常ですが、高い音程になった時に、声を被せていくのは結構な事なのだけれど、あまり低い音程で声を被せてしまうのはダメです。具体的に言うと、ミ程度で声を被してはいけせまん。テノールならF♯が理想で、少々低めで声を被せるとしてもFまでが限界で、絶対にEで声を被してはいけません。なるべく声は開いたままで歌えるのが吉なのです。

 …って言われて、私は発声をしていても、今自分がどんな音程の声を出しているかなんて分かんないし、それ以前に声を被せているかどうかなんてのも無意識でやっている事なので、Eあたりで声を被せていても、それは意図的な行動ではないから、ちょっと修正が難しいです。先生に注意されて、ここまでは開いた声で歌い、ここで声を被せる…と言われればできるのけれど、自分でコントロールをして…となると、マジ難しいです。

 声は無意識で被せているなら、意識的にはなるべく声を被せないように、どこまで開いた声で歌えるようにしていくべきなんだろうなあって思いました。それに声って被せちゃうと、もうそれ以上の高音は出づらくなるしね。

 そのために必要なのが…腹圧なわけで、私の場合、すべての問題は“腹圧の弱さ”に起因するような気がします。

 高い音に腹圧が必要…つまり早い息が必要なのは、フルートで考えても当然です。高い音ほど、無意識に早い息で吹いているわけだから、声だって高音になればなるほど早い息…つまり強い腹圧で息を吐かなきゃいけないのだけれど、フルートで必要とされる腹圧と声楽で必要とされる腹圧は、雲泥の差だから、悩むんだよね。クチもノドも開きっぱなしの声楽と、アンブシュアを作ってクチを閉じ気味にするフルートの違いなんだけれどね。 さらに音程を上行していく時に、クチを下に開かずに、上アゴを開いていく感覚をなるべく早く身に着けないと、高音が詰まっちゃうんだよね。

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2021年01月21日

メンデルスゾーンのメロディーは素敵なのです

 声楽のレッスンの続きです。

 今回のレッスンから、メンデルスゾーン作曲のカンタータ「エリア」のアリアに、曲が変更になります。まずは、3番「Zerreißet eure Herzen/汝らの衣ではなく」と4番「So ihr mich von ganzem Herzen suchet/心をつくして求めれば」です。この2曲は連続して歌われるので一曲扱いで学びます。ちなみに、3番がレチタティーヴォで4番がアリアです。フロトーの「M'appari Tutt'amor/夢のごとく」は、別段終わったわけではなく、メンデルスゾーンを学ぶために、一時棚上げ状態にしました。そのうち、また歌います。

 さて、まずはレチタティーヴォである3番ですが、ドイツ語をしっかりとしゃべる事が求められました。私は、ドイツ系の歌に関しては、現代ドイツ語で歌うことを選択しているので、なおさら現代語の響きを強調してしゃべらないといけません。この曲はレチタティーヴォなので、かならずしも(曲のテンポやリズムは)楽譜通りに歌わないといけないわけではありませんので、言葉を明確に発音するためにも、ゆっくりと歌うべきでしょうが、ただ、しゃべる事に集中するあまりレガートを忘れてはいけません。はっきりと滑舌良く歌いながらもレガートを忘れずに…という注文です。

 アリアである4番では“Ö”(“O”の上に点が2つ乗っている字ですが、皆さんの環境ではきちんと見えてますか?)の発音を注意されました。ウムラウトなので、オのクチでエと発音する要領で良いそうですが、これをきちんと発音するように言われました。

 ちなみに“Ö”ですが、女声はかなり苦手とする発音なのだそうですが、私はもちろん男声なので、出来て当然らしいので、一切の容赦はありません。しっかりと発音しないといけないわけです。

 いくら現代ドイツ語の発音で歌うからと言って、英語の発音のようなリエゾンはなるべくしないように言われました。英語はリエゾンするのが当たり前ですが、ドイツ語はよほどの事が無い限り、リエゾンはしないのですが、私はついつい英語の歌のようにリエゾンしがちなのです。ですから、そこはあえてリエゾンしないように気をつけて歌わないといけません…うう、これって案外難しいです。ドイツ語は一つ一つの音をクリアに発音しながらレガートに歌わないといけないので、英語で言うなら、米語ではなく英語の発音感覚に近いのかもしれませんが…私の英語は米語が基本なので、やっぱ難しいです。

 “Gott”の発音について。この単語の発音は、常に強調して歌うべき単語ですが、歌手それぞれで歌い方がかなり違うそうです。ま、信仰との兼ね合いもあるのでしょうね。ですから、この単語が歌詞の中に出てきたときは、きちんと信念を持って、自分の歌い方で歌わないとダメなようです。特に日本人は語頭の“G”を鼻濁音で発声しがちなので、そこは注意です。鼻濁音ではなく濁音でカッキリと発音しないとダメなんですね。これは私も要注意です。“tt”の発音処理に関しては、私のやり方(休符の直前なら次拍の頭、連続している時は、次音の直前ではっきりと発音する)で良いようです。

 ちなみにこのアリアの最高音はA♭なので、高さを意識しないで普通に歌った方が結果が良いようです。「高音だ!」と意識してしまうとむしろノドが締まりがちになるので、普通に中音を発声するような感覚でフワっと歌った方が良いのです。まあ、ドイツ語のアリアなので、高音だからと言って強調する必要もありませんしね。

 とにかく、ドイツ語が苦手という事もあり、時折歌詞に舌が回っていない事もあるので、もっと歌詞をしゃべる練習が必要…かもしれません。それに合わせて、もっともっと歌いこむ練習も必要でしょうね。

 それにしても、メンデルスゾーンのメロディーは、歌っぽくて素敵です。

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2021年01月20日

低音部はむりやり歌わない

 声楽のレッスンに行ってきました。まだ2020年末の話です。

 まずはハミング練習です。息の支えを先行しての発声は…今回はまあまあできていたと思います。で、そのまま発声練習に突入です。

 音階の上昇とともに腹圧を高めていくのは当然として、クチの奥を開く方向を(縦ではなく)上にしていきます。つまり、喉仏を下げて口腔の容量を増やすのではなく、上アゴを上げることで、口腔の容量を増やして歌うわけです。もちろん、ちょっとは喉仏も下げていきますが、それはあくまでも補助的なモノで、メインは上アゴを上げていく事です。そうしないと…ついうっかり声を掘ってしまうからです。深堀りした声はNOですって。

 音程正しく歌うためには、その音程に相応しい息の圧力が必要で、そのためにはそれに伴うだけの腹圧が必要なのは、歌もフルートも同じ事です。歌の場合は、さらに音程に合わせて、上アゴを上げていくことも必要です。つまり、音程に合わせて、楽器の形を変えていくわけです。そこは通常の楽器とはちょっと違うところかもしれません。

 コンコーネ5番です。母音だけで歌っていきます。音程を声と響きの両面から考えていかないといけません。正しい音程に聞こえるように歌うためには、声の音程をジャストにするのは当然だけれど、響きの音程はジャストではダメなようです。響きの音程をジャストな感じにすると、音程は正しくても、聞いた感じはフラットしているように感じるようです。これって、つまり歌声というよりも、話し声に近い感じなのかもしれません。ポップスの…とりわけアイドル路線の歌手で、歌があまり上手くないと感じられる方々が、まさにこんな感じで、彼らの歌だって、声の音程は正しいのだけれど、聞いた感じ、違和感を覚えるのは、響きの音程が同じがむしろ低めになっているからのようです。

 音程正しい声で歌いければ、声の音程はジャストにしつつ、響きの音程は、むしろ高めにするのが良いみたいです。と言うのも、人の感覚として、響きが高い声を好み、響きの低い声には良い印象を持たないから…みたいです。だから、歌う時には響きは、狙う音程よりも常に高く保たないと、正しい音程の歌声として感じてもらえない…ようです。

 ガンバ。

 歌はメロディフレーズで出来ているわけだから、歌う時はフレーズの横の流れを意識して歌わないといけません。レガートに歌うのはもちろんだけれど、常に次の音を意識して歌わないといけません。Y先生曰く「次の音程が見えるように歌う」って事です。具体的に声ではなく、息の流れでそれを調整していかないとうまくいきません。それがうまくできないと、いわゆる“棒歌い”になってしまうようです。フレーズの歌い出しは、その音よりも高い響きで歌い出す事が大切です。いわゆる「音は上から取れ」って話です。

 コンコーネ6番です。こちらは階名で歌ってみました。ここでも響きの高さについて注意を受けました。特に、メロディーがアルペジオになって上昇している部分は、自分で思っている以上に、もっともっと響きを高くしていかないと、声に響きが追いついていけません。低音部(私は低音が高音以上に苦手です)は、しっかりと息を吐きながら、声は薄くなっても、しっかりと息で声を支える事が肝心です。大切なポイントは「声が薄くなっても良しとする」事です。音程が低くなって、声が弱くなったからといって、むりやり声を強くしてはいけないって事です。

 低音部で無理やり声を強くすれば、一時しのぎ的に声の響きは確保できるけれど、それはエセバリトンな声であって、私のノドには無理な負担がかかっていくわけです。それは避けるべき事であり、歌は自分の声で歌うべきものであるから、なるべく負担を減らして、楽に歌えないといけません。

 私の場合は、五線譜(ト音記号)の下にはみ出すような音は、あまり声にはなりません。それまでの声と比べると、急にボリュームは下がるし、スカスカな声になります。で、それは自分でもイヤだし、そこをしっかり歌えないと、普通の曲は歌えないわけだから、無理して踏ん張って声を出してきましたが、それを続けていく限りは、私は“テノリトン”とか“バリノール”からは脱却できないわけで、テノールとして立つならば「自分の声は低音部では薄くてスカスカになるしかない」という自覚を持って、それを受け入れていくしかないのです。頑張って、柄にもなく、作り声で低音を出しちゃあダメなんですね。 というわけで、5番は今回で上がりです。次回のレッスンでは、6番と7番になりました。

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2020年12月17日

必要なのは息の鋭さ

 さて、声楽のレッスンの続きの続きです。曲の練習です。フロトー作曲の「M'appari Tutt'amor/夢のごとく」です。

 例によって、最後の高いAとかBのところまでは問題無しです。いや、真ん中のスイッチがうまく押せてないという指摘はたびたび受けましたが…もうレッスンも後半なので、私の意識どおりに筋肉が動かないだけで、私が怠慢をかましているわけではないのです。やはり、必要なのは筋力、腹筋周りの筋力なのです。

 今回、重点的に注意されたのは、高いBの発声です。この部分の歌詞は“Si!”なので、子音の発声を見てもらいました。

 コンコーネの階名唱でも“Si”の発音は散々やりましたが、今回もこの“S”の発音で注意を受けました。結果を言っちゃうと、私が高いBを苦戦している理由の一つに、この部分の“S”の発音がダメなのです。

 高いBを“i”の発声で歌うのは、実際男声にとっては難しいです。まだ“a”とか“e”とかで歌う方がマシなくらいに難しいです。だからこそ、子音を利用して発声しないと歌えない…ってわけです。

 “L”等の有声子音ならば、子音の音程を高いBまで持ち上げてから母音を発声するという方法がありますが、“S”のような無声母音の場合は、子音の音程を上げて…というやり方ができません。

 ではどうするのか?

 実は“S”の場合は、“S”を発声する時の息の速度が音程によって違うのです。これはフルートで考えてみれば分かりますが、フルートならば低い音域の音はゆっくりとした息で吹き、高い音域の音は鋭い息で吹かないとダメですよね。同じ運指でオクターブを吹き分けるのは、専らフルートに吹き込む息の速度なわけです。

 “S”の子音の時は、そんなフルートと同じような状況なのです。高い音を出したければ、息を鋭く吐かないとダメなのです。ま、声帯だって笛の一種だからね。

 ううむ、そんな事に気が付かなかった私はアホだね。確かに言われてみると、そうかもしれません。しかし実際問題としては、高いBを目の前にすると、無意識に臆してしまい、息が弱くなって緩くなってしまっていたのは確かです。息を鋭く吐くためには、メンタルを強くしないとダメかもしれません。

 そんなわけで、ひとまず“S”を発音する時の息の速度を上げてみました。一度や二度の試みでは、全然足りません。自分でかなり速い息を吐いているつもりでも全然足りません。「ええ? こんなに鋭く吐かないとダメなの?」と思うほど吐いてみて、ようやく高いBが発声できました。

 こりゃあ、練習でできても、歌になると厳しいかも。だって、歌っている時は、ヘトヘトの状態になって、やっとこの部分にたどり着くわけで、そんな状態でこんなに鋭く息を吐けるのか…と言えば、頭を抱えちゃいますよ。いやあ、やっぱりプロはすごいなあって思うわけです。

 歌に関しては、筋力も不足しているけれど、スタミナも不足していると思い知らされたわけです。

 高音発声は…力づくじゃダメだけれど、筋力が無くてもダメみたいです。パワーは不要だけれど、必要なパワーは必要ってわけで、カラダが歌手になっていないとできないみたいです。私にはまだまだ難しいです。ううむ。

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2020年12月16日

どうせバカなんだから…

 声楽のレッスンの続きです。

 コンコーネです。最初は5番を階名で歌います。今回言われたのは、イタリア語の階名で歌うことです。つまり「ドレミファソラシド」ではなく“Do Re Mi Fa Sol La Si Do”です。特に気をつけないといけないのは、日本語とはかなり違う“Sol”と“Si”です。うっかりカタカナの“ソ”とか“シ”とか言ってはいけないのです。特に“シ”と“Si”は似ていても子音が違うわけで、子音の違いは影響大きいのです。

 日本語の“シ”の子音は息漏れ音が基本で流れる感じの子音ですが、イタリア語の“Si”の子音は息を貯めて圧縮してから摩擦させる子音ですから、違うんです。特に冒頭部の息を貯めるか貯めないかは大きく違い、歌う時は“Si”の息を貯めて圧縮する事を利用して響きを上に持っていけるので、是非是非イタリア語で歌う事が推奨されるわけです。

 階名唱の次は母音で歌います。“ア”で歌いました。

 “ア”と言っても、実は色々な種類の“ア”があります。明るい“ア”、暗い“ア”、開いた“ア”、閉じた“ア”、“オ”に近い“ア”、“エ”に近い“ア”。またそれらの中間的な性質を持った“ア”や複数の特徴を持った“ア”など、ほんと、同じ“ア”と言っても色々あるわけです。そこで、母音で歌う時は、音符毎に“ア”の発音を変えると歌いやすいと言われました。

 息の流れもそうだけれど、とにかく歌の時にダメなのは、留まる事であって、推奨されるのは動く事であり流れる事なのです。だから、息も声も常に流れ続け変化し続けていかないといけません。

 私はこの動き続けるというのが苦手です。どちらかと言えば、下腹に力を入れて腹筋を固めて歌う方が楽なのだけれど、これはノドを痛めやすいのでダメと言われています。とにかく、息も声もカラダも固めちゃダメなのです。

 いっそ歌っている時は、どこかカラダを動かしているくらいの方が良いようです。

 次は6番です。やはり最初は階名唱です。今度は真ん中のスイッチを意識して歌います。ロングトーンの時は、息をグルグル回しながら歌います。ほんと、大変。母音でも歌ったら、また5番に戻ります。

 苦手の低音をどう歌うか…です。色々な歌い方がありますが、大切な事は、音程が下がっても響きを落としてはいけない事です。それをどうやるかで…今までは低音になる時に、声を被せて閉じ気味にして歌っていましたが、これがどうにもやりづらいのです。で、音色は悪くなるけれど、今まではとは逆に、声が低くなる時に声を開けて歌ってみました。バカっぽい声になりますが、どちらかと言えば歌いやすい感じがします。

 格好良いけれど大変な閉じた声で低音を歌うべきか。バカっぽいけど楽に歌える声で低音を歌うべきか。ここは大いに悩むところですが、ひとまずバカでやってみようと思いました。どうせ、テノールなんてバカとしか思われていないのだから、バカっぽい声でも良しとしようと思いました。

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2020年12月15日

真ん中のスイッチ

 声楽のレッスンに行ってきました。

 まずはハミング練習からです。息をしっかり支える事と、ノドを開く事。この二つができると、響きが高くなります。ハミングを“鼻”歌としてしか感じられないようならば、まだ支えが弱く、響きの位置が低いのでしょう。今の私は、しっかり息を支えると、響きの位置が目の辺りに来ます…というか、目の辺りに来るまで頑張ります。

 これは息を支える事にも関連しますが、息はしっかりと流さないといけません。息は声に先んじていなければいけません。まず息が流れはじめ、安定した流れになってから、声を出します。通常の会話での発音のように“微妙に息が早い”程度ではいけません。常に明らかに息が先行していなければいけません。そうでないと、しっかり支えられた声にはならないのだそうです。

 さらに言えば(ハミングでは子音は使いませんが)言葉を発声するなら、母音よりも子音が優先していなければいけません。日本語は子音と母音がほぼ同時に発音されますが、クラシック声楽ではヨーロッパ言語で歌う事もあり、子音が先で、その上に母音を載せて発音します。

 一番最初に息を流し、息がしっかり流れたら、それに乗せて子音を発声し、その子音を利用して、その上に母音を乗せて発声する…のです。難しいね。

 発声練習です。今回のレッスンで学んだのは“真ん中のスイッチ”って奴です。

 真ん中のスイッチとは…感覚的には胃袋の下あたりに下向きに設置されている早押しボタンのようなスイッチで、そのスイッチを腹筋で下から突き上げるようにして押すのです。分かりますか?

 で、このスイッチを、フレーズの最高音の一つ手前でグイって押すのです。で、押し続けてフレーズを歌い終わり、一度リセットしたら、次のフレーズの最高音の一つ手前でグイって押すのです。いやあ、大変よ。

 だから、最高音の手前の音と、最高音では声色は同じでも響きが変わります。真ん中のスイッチが押される事で、響きの位置がグンと高くなって、響きもきらびやかになります。これはどんな音型でもどんな音域でもそうなります。

 ただ、私的にはかなりハードな動きになりますので、レッスンの前半早々には腹筋が疲れきってしまい、ほぼ動かなくなりました。ダメじゃん。

 どうも腹筋に求められるのは、ダンサーのような軽やかに動く筋肉のようで、格闘家のような力強さは求められていないようです。パワーよりもスピードですし、力強さよりも軽やかさのようです。…どちらも自分には遠いなあ。

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2020年12月03日

フェイスガードをしていないオペラの舞台を見に行きたいなあ

 声楽のレッスンの続きの続きです。さて「M'appari Tutt'amor/夢のごとく」です。この歌は発声に良いらしいので、未だに歌ってます(別に嫌ではありません)。

 なるべく軽い声で歌う事。息よりも高く、声を出す事。感覚的には、息の上に声が乗っかる感じで歌うと良いみたいです。

 高い音程になると、声が開き気味になる傾向があるので、十分に注意する事。声が開くぐらいなら、むしろ閉じていった方が良いので、高くなるほど、声を閉じていくつもりで歌って、ちょうど良いのかもしれません。

 高いAは、子音を利用して、なるべく楽に出す事。高いBは(まだ私では)子音を利用するだけでは難しいので、いっその事、母音を変えて( i -> e )歌っても可との事です。いやあ、最後の高いBは本当に難しいのよ。

 ああ、歌って、難しいですわ〜。

 さて、昨今、私は老犬ブログにも書いてますが、コロナ対策オペラを目にする事が多いです。今のオペラ界では、こんなコロナ対策オペラばかりなのでしょうか?と、ちびっとグチったところ、決してそんな事はなく、オペラカンパニーごとに、色々と頑張っていますよという話を聞きました。

 帝国劇場でのミュージカルのように、オペラ公演でも、万全の体制で通常の演出のまま公演しているオペラも少なからずあるようです。ううむ、そういうオペラを見に行きたいです。

 その手のオペラ公演では、オペラのリハーサル等は常に歌手の皆さん、マスク着用で、マスクしたまま歌うのだそうだけれど、これがとっても苦しいんだそうです(そうだろうなあ…)。で、PCR検査をして、ゲネプロ以降はマスクを取って、通常のスタイルで歌うのだそうです。もし、この段階で、PCR検査の結果、出演者やスタッフの中から陽性反応者が出たら…この公演そのものがポシャっちゃうわけで、ううむ、リスキーだね。その後も、公演の節目節目でPCR検査をしていって、安全を確認しながらオペラ公演を続けていくのだそうです。

 先生もその手の公演に参加した事があるそうで、もう何度も何度もPCR検査を受けたんだそうです。そういう意味では、オペラを始めとする舞台公演は、PCR検査を頻繁に行っているようですから、今の時代、観劇はむしろ安全なのかもしれませんね。あ、舞台が安全でも客席が安全とは限らないか。

 ちなみに、オペラ見るなら、今がチャンスなんだそうです。と言うのも、今は補助金が潤沢に出ているので、どの団体も公演しさえすれば確実に黒字になるので積極的にオペラ公演をしているのだそうです。ちなみに、この補助金は、そろそろ打ち切りの予定みたいです。で、補助金が打ち切られてしまうと(会場の半分程度しか客が入らないと)今度は確実に興行利益が見込めなくなる(つまり赤字公演になる)ので、オペラを始めとする舞台公演は、当面の間寂しくなるそうなのです。まあ、お金がからめば、そうなるよね。オペラ関係者も霞を食べて生きているわけじゃないでしょうからね。

 でもでも、フェイスガードをしていないオペラの舞台を見に行きたいなあ…と心が動く私でありました。問題は…そんな時間をなかなか捻出できないって事かな。

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2020年12月02日

声は軽やかに…ね

 声楽のレッスンの続きです。まだまだ発声練習は続きます。

 クチを縦開きにする事が大切です。私は、まだまだ無意識ですが、クチを開こうとすると横に開いてしまうようなのです。なので、クチは縦開きです。無意識にクチを開くと横開きになってしまうなら、常に意識的にクチを縦に開くようにするだけです。でも、これが難しいのよね。

 さらに出来れば…クチを縦に開いた時に、ノドは下ではなく、上に開くように心がける事も大切です。上アゴを開く感覚です。これも私には難しい。

 さらにもう一つ。声は高い音域でも低い音域でも、同じ声色で歌い続けること。これも難しい。まあ、高音はあるところ以上でピヤッと音色が変わるけれど、これはアクートへの道筋だから、まあよしとします。私にとっての問題は低音の方かな? うん、低音は難しいね。ほんとは難しい。気を許すと、声が胸に落ちてしまいます。でも、それはダメ、絶対にダメ。いやあ、難しいです。

 さて、コンコーネです。常に腹筋を動かし続けるのです。決して、腹筋を固めてはダメです。腹筋を固めたら、負けです。常に動かし続けます。いや、腹筋に限らず、カラダは常に緩めておくこと、固まったり、硬くなったりはダメです。リラックスしながら歌うのが肝心なのです。

 息の支えは早め早めに、クチの開きも早め早めに。声の音程が変わる前に、息の支えやクチの開きは、すでに次の音程のモノになっていないとダメなのです。つまり、歌い始めたら、声は常に次の音の予感をさせながら歌っていかないとダメって話です。いやあ、難しいね。

 音程はカラダの色々な箇所で作る事が可能だけれど、ここでは腹圧と息のスピードで作るようにします。決して、ノドで締めたり、声を落としたり、胸を固めたりとかで作らないようにする事。

 声は軽やかに、音程は高めに…が、お約束だよ(笑)。

 階名唱で歌う時は、子音を存分に利用して歌うこと。子音が有声音の時は、子音の音程を次の母音の音程にまで上げてから歌うこと。その際、音程を上げるためにノドの開きを活用すること。子音が無声音ならば、次の母音に必要な息の速度にまで上げてから歌うこと。(階名唱には無いけれど)ア行のような子音が無いケースでは、mやnなどの子音を付け足して、あたかもハミングから歌い出すような感じにして、子音の音程を先達として歌います。そうやって、子音を活用して歌う事が大切です。

 だから、コンコーネも階名唱で歌うよりも、母音だけで歌う母音唱法の方が、ずっと難しいわけです。百人一首などの歌詞を付けて歌えば、さらに簡単に歌えるようになるわけです。歌詞一つで難易度が変わるというのも歌の特徴だね。

 次回から6番に挑戦します。

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2020年12月01日

鼻の通りは良いのです

 声楽のレッスンに行ってきました。まずはハミング練習です。

 常に息を流し続ける事を意識付けるようにしました。しっかりと息を支えて、鼻腔にもたっぷりと息を流し続けます。ハミングなのでクチを閉じています。ですから、息の全ては鼻腔に流れます。しっかりと息が鼻腔に流れ込み、鼻から息が常に出ている状態で声を出します。

 これは割と快適。問題ないです。と言うのも、ここ数年、鼻の通りが抜群に良いからです。鼻の通りが悪いと、ハミングって、案外不快なんですよね。

 実は、キング先生時代の私は、ハミングが不快でした。まあ、キング先生はあまりハミングをやらなかったので、不快な行いであっても我慢できたので、まあ良しです。

 なぜ、あの頃、ハミングが不快だったのかと言えば…原因は色々ありますが、その一つに、あまり鼻の通りが良くなくて、私自身の状態も良くなかったというのがあります。鼻呼吸は出来ていましたが、常に両側の鼻が快適…であったわけではなく、かろうじて鼻呼吸が出来る程度で、鼻が完全に詰まる事はありませんでしたが、すかっと抜けが良かったわけではありませんでした。まあ、たいてい、片側の鼻は詰まっている事も多かったです。

 なので、あの頃にこれを求められていたら、ちょっと厳しかったです。

 今は…なぜか鼻の通りが快調です。数年前からこれは感じていました。私はアレルギー性鼻炎の持ち主なので、生まれてからキング先生時代まで、鼻は不調なのが当たり前だったのですが…Y先生に習うようになってから、鼻が快調なのです。もちろん、アレルギー体質が治ったわけではなく、花粉の時期になれば、鼻が腫れてしまうのですが、それ以外の季節はほぼほぼ快適なのです。

 なぜでしょ?

 とりあえず、今は快適ですよ。で、鼻の通りが良いから、ハミングは快適です。

 さて、発声練習です。発声練習でも息をたっぷりと流して、鼻腔からも常に息が流れるようにします。で、これが出来るのかと言えば、Noですよね。クチを開けて歌うと、息の大半がクチから出てしまいます。鼻腔にはほとんど行きません。ダメじゃん。

 で、そこで頑張って息を鼻腔に送ろうとしても、なんか感覚的に難しい(涙)。つまり、鼻腔にうまく息が流れていかないのが、今の私の問題点…って事でしょうかね。ううむ、鼻の通りは良いのだけれどね。

 さて、次の課題です。息を支えて腹圧を高めてから、声を出す事を意識します。声を出すと同時に息を支えようとしたり、腹圧を高めようとするのでは遅すぎるのです。声を出す前に息を支えて腹圧を高めておかないといけません。でも、私は発声と同時に腹筋を動かす癖があるので、とにかく動作が遅いわけです。

 つまり、歌い出しの時に声がしっかりと支えられていないのです。では、歌い出しの時は、腹圧ではなく、何が声を支えているのかというと、どうもノドなのです。ノドの力で声を支えているようなのです。つまり、喉声? ノドをちょっと強めに締める事で、声を支えているみたいなのです。

 実はこれをやってしまうと、音程が微妙に下がります。そりゃあ、ノドを締めるって事は、ノドに力が入るわけで、力が入れば声帯が固くなるわけで、固くなれば振動しづらくなるよね。で、音程が下がるわけだ。うむ、実に論理的な説明だ(笑)。

 腹圧が弱く、声の支えも遅いので、ノドの力みがしゃしゃり出て、それでフラットシンギングになってしまっているようなのです。

 でもね、ノドが全く締まらなければ、声帯は振動しないので声は出ません。要は、軽い力で軽く軽くノドを柔らかく締める事が肝心であって、力を入れすぎてノドをガチガチにしてはいけないわけです。だから、ノドに余計な力が入らないように、しっかり腹圧でノドを支える事を考えないといけないわけです。

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2020年11月11日

今が、次のジャンプへ向かって力をためている最中ならば、本当にうれしいことです

 声楽のレッスンの続きの続きです。

 長い長いコンコーネのレッスンが終わったら、ようやく歌に入ります。歌は、フロトー作曲の「M'appari Tutt'amor/夢のごとく」です。

 この曲は、歌うのに結構苦労します。最後の数小節を除けば、基本的に歌う事自体には苦労がありません。その代わり、徐々に疲労がたまっていき、しんどくなっていくのです。昔なら、途中で声が無くなってしまっていたと思いますが、さすがに最近の私では、この程度の曲で声が無くなる事はありませんが、それにしてもしんどいはしんどいのです。

 それが今日は、嘘のように楽に歌えたのです。これだけしっかり発声とコンコーネをやったおかげなのでしょうね。クチから声がほとばしるかのように、楽にバンバンと歌えちゃいます。自分でもびっくりしちゃうくらいなのです。

 難しい高いAやBも、“LO-O”で軟口蓋を上げていくやり方で歌っていくと、高いAは確実に出せるようだし、高いBも声がひっくり返る事もないし、博打の勝率が上がります(笑:この曲の高いBの発声はとっても難しいと思います)。

 とにかく、声は押しちゃダメです。高い響きで楽に歌います。高音域は、声帯を引っ張るのはもちろんですが、軟口蓋を上に上げる(上アゴを開いていく)事で、歌っていくと、かなり世界が変わっていきます。

 私自身の自覚はあまり無いのだけれど、先生がおっしゃるには、発声面に関して、今の私は階段を一つ登っている最中なんだそうです。この調子で、あと少し前に進むと、また一段高みに登れるようなのです。

 「自分で、分かりますか?」

 困った事に、分かりません(笑)。

 ただ、軽く歌うってのが、勢いの問題ではなく、声の響きの場所の違いだなって分かり始めたところだし、その響きの高い低いって、リアルに頭蓋骨の中のポジショニングの高い低いであるんだなあって思うようになったし、ちょっぴりずつだけれど、歌う時に自然と腹筋が使えるようになってきたなあって感じているし…そういう細かな小さな事が分かってきたり、出来るようになってきたのは事実です。それらの積み重ねで、アマチュア歌手として次のステップへ登っていけるのなら、それはとてもうれしいことです。

 なにであれかんであれ、この歳になっても、まだまだ成長とか上達とかが可能であるなら、それは天にも昇るほどの喜びなんです…ね。

 今が、次のジャンプへ向かって力をためている最中ならば、本当にうれしいことです

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